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オイ!!オバさん

おいおばさん

『月刊少年チャンピオン』にて2011年5月号から2015年5月号まで連載されていた、いづみかつきによる漫画作品。
目次 [非表示]

概要

大泉学園町を舞台に主人公が同い年である自分の叔母や彼女の知人達と繰り広げていくコメディ作品。


あらすじ

高校に進学した沢田透は、入学早々同い年で実の叔母にあたる安宅菅子と同居することになる。

色々と複雑な過去と秘密を持つ「オバさん」とっ子、同級生や「オバさん」の元知人等が絡むスリリングな日々が始まるのであった。


登場人物

登場人物や必殺技の名前は、「安宅家の人々」や「真珠夫人」、「牡丹と薔薇」等といった昼ドラから取っている。

主要人物

沢田 透(さわだ とおる)

主人公。東京都在住。複雑な家庭事情から、両親や親戚が構ってくるのを何とか避けている複雑なお年頃。一時は母から受け継いだと思われるヤンキーの本能を目覚めさせ、自分に絡んだヤンキー達を威圧した事もあった。

菅子と同級生になってから色々振り回されているが、登場人物の中では最も常識人にして、一番のツッコミ役(しかし時に腹黒い一面を覗かせるようになる)。


安宅 菅子(あたか すがこ)

母(透の祖母)が50歳の時に生まれた透の母方の叔母。透と同い年であるせいか、幼いころから一方的に透に好意を抱き、自分の通っている学校をサボっては透に会いに来ていた。

中学卒業までは千葉県在住で、かつてはメドゥーサと恐れられ、不良少女の悪名を轟かせていた千葉最強のヤンキーだった。

普段は明るく、学園のアイドル的存在だが、透以外に「オバさん」と呼ばれる(あるいは親友が呼ばれた場合も含め、それを連想するような言葉を耳にする)と、激怒してその相手を血祭りに挙げていく。しかしオッさんと呼ばれるとオバさんと呼ばれた時とは違い、バーサーカーの如く大激怒して、その相手を惨殺してしまう(記憶喪失になったときも同様)。


持田 愛(もちだ あい)

透の中学時代からの同級生で、透が恋心を抱いている相手。三度の飯より他人の恋愛話が大好きで、透と菅子が恋人同士だと誤解している。後に菅子が元ヤンだったことを知るも偏見することなく、その後も変わらずに友達付き合いをしている。また、中学時代から透をパシリに扱っていた野口のことを軽蔑しており、高校で再び透をいじめようとした野口を叱りつける等、強い正義感も併せ持つ。


日下部 奏(くさかべ かなで)

菅子の中学時代からの不良少女仲間。口元のアヒル口がコンプレックスだが、口元をマスクなどで隠すと金属バットで相手を再起不能になるまで殴打する凶暴な人物に豹変する。

必殺技は神呪布刃(しんじゅふじん)


大泉学園高校

秋山 唯(あきやま ゆい)

透や菅子とは同級生で、学級委員。警察官の父親に憧れ格闘技にも没頭し、その影響でルールを守ることには厳しい。甥のむーたんを溺愛しており、甥の前だと普段の厳格な性格とは考えられないくらいにデレデレになるクーデレ。菅子とは甥に関する話題で意気投合し、「オバ友」として友情が芽生え、菅子と共に圧倒的なパワーでむーたんをいじめた不良たちをぶちのめしたことも。

実は菅子より戦闘能力が高く、記憶喪失になった彼女を一度は倒したものの、記憶を取り戻すまでには至らなかった。


足立 紅子(あだち べにこ)

菅子が中学時代に何度もしつこく喧嘩を挑まれた不良少女だが、菅子相手に勝ったことは一度もない。

あるきっかけで透に一目惚れするが、色々空回りし、想いを伝えられない不憫かつ残念な美少女

表向きは完全無欠なお嬢様としておしとやかに振る舞うが、性格は極めて残忍かつ腹黒い。

2年生に進級したとき、三上に「最高のマネージャー」として気に入られ、最後は彼と一緒にアメリカに行ってしまい、透にアプローチする機会をなくしてしまう。


花沢 ぼたん(はなざわ ぼたん)

菅子達の後輩。大きな丸眼鏡が特徴の眼鏡っ娘で、菅子達からは「ハナちゃん」と呼ばれている。

中学卒業までは神奈川県在住。普段は何もない所で転ぶ程の天然ボケかつドジっ子だが、中学時代は「黒バラのぼたん」と恐れられる神奈川最強のヤンキーで、千葉最強のヤンキーのメドゥーサと並んで不良少女の悪名を轟かせていたが、ぼたん本人はヤンキーとしての自覚はなかった。

表向きでは笑顔を振る舞うが、眼鏡を外してしまう(または何らかの理由で外れてしまう)と、好戦的な性格に豹変し、色気を見せつけ、相手を誘惑しながら血祭りに挙げていく(壇蜜がモデル)。ちなみによく転ぶのは、眼鏡の度が合っていないから。


佐倉 桜子(さくら さくらこ)

菅子の中学時代からの不良少女仲間で、かつては「アシュラ」、「さくら心中」の悪名を持ち、メドゥーサと共に恐れられる最強のヤンキーだった。

中学2年生までは京都府在住で、その翌年に千葉に引越したが、自分と対等な強さを持つ相手が見つからず、ずっと孤独の身であった中で菅子とタイマンを張り、人生で初めて負けたことで仲間入りを果たした。

普段はおしとやかに笑顔を振る舞うお姉さんのような存在だが、メス豚の一面があり、鼻血を噴き出すこともある。何より友達思いな性格で、友達や自分の大切な人を傷付けられるとメドゥーサをも上回る怒りを爆発させ、相手を血祭りに挙げていく。三上のことが大好きで、三上絡みの妄想で鼻血を吹き出すことが多い。

引退した菅子の行方を追い、マナと共に大泉学園町にやってきたが、菅子と相対して一時は圧倒するものの、逆に菅子から諭されて改心、後に菅子達と同じ高校に転校してきた。


志村 マナ(しむら マナ)

菅子の中学時代からの不良少女仲間で、桜子とは常に行動を共にする。

金髪ツインテール小柄な容姿の少女だが、言動はどことなく恐ろしい。不良少女時代はかなりの肥満体型で、「ブタ志村(当然本人はその呼び名を嫌がっており、「姫志村」を自称する)」と呼ばれていたが、喧嘩に明け暮れて減量し、現在はスリムになった。後に桜子と共に改心して、菅子達と同じ高校に転校してきた。


その他の生徒

三上 祐樹(みかみ ゆうき)

野球部のエースで、女子から人気を誇るイケメン。菅子に一目惚れするが、どういう訳かパンツ一丁→全裸で菅子にアタックするなど、変態と化しているも、女子からモテる事に変わりはなく、桜子に恋心を寄せられているが、彼女の想いには気付いていない様子。

最後は菅子に思いを伝え、ヘリコプターでアメリカに渡って行った(しかし、その際にヘリコプターのドアが落ち、菅子を記憶喪失にしてしまう)。


竜崎(りゅうざき)

自称「四天王」。多数の部下を引き連れ、下級生を恐怖で支配している不良。過去にメドゥーサにやられて以来、彼女を恨んでいる。一度菅子に敗北したと同時に、彼女がメドゥーサだということを突き止めるが、その直後、菅子を捜していた奏に敗れる。その後は山篭り修行で力をつけたが、やはり菅子にはかなわず、敗北。10ヶ月も学校を休んでいたせいで、そのまま留年する羽目になったが、本人は「また闘える」と特に気にせず、喜んでいる。また、どこか中二病なところがある。


野口(のぐち)

透の中学生時代のクラスメイトで、透をパシリとしてこき使っていた。中学時代のクラスメイトだった愛に好意があったが、愛本人は透をいじめる野口を以前から軽蔑していた。

高校で透と再会し、偶然傍に居合わせた菅子を気に入るも無視され、透が野口にいじめてられてた事を知って怒った菅子の気迫に圧倒され、苦し紛れに彼女の前でメドゥーサの名を騙るも、メドゥーサに恨みを抱く竜崎に絡まれ、偽者だとすぐにバレてしまい、自分の名を騙った事に加え、影で透をいじめていた野口に怒りを覚えた菅子(表向きでは、過去の罪を野口に擦り付けようとしていた)によって、竜崎にやられた挙げ句、菅子がメドゥーサ本人と知り、恐怖のあまりここ数日ほどの記憶を失った。

その後、透が菅子や奏、愛といった美少女達と仲良くしてることに腹を立て、再び透に絡むも菅子達元ヤンに囲まれた生活を送ってきた透には、雑魚同然として見下された。実は愛から軽蔑されていたことを知ってショックを受ける中、大泉学園工業のヤンキー達に絡まれたところを透と菅子達に助けられ、透とは一応和解したものの、「ヤバい人達(菅子達元ヤン)とずっといたから」という透に恐怖を覚え、「ヤバい奴等に囲まれて可哀想に…」と羨ましく思えなくなった(ただし、その後も透本人からは極力避けられている)。


一条 貴俊(いちじょう たかとし)

通称「キモロンゲ」。常に本を読み、他の生徒を見下した態度をとるブサイクな学生。長い髪の毛と不ぞろいの歯、「どゅふふふふ」という現実には発音不可能な笑い声が特徴。実は「幼女以外は絶滅してしまえばいい!」と豪語するほどのロリコンで、幼女や幼い容姿の奏が好きだが、同い年や年上の女性をおばさん呼ばわりしており、菅子をおばさん呼ばわりしたことで、怒りを買い鉄拳制裁を喰らった。その後幼女と巡り会うべく、スタントマンとしての修行の日々を送り、ガクエンジャーのレッド役としてヒーローショーに出演する様になったが、偶然遊園地のヒーローショーで菅子達と再会して菅子に襲いかかるも、奏に撃退された。三度目は筋肉ムキムキになり、より気持ち悪い姿となって登場。竜崎やかつての店長同様微塵も懲りておらず、奏を無理矢理さらって行こうとしたが、要の放った「神呪布刃・真」により撃退された。

作者曰く、あまりの気持ち悪さに、読者から「2度と出さないで」という意見が殺到したらしい。


内山 政司(うちやま せいじ)

菅子たちの先輩で、ボランティア部(後に「超ボランティア部」に改称)の部長。ヒーロー物が好きで、当初は目立たない存在だったが、菅子たちが入部したことがきっかけで、クラスメイトたちと打ち解ける。中学時代からクラスメイトの田中に想いを寄せ、自身と同じ境遇を持つ透と友情が芽生えた。後に田中に告白したものの失敗に終わったが、その後彼女と同じ大学に合格し、卒業と同時に彼女と結ばれた。卒業後は、あだ名で呼び合うほどのバカップルになったが、ちょっとした勘違いから一度はグレてヤンキーになったが、後に誤解が解けて元のバカップルに戻り、髪形や服装も元通りに戻った。


田中(たなか)

菅子たちの先輩で、内山のクラスメイト。内山が恋心を抱いている相手。後に彼に告白されるが、「受験に集中したい」と一度は断ってしまう。その後志望校に合格し、卒業と同時に内山と結ばれた。


野嶋 香代(やじま かよ)、朝間 麗香(あさま れいか)

ぼたんのクラスメイトの二人組で、幼稚園のころから一緒の幼馴染。明るい性格で片側の髪を少し結んだサイドテールの少女が香代、黒髪で落ち着いた雰囲気を見せる少女が麗香。二人とも映研に所属している。

ぼたんとは放課後のカラオケで親しくなり、その帰り道に酔っぱらいに絡まれた所を黒バラのぼたんに救われ、黒バラの戦う姿に惚れ込み、映研でぼたんを主役とした映画を撮りたいと誘ったことから、より友情を深めた。


磯野 ゆきお(いその ゆきお)

野球部の部員で、三上の後輩。ぼたんに密かな想いを寄せて告白するも、黒バラのぼたんの色気で鼻血を吹き出して失神。その後、三上に匹敵するほどのド変態と化した。


沢田家

沢田 明子(さわだ あきこ)

透の母親で菅子の姉。旧姓・安宅明子(あたか あきこ)。10代の頃は手が付けられない不良少女で、15歳で自身の妊娠が発覚した際に母が妊娠していることを知る。その後透を産み、海外に出張して殆ど家に帰らない夫の留守を守りながら実質一人で息子を育てたが、未だヤンキーの習性が残っている(後にヤンキーの習性はDNAレベルのものであることが判明)。


沢田 一馬(さわだ かずま)

透の父親で菅子の義兄。現在はアフリカで獣医を務めており、滅多に家には帰らない。息子の透を溺愛しており、義妹である菅子とは幼少の頃から色んな意味で犬猿の仲。愛の父・団十郎とは昔からの知り合い。


安宅家

安宅 幸太郎(あたか こうたろう)

菅子と明子の弟で透の叔父。まだ赤ちゃんながらも目付きは鋭く、八重歯が特徴。

将来は菅子を越えるヤンキーになるのではないかと透を心配させている。


爺ちゃん、婆ちゃん

透の祖父母で、菅子と明子と幸太郎の両親。明子とはよく喧嘩をしていた。夫婦仲は良好で、近々4人目を産む予定らしい。


持田結婚相談所

持田 団十郎(もちだ だんじゅうろう)

愛の父親。元ヤクザで、妻が娘を産んだ直後に亡くなったのをきっかけに堅気となり、現在は持田結婚相談所の社長を務めている。

強面な外見とは裏腹にパティシエの資格を持ち、フランス・イタリアなどのパティシエコンクールで優勝経験を持ち、バレンタインデーには手作りチョコレート料理教室を開いている。愛情を踏みにじる悪人には微塵も容赦しない。透の父・一馬とは昔からの知り合いで、若いころに傷を治してもらったが、その傷は明子に負わされたものだった。


持田 愛子(もちだ あいこ)

愛の母親。元々病弱だった為、愛を産んだ直後に病死する。


従業員

持田結婚相談所の従業員。全員元ヤクザなので凶悪そうな顔だが、心は優しい。団十郎同様、愛情を踏みにじる悪人には微塵も容赦しない。


店長(本名不明)

ゲスバーガーの店長(初登場時)。菅子たちにセクハラまがいのコスプレをさせて、荒稼ぎしようと目論んでいたが、それを咎めたしずかを解雇させてオバさん呼ばわりし、それを耳にした菅子の怒りを買って成敗される。その後解雇され、しずかを恨みストーカー行為を行うようになったが、再び菅子たちに成敗された。後に市民プールの監視員になったが、女性客を裸にしようと目論んで林兄弟を買収して利用するなど、この時点では全く懲りておらず、被害を受けなかったオバさん達のブーイングを受けたときの何気ない一言で菅子の怒りを買い、被害を受けた女性客達に三度成敗された。実はしずかのことが好きで、2回告白しているが、言うまでもなく玉砕している。その後、クリスマスの日にカップルに嫌がらせをしていたが、愛の叱咤で遂に改心。その後は持田結婚相談所の従業員となり、性格も丸くなった(しかしメドゥーサ化した菅子に何度もやられたのがトラウマになっているらしく、菅子に対しては若干怯えている節を見せている)。


その他

むーたん

唯の甥で3歳。頭のてっぺんのアホ毛と唯と同じ泣きボクロが特徴。唯から溺愛されており、大泉戦隊ガクエンジャーのファン。


村上 しずか(むらかみ しずか)

菅子達のバイト先のファーストフード店「ゲスバーガー」の先輩バイトで、女子大生。

菅子の可愛さに惚れ込んだ店長が、菅子や愛にコスプレで接客させようとするなど無茶なことをやろうとするのを咎めた際に、店長からオバさん呼ばわりされる。それを耳にした菅子が怒りに任せて店長に鉄拳制裁し、店長は解雇、代わりに自身が店長になった。


林兄弟(はやしきょうだい)

イタズラが大好きな双子の兄弟。3年前に母親を亡くしてから寂しい思いをしており、海水浴に来る客にちょっかいを出していた。臨海学校の回以降も、文化祭やプールの回等ではちょくちょく登場するが、学習能力がないのか反省する気がないのか懲りずにイタズラを仕掛けてくる。


海根 ツバサ(うみね つばさ)

藤森慎吾そっくりなチャラ男。仲間の2人には「ウミちゃん」と呼ばれている。

女の子から電話番号を聞くためなら手段を選ばず、奏を人質にしてまで電話番号を聞き出そうとしたが、奏の口を塞いだことが仇となり、凶暴化した奏に倒され退散した。


チーターくん

むーたんが通う幼稚園の不良園児で、ガングロのギャル男みたいな見た目をしている。

運動会の日に仲間の不良園児と一緒になってむーたんに意地悪をするが、偶然幼稚園に来ていた幸太郎の気迫に圧倒され、失神。実は恥ずかしがりやな性格で、「遊ぼう」と言えずについ意地悪をしてしまっただけだった。その後、意地悪したことをむーたんに謝り、仲良くなった。


日下部 要(くさかべ かなめ)

奏の母親。職業は弁護士で、ヤンキーを「野蛮で下劣な存在」と見なしている。

なんでもお金で解決する性格で、「友達なんて一瞬、母親こそが永遠」と豪語し、「この子は天才なのよ」という理由で奏を無理やりアメリカに連れて行こうとするなど、母親としての愛情は皆無に等しい冷たい心の持ち主。

多忙でいつも家に居ないことから奏に寂しい思いをさせており、「ママのいない家なんか嫌だ!菅子と一緒がいい!」と奏に言い放たれ、嫌われてしまう。実は夫を亡くし、せめて娘だけでもと思っているうちに、心が冷たくなってしまっただけで、「ヤンキーなんて野蛮で下劣な存在」という台詞は、自身がかつて元ヤンで、周りから冷たい目で見られていたのを恨んでいただけだった。その後、奏と和解。アメリカ行きは奏が高校を卒業するまで待つことにした。

必殺技は奏の神呪布刃よりも上回る神呪布刃・真(しんじゅふじん・しん)


ヤンキー達

作中では元ヤンの菅子達や、現役ヤンキーの竜崎達以外にあらゆる不良達が登場し、何らかの形でストーリーに絡んでは、菅子達の怒りを買って鉄拳制裁を喰らう(及び血祭りに挙げられる)のがお約束


リュージ

自称「神奈川最強のヤンキー」(しかし真の神奈川最強のヤンキーである黒バラのぼたんの存在は知っている)。3人の仲間を引き連れ、顔にタトゥーを入れている。黒バラに豹変したぼたんによって、仲間諸とも血祭りに挙げられた。


用語

  • 大泉学園高校(おおいずみがくえんこうこう)

透や菅子をはじめとした主要人物達が通う高校。制服は女子はブレザー、男子は学ラン。

作中では菅子をはじめとするあらゆる元ヤン達が集う事から、透からは「ヤンキー呼んじゃうスポット」と呼ばれている。

ちなみに、作中で「大泉学園高校」と呼ばれたことは一度もなく、「大泉学園学園高校」もしくは「大泉学園学園」といった、おかしな名称で呼ばれている。


  • 大泉学園工業(おおいずみがくえんこうぎょう)

男子校で、制服は学ラン。ヤンキーが非常に多く、男子校であるせいで2月と12月は特に荒れていると知られており、その殆どが勝ち組の人間を死ぬほど嫌う。そのため大抵はバレンタインの回で登場しているが、最強の元ヤンである菅子達に遭遇しては必ずろくな目に遭わない。


  • ボランティア部→超(スーパー)ボランティア部

菅子達が入部した部活。菅子達が入部する以前はそれほど名を知られてなかったが、菅子達の活躍で周囲からも絶賛されるようになった。

活動内容は基本的には町内の美化活動としてゴミ拾い等を行ってるが、相談によっては通学路に戯れる不良達を追い払う等の危険な事まで行うが、菅子達元ヤンの圧倒的暴力で捩じ伏せることも少なくない

菅子達の2年進級時には花沢ぼたんと30名もの男子達が仮入部に来るものの、男子全員は菅子達美少女に魅了されただけの女目当てにしてクズモブの典型例で、菅子達女子の先輩の言うことしか聞かず、菅子から気にかけられる同級生のぼたんを一方的に目の敵にし、「女は美人だけいればいい」等の女性差別でぼたんを追い出そうとしたが、偶然出くわしたリュージ達ヤンキーに因縁(リュージ達曰く、連帯責任)をつけられ、恐れをなした男子全員が逃亡し、正式に入部したのはぼたんのみになった(ただし自分の言うことをまともに聞こうとせず、愛のことをいやらしい目で見ていた男子達の不真面目な態度に内心腹を立てていた透は逃亡した男子達を密かに嘲笑っていた)。


  • 大泉戦隊ガクエンジャー

大泉学園町のご当地ヒーロー。作中では映画やヒーローショーも公開され、グッズも発売されている。奏とむーたんはガクエンジャーのファン。


中学時代、菅子が総長、奏が副総長を務めていたレディース。メンバーは全員白の特攻服を纏っている。菅子が総長を務めていた頃から様々な悪事の限りを尽くし、過去にゴーゴンにやられたヤンキー達によれば、菅子達ゴーゴンの手によって家族や恋人、友人といった大切な人達を失ったらしく、数えきれないほどの犯罪の限りを尽くしてきたらしい(透曰く、「ヤ〇ザよりも鬼畜」)。後にマナと桜子が改心したことで解散した。


フィルター

作中では先パイビジョン以外の殆ど透専用にかかる特殊なフィルターで登場する。

  • オバさんビジョン0*

菅子の特殊なフィルター。このフィルターで、菅子には透が未だに赤ちゃんに見えている。

  • 先パイビジョン

ぼたんや後輩専用にかかる菅子のもう一つの特殊なフィルター。このフィルターで、菅子にはぼたんや後輩達が小学生に見えている。

  • パパビジョン

一馬の特殊なフィルター。このフィルターによってオバさんビジョン同様、一馬には透が未だに赤ちゃんに見えている。また、一馬だけでなく、団十郎もこのフィルターが使える。

  • オバ友ビジョン

菅子のオバ友の唯の特殊なフィルター。このフィルターで、唯には透が赤ちゃんに見えている。

  • 紅子ビジョン

紅子の特殊なフィルター。このフィルターによって、紅子には透が某世紀末伝説の戦士に見えている。

  • オジさんビジョン

幸太郎の特殊なフィルター。このフィルターによってオバさんビジョンやパパビジョン同様、幸太郎には透が赤ちゃんに見えているが、オバさんビジョンやパパビジョンから見るよりも、より透が赤ちゃんに見えている。


関連タグ

月刊少年チャンピオン 大泉学園町 昼ドラ

鬼のようなラブコメ:作者の次回作


松本零士:本作の第28話にてコラボが実現し、本人が登場している。また、作中では透がキャプテンハーロック、菅子がメーテル、奏が車掌のコスプレを披露している。

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