「さすがのベジータもフリーザ様相手じゃ 素直にドラゴンボールのことをしゃべるしか無さそうだぜ。」
概要
漫画『ドラゴンボール』「ナメック星編」に登場する、フリーザに同行していた部下の1人。原作ではナメック星人との戦いに参加したフリーザ軍の雑兵の中で唯一生き残り、名前が判明している。
フリーザの命令でギニュー特戦隊に連絡を取った後、ザーボン戦で負傷しドラゴンボールを白状させるために治療されていたベジータの様子を見ていたが、ベジータに予想よりも早く回復され、エネルギー波の不意討ちを食らい死亡する。
影も薄けりゃ幸も薄い、なのになんでか人気があるキャラクター。
戦闘力は不明だが、戦闘力3000のナメック星人の若者との戦いで唯一生き残ったあたりからすると3000には届かないにしても雑兵の中では強い方だったのかもしれない。
ただ単にたまたま倒される順が最後だったから生き残っただけとも考えられるので、絶対とは言えないが……。
ザーボンからは「お前では強いナメック星人がいた場合手に負えまい(だから、村を見つけた時は自分に報告しろ)」と言われているので、逆に言えば村に強めのナメック星人さえいなければなんとかできるくらいには強いとも考えられる。
また、何気に一般兵士なのにフリーザから名前を憶えられている。
もっとも、もしかしたらフリーザが意外と部下全員のことをちゃんと記憶している(少なくともナッパやラディッツの名前を憶えていたし、御飯にはどことなくラディッツの面影があると判断できるくらいには特徴も把握していた)というだけで、彼が特別なわけではないかもしれないが。
「こち亀」69巻収録『新たなる旅立ちの巻』最後のコマにフリーザやザーボンと共に出演。三人で明らかに場違いな両津の出現を訝しんでいた。
更に『超こち亀』収録の『こちらナメック星ドラゴン公園前派出所』にもフリーザと共に出演。ドラゴンボールが見つからず苛立つフリーザを宥めたり、フリーザの攻撃を受けても死なない両津がギャグ漫画の住人だと見抜いたり、原作以上に目立っていた。
アニメのみならず原作でも同族と思しき兵士が複数登場している。
原作以外では
特に華々しい活躍はしていないにも関わらず、アニメではそんなに強くないのに登場回数が多く、ゲームでは戦闘シーンがないのになぜか参戦している優遇っぷり。
ファミコンソフト『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』がゲーム初出演。エンカウントするザコ敵で台詞は無いが、戦闘力は6000で、ザコの中ではトップクラスの強敵となっている。
スーパーファミコンソフト『ドラゴンボールZ 超サイヤ伝説』でもザコとして登場するが、こちらの戦闘力は1500もしくは1700と、同型兵士としては最弱となっている。
PS2/Wiiソフト『ドラゴンボールZ Sparking!』シリーズでは、『NEO』のWii版からプレイアブルキャラとして参戦。 PS2版のストーリーモード「たったひとりの最終決戦」でバーダックと戦うフリーザ軍のザコキャラがおらず、やむなくキュイを3人分増殖させて代役にしていたのがまずいと思われたか。また時を同じくして、名無しのフリーザ軍兵士も参戦しているが、彼らとは別枠扱いなあたり、やはり妙に優遇されている。ちなみに、カラーチェンジするとスカウター付きの姿になり、サーチ性能が変わる。キャラ性能にはこれといった強みはないが、『METEOR』のDPバトルではコストが安く、比較的使いやすいので、余った枠に入れておくのには有用。
派生キャラクター
オーレン
アニメ『Z』第54話に登場したオリジナルキャラクター。
ベジータが滅ぼしたツーノ長老の村を発見し、唯一生き残っていたナメック星人を殺害するが、ベジータの情報を知る生き証人を殺したとしてフリーザのアイビームで処刑された。
原作ではアプール本人が村を発見していたが、そちらでは生き残り自体が存在しなかった。
アプールの体色をオレンジ色にしたかのような容姿をしているが、アプールと違って頭部の模様が無い・口から2本の牙が生えているという違いがある。
ゲーム『超サイヤ伝説』ではアプールの上位のザコ敵として登場。こちらでの容姿はアニメと違って、アプールの単なる色違いである。戦闘力は4600もしくは5600。
ナバナ
『激神フリーザ!!』に登場。アプール型の最下位種で、戦闘力は1200。体色は緑。
後に発売された原作コミックスのフルカラー版ではムーリ長老の村で殺されたアプールの同型兵士が、このナバナと似たカラーリングになっていた。
ロベリー
同じく『激神フリーザ!!』に登場。戦闘力はナバナとアプールの中間で、3500。体色は茶色。
ラモン
『超サイヤ伝説』に登場。アプールの上位種で、戦闘力は2800と3000。体色は黄緑。