概要
1997年1月~3月までフジテレビ系列局にて放送された織田裕二主演の連続テレビドラマ。略称は「踊る」。
放送終了後に人気が爆発し、その後複数のスペシャルドラマ・映画が制作され、社会現象となった。
「踊るレジェンド」と題され数々のスピンオフも制作されている。
『新世紀エヴァンゲリオン』や『機動警察パトレイバー』といったアニメ作品の影響が顕著なことや、インターネット黎明期にネットユーザーとの交流を積極的に取り入れたことで、当時のオタク層にも大変な人気を博した。
岡田斗司夫は「今アニメよりも踊る大捜査線のほうが面白い」と、最初の映画公開前に雑誌のインタビューで答えている。
本作の記録的な成功を受け、その後日本では、人気TVドラマの続編や新作が映画として公開される風潮が根付くことになった。
2003年7月29日に公開された映画2作目となる「THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は興行収入173.5億円を記録。この記録は実写邦画歴代興行収入1位となっており、現在もその記録は破られていない。
2006年8月26日には本作の監督の本広克行やそのスタッフたちが集まった『UDON』が公開され、真下正義役を演じたユースケ・サンタマリアが主演を務めた。
2012年9月7日公開の映画「THE FINAL」をもって、シリーズ15年の歴史に幕を閉じた。
その他
この作品の特徴は、フィクションの作品でありながら一部の設定がノンフィクション扱いとなっている事である。1人の俳優とそれが演じる人物の生年月日・年齢・血液型などがその1つ。
また、刑事ドラマの犯人と言えば、物語が進むにつれて徐々に明らかになっていくのが普通であるが、このシリーズの場合は大抵、登場した時点で既に本性が剥き出しになっているのも、シリーズの特徴1つともいえる。
主な舞台は架空の警察署である警視庁湾岸警察署だが、本作放映後の2008年3月に東京水上警察署が移転改組して「東京湾岸警察署」が発足した。
ネットでは専らサンバディトゥナイの愛称で親しまれる。
これは、ドラマの代名詞とも言える主題歌「Love Somebody」に由来する。
なお本広克行監督の代表作でもあるため、pixivでは『PSYCHO-PASS』と本作を絡めたイラストも多数投稿されている。
主な登場人物
真下正義(演:ユースケ・サンタマリア)
神田総一朗署長・秋山晴海副署長・袴田健吾刑事課長(演:北村総一朗・斉藤暁・小野武彦)