若く有能な社奉行神里家の現当主。穏やかで礼儀正しく、物事をそつなく処理する。
政務における駆け引きには、至る所に罠が張られている。一言足りなければ責務を果たせず、一言多ければ自身の立場を見誤る。だが、誤解しないで欲しい。若はそのような争いを好んでやっているわけじゃない。ただ単に…そうするしかないからなんだ。
概要
オープンワールドゲーム『原神』の登場人物。
名前 | 神里綾人(かみさと・あやと)(英:Kamisato Ayato/中:神里绫人) |
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レアリティ | ★5 |
国/所属 | 稲妻/社奉行 |
使用武器 | 片手剣 |
神の目(元素属性) | 水 |
誕生日 | 3月26日 |
命ノ星座 | 神守柏座 |
オリジナル料理 | 静寂閑雅(緋櫻天ぷら) |
CV | 石田彰 |
人物
神里家の者であり、稲妻名門の筆頭をゆくに相応しい人物です。綾人は以前、三奉行事務中に様々な手段を講じていましたが、その忠誠心に一点の曇りもありません。咎めずともいいでしょう。
~神里綾人について…雷電将軍
稲妻の神事と文芸娯楽を管理する"社奉行(しゃぶぎょう)"神里家の当主。
両親が病に倒れ亡くなってから妹の神里綾華と共に"社奉行"の業務を引き継いでおり、妹が事務や社交場での交流を主とするのに対し、彼は家で「当主」として政務をこなす事を主な仕事としている。
立居振舞は謙虚で優雅、人前に現れることもその才を示すことも滅多に無いが、傾きかけた神里家を建て直した実力は本物であり、彼をよく知る者は決して彼を侮ることをせず、彼の恩義に報いるために社奉行の仕事に尽くす部下も少なくない。稲妻城の掲示板では、綾人がいかにも幼く見えるにもかかわらず、綾華に比べてしっかりしていて大人びていると観察されている。
隙のない微笑みの裏には闇を潜ませており、彼自身も「結果を得られれば手段にはこだわらない」とこれを肯定する。だがその手腕は地域の繁栄と情勢の維持に使われており、略取も競争も滅多にせず、他人に利益を明け渡すこともままあるという。彼と関わり疑心を抱く者も居ないわけではないが、その者達にも利益をもたらすという「結果」を前にすればそれも瑣末事に過ぎないのだろう。
雷電将軍直属の「奥詰衆」に匹敵する隠密部隊「終末番」を統括しており、時として彼らを手足のように操る。
……しかし一方で、トーマを騙して変なものを食べさせる、わざと反応に困るように動き臣下が慌てふためくさまに愉悦を覚える、天領奉行の堅物が胃を痛めるような事態に陥ったと聞けばその目で見られなかったことを残念がるという、子供じみたサディストの一面も覗かせる。稲妻の人間で八重神子だけは「同族嫌悪ではない」と言いつつ彼を辛辣に評価しているが、まず間違いなく同族嫌悪であろう。
能力と戦術
Ver2.6前半(2022/3/30~4/19)の期間限定祈願(ピックアップガチャ)「花踏み歩む蒼流」で追加(原神では限定★5キャラが恒常ガチャに加わることは原則無いため、期間が終わると復刻が来ない限りは入手不可)。
近~中距離に水元素ダメージをばらまくメイン&サブアタッカー。自身の攻撃でも仲間のサポートでも「通常攻撃を軸にする」という特性だけ理解しておけば、多少雑に扱っても十分な火力を確保できる。
- 通常攻撃・神里流・転
最大5段。4段目は多段ヒットする。
一撃は重いがモーションも遅く、片手剣キャラ内での攻撃速度は「ガイアよりは辛うじてマシ」レベルの最低クラス。
重撃は居合による突進攻撃である。
斬り方そのものが特殊な4段目を除き、どこで止めても即座に納刀モーションが入る辺りが凝っている。
- 元素スキル「神里流・鏡花」
「蒼流水影」
敵がいれば即座に破裂し水元素範囲ダメージを与える「水の幻影」を残しながら素早く移動し、自身は「滝廻鑑花」状態となる。「滝廻鑑花」状態は以下の特性を持つ。
・通常攻撃が「瞬水剣」に変化する。「瞬水剣」は元素変化しない水元素範囲ダメージで、モーションも独自の高速のものになる。
・「瞬水剣」が敵に命中すると「浪閃」がつき、「瞬水剣」のダメージに自身の最大HPを基準としたボーナスが乗る(最大値は初期で4層、命ノ星座2凸で5層)。
・中断耐性が上昇する。
・重撃と落下攻撃が撃てなくなる(長押し攻撃は「瞬水剣」の自動連打になる)。
また、キャラ突破Lv1(Lv20~40)で天賦「神里流・峰を纏いし清滝」が開封されると、「浪閃」がスキル発動と同時に2層、「水の幻影」破裂と同時に最大まで付与されるようになり、初手から「瞬水剣」の最大火力が出せるようになる。
綾人のメインアタッカーの部分を担う天賦。攻撃速度もダメージ量も元素エネルギーの回収効率も優秀で、その上かなり強烈な中断効果も持っており、ヒルチャール暴徒くらいまでなら足止めが可能。攻撃ボタンを押しっぱなしにするだけで間合いの中の敵にダメージを与え続け、行動も封殺する様は圧巻である。
持続時間は6秒と短いが、クールタイムも12秒と効果の割にはそこまで長くないため、元素爆発やキャラ交代で十分に隙を潰す事が出来る。
欠点は最大火力を出そうとするとその場から一歩も動かない運用を強いられる事。中断耐性上昇だけでは限界があるので、ヒーラーやシールド持ちと組み合わせて耐久性を高めたい。
- 元素爆発「神里流・水囿」
「ふん……安らかに」
自身を中心に元素エリア「清浄之園囿」を展開する。エリア内にランダムで「水沫剣」を落とし敵に水元素ダメージを与えつつ、中にいるキャラクターの通常攻撃ダメージをアップさせる。
綾人のサブアタッカーの部分を担う天賦。ダメージや補助効果自体はそこまで強くはないのだが、エリア範囲の広さと持続時間18秒/クールタイム20秒という隙の無さで火力上昇に貢献する。
必要元素エネルギーが80と若干重めなのが欠点といえば欠点だが、元素スキルのエネルギー回収効率が良く、後述する自身で元素エネルギーを補う天賦も持つため、実際に運用する上では大して問題にはならない。
- 天賦「神里流・満ちゆく破月」
キャラ突破Lv4(Lv60~70)で開封。自身が待機中の時、元素エネルギーが40未満なら1秒に2ずつ元素エネルギーを回復する。
俗に言う「80族(元素爆発の必要エネルギー80のキャラ)」でありながら、この天賦と元素スキルのおかげで意識していなくても「60族」と同等の効率で元素チャージを行えるため、クールタイムが明ける前に元素チャージが済んでいる、ということもしばしばである。
- 非戦闘系天賦「神里流・日常茶飯」
料理を作ると一定確率で「微妙な」品質の料理を追加で獲得する。
メシマズ勢の胡桃とは違い、オリジナル料理を見る限り、レシピに忠実に作れば旨いものが出来ると理解している(つまりその上で「遊んだ結果」ゲテモノが出来る)辺り、かなりタチが悪い。
前述の通り、主な犠牲者はトーマであるようだ。
- 命ノ星座
- 1凸……HPが50%以下の敵に対する「瞬水剣」のダメージ+40%
- 2凸……「浪閃」の最大数が5層になる。3層以上「浪閃」がついている時、HP上限+50%。
- 4凸……元素爆発を発動してから15秒間、周囲のチーム全員の攻撃速度+15%。
- 6凸……元素スキル発動後、最初の「瞬水剣」が命中すると攻撃力450%分の「瞬水剣」の追撃を2発放つ。この追撃に「浪閃」は乗らない。
余談
- 崩壊3rdに登場したオットー・アポカリプスと声優が同じであり(他言語版でもキャスティングは意図して同じにしてある模様)、荒瀧一斗のPVで発表されると同時に主役を食う勢いで情報が拡散し、艦長兼任の旅人たちをざわつかせた。
- オットーと瓜二つ……とまではいかないが何かと共通点も多く、原神世界におけるオットーが彼であるという見方は強い。そのため、プレイアブルキャラとして実装された後も不穏さは拭えていない。
- 真新しく珍しい、刺激をくれるような食べ物が好みで、最近は花見坂で売られている「五目ミルクティー」がマイブーム。待機中モーションでも見ることができるが、ストロー挿しっぱなしで袖に仕舞われる蓋付きカップに旅人達からツッコミの嵐が起こった。嫌いな食べ物は調理中のうっかりで出来てしまうゲテモノだが、それらがどうなるのかは前述の通りである。トーマをはじめとした家臣の犠牲に労いを送りたい。
- 好きな動物は犬……というより犬の従順さ。猫もそれはそれでとは言ってはいるが、これに限らず自身の理解や趣味嗜好に合わないものに対する態度は物腰は柔らかだが遠回しな拒絶を匂わせる。
- 上記の様に稲妻において重要な立場にいる彼だが、意外なことに他人から無職と称され自身も傾奇者と認めている荒瀧一斗と交流があるようで彼から兄貴と慕われており、彼と札遊びや虫相撲を興じているようだ。
- ピックアップ武器である「波乱月白経津」は強化時のレベル上限突破にVer2.6に登場する新素材「暗晦の彫刻」及びその上位素材が必要なのだが、ドロップするエネミー「黒蛇衆」は層岩巨淵地下の特定の場所にしかいない上に、その場所が世界任務をある程度進めないと探索できない場所ばかりなので素材を集めにくい。綾人自身のレベルアップはVer2.5までで集められる素材で事足りるが、波乱月白経津はVer2.6実装当初時点では入手してもすぐに育成できないようになっている。
- 幸いにも、黒蛇衆は無茶苦茶強いというわけではないので、生息地が探索できるようになりさえすれば、日数はかかるが素材は十分集まる。
- キャラクター実戦紹介の動画で、実は魔神任務第二章の裏で密かに行動しており、終盤で抵抗軍が稲妻城に乗り込むのを手助けしていたことが判明した。曰く、妹に少し手を貸しただけ、との事だが、「稲妻の平和」と「大切な存在」のためなら幕府の敵さえ駒にするし、そのためのリスクも構わず冒すという行動に彼の理念の全てが詰まっている。