人物
いわゆる脱サラで警察官となった。理由は刑事ドラマの刑事に憧れてとのこと。
飄々としているが、いつも市民の事を真っ先に考え、常に自分の信念に従って行動する正義感に溢れている熱血男。組織内部の庇い合いや官僚主義を嫌っており、昇進試験や出世などに興味がなく、上からの命令を無視したり、はちゃめちゃな単独行動をとったりする事もしばしばある為、警視庁一の問題児と見られている。
一度、捜査一課に派遣された際、出世や成績の事しか考えない本庁の捜査員と意見が対立し、事件に優劣をつける本庁捜査員の考え方や警察の縦割りなどに疑問を感じるようになり、以後は事件の大小を考えず、所轄でじっくり捜査していくタイプの刑事に成長した。
室井慎次が昇進して現場の刑事が正しい事をできるようにしてくれる事を願っている。
最新作である『室井慎次 敗れざる者』では本人は登場しないものの現在は警視庁の情報支援センターに所属している事が判明している。
転職前は成績優秀な営業マンであり、企業内の犯罪のために社員として潜伏した時は、プレゼンでは「いい営業が入ったな」と感心され、任務完了時は「大きい契約3つとった」とかつての手腕を遺憾なく発揮した。
青島の緑のコートは、警察官になったその日に購入店の店主に安くしてもらった物で、それ以来愛用している。
名台詞
- 「都知事と同じ名前の青島です」
- 「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きてるんだ!」
- 「レインボーブリッジ封鎖できません!」
- 「室井さん聞こえるか?どうして現場に血が流れるんだ!」
- 「俺に部下はいない。いるのは仲間だけだ!」
余談
名前の由来は苗字は当時の東京都知事青島幸男、下の名前は『探偵物語』の主人公工藤俊作。当時の青島幸男もモッズコートを愛用していた。
『MOVIE』のパンフレットのプロフィールには「所轄における始末書の数は両津勘吉と一二を争う」と記されている。
2001年に放送されたスピンオフドラマ『踊る大ソウル線』当時はカナダ・エドモントンに行っており不在という設定だったが、これは織田裕二がエドモントンで開催されていた世界陸上のキャスターを務めていたことに由来する。
また、上記の経歴からも判るように一種の「スリル中毒」「度を超した刑事ドラマオタクが刑事になってしまった人物」であり、本作の一部のファンの中にも「一種の異常者」と見做している人もおり、実際にドラマの第1シーズン第1話では「スリルを求めて刑事になった青島と、スリルを求めて空き巣を行ない、その果てに被害者を殺害してしまった犯人」の対比が描かれている。また、犯人を見送った後に青島は『俺はアイツになってたかもしれない』と呟いている。