「あそこに座れば 世界の王……!!! 座りてェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
概要
プロフィール
回想編に登場した、ゴア王国に住む貴族の少年。サボの一族に養子として迎えられたサボの義弟である。年齢はサボより2歳年下。普段は(特に義父母の前では)ニコニコ笑って媚をへつらっているが、サボに対しては「おめー」呼ばわりし見下した態度を取る。
他の貴族同様グレイ•ターミナルの人々をゴミの様に見ており、家に連れ戻されたサボにグレイ•ターミナルが焼き払われる事を伝えた。そのことを知ったサボは窓から飛び出しグレイ・ターミナル焼却を阻止しようとしたが間に合わず、結局連れ戻されてしまうことになる(この時ステリーは焦燥し見なかったことにした)。
それ以降全くと言っていいほど登場しなかったが、ゾウ編で20巻ぶりに登場。
10年の時が流れた現在では、何とゴア王国の国王になっており(ちなみに前王と王子は謎の病死を遂げている)、王妃(妻)のサリー・ナントカネットと共に世界会議(レヴェリー)の準備に入っている。この際、ホテルのスタッフに向けて「目障りだ ゴミは早く消えたまえ」
と吐き捨てるなど、少年時代の歪んだ選民思想が今でも変わっていない模様。
エゴイストの義父母の教育もあり、傲慢なだけでなく無知で身の程知らずな面も目立っており、天竜人に憧れたり、マリージョアに置かれていた世界を支配する独裁者の否定を意味する「虚(から)の玉座」を見て「それに座れば世界の王になれる」と考えて座りたいという欲求に駆られている。
また、リュウグウ王国の面々に対しては内心「魚共」と見下しているうえに、あらぬ噂や偏見による怯えも見せている。そのためか、一部のメディアに精通した者からは早くも警戒されている。
その一方では「ガープを服従させようとするも、逆に『クソガキ』『顔がムカつく』等とボロカスに扱き下ろされる」「ガープが天竜人を『あんなゴミクズ共』と侮蔑する姿に変顔混じりのオーバーリアクションで驚愕したり、持ち前の無知さ故の威厳や落ち着きのない言動で他の国王達から呆れられる」等、良くも悪くも(少年時代以上に)コミカルな一面も覗かせている。
更に現在ではサボの事を「兄様」と親しみどころか敬意を含めた呼称で呼ぶという、少年時代では考えられなかった様子を見せており、新聞で彼の生死不明が報道された際には動揺していたところを見る限り、この10年以上の間に革命軍の一員である彼に何か思うところや心情の変化があったと思われる。
余談だが、2018年での人物紹介欄には、頭脳明晰だった時期があったとされる文章が見受けられたが、ゾウ編以降は明晰か否か判断しがたい言動も増加している。
関連タグ
ジュリオ・飛鳥・ミスルギ、青木遼…中の人が同じ傲慢なトップ繋がり。