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概要編集

フジテレビで放送された刑事ドラマ『踊る大捜査線』の登場人物。

湾岸署に所属していた老刑事。演者はコメディアンとしても有名ないかりや長介

1936年11月1日生まれ、A型。長野県出身。


主人公・青島俊作の大先輩として登場する定年間近の刑事で、そのためか「疲れるほど働くな」が口癖の、覇気はないが正義感を内に秘めた食えない人物として描かれていた。

そのため現場の刑事ながら上司の「スリーアミーゴス」に信頼され、超エリートの警視監・室井慎次にも一目置かれている。

ホームレスを勾留扱いで警察内で預かり年末だけ冬越をさせるなど、罪を憎んで人を憎まずを地で行く信念を持っている。しかし、過去に相棒としていた若手警官が犯人逮捕時に殺されてしまった経験があるため、警官殺しだけは強い憤りを示す。


一介の刑事ながら警視庁副総監・吉田敏明(演・神山繁)の友人であると設定されており、吉田が誘拐された時には友人として事件解決に動いている。


TVシリーズの最後に定年退職するが、退職者再雇用制度を利用して劇場版では指導員として湾岸署に復帰、協力する。しかし劇場版2作目で自身の盟友である副総監が引退すると聞いた後は、その指導員の職も辞した。


劇場版第1作、第2作にも登場したが、第3作制作前に演じていたいかりや長介が死去。「和久さんがいない『踊る大捜査線』は考えられない」との意向により、後継作品ができるまである程度の時間を要した。

スピンオフ映画では名前のみながらしばしば登場。『交渉人 真下正義』では交渉課準備室に和久から送られた盆栽が届けられており、『容疑者 室井慎次』では逮捕された室井のもとに「スリーアミーゴス」が訪れ、「和久さんが心配している」との伝言を伝え、後のシリーズには和久の甥「和久伸次郎」が新米刑事として登場している。


その後満を持して作られた第3作では病死した設定となっているが、ライブラリ音声を使ったり、先の甥が和久の語録を引っさげて登場する、『THEFINAL』では青島が和久の語録を引用するなど、シリーズを通して存在感を示している。


余談編集

和久の親友である吉田副総監を演じた神山繁は、いかりやが初めてレギュラー出演した民放テレビドラマ『ベイシティ刑事』でいかりやが演じる刑事の上司を演じていた。

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