概要
スタジオジブリのアニメ映画『もののけ姫』に登場する神。タタラ場の近くに存在するシシ神の森の夜に出現する巨人。
オーロラや銀河のような肉体を持つ獣頭型の巨神であり、夜に森に現れてはあてどもなく歩き続け、やがて朝になるとその姿を隠す。
英語版では、ナイトウォーカーと言う訳が当てられている。
神としての権能。
実はシシ神の夜の姿であり、日中は獣の姿をしているシシ神が夜になって巨人へと姿を変えた神。
月の満ち欠けと合わせて生と死を繰り返し、生命の与奪を司る古の神であり、夜に森を徘徊して命を採集しているという。
シシ神からデイダラボッチに変わる際には首が伸びて巨大化するが、その際に伸びた首から肉体が透き通り、銀河のような身体を形成していくようになる。
この際、少なくとも首が伸び切るまでは頭部はシシ神の顔立ちを保っている。
モデル・元ネタ
なお、宮崎駿が愛読する諸星大二郎の「マッドメン」に登場する巨人がモデルともされる。
名前の元ネタになったのは、日本の伝説に登場する巨人である「ダイダラボッチ」。
関連タグ
ダイダラボッチ…名前の元ネタになった妖怪の別名。
グラードン…ポケモンの一種、アニメ版の劇場版「七夜の願い星 ジラーチ」にてメタグラードンなる怪物のモデルになっている。
八王・スカイディア 見た目がシシ神とデイダラボッチの合成に近い。
ブリザーガ…デイダラボッチと巨神兵を足したようだと言われることもある。
デイダラ…C4は文字通りデイダラボッチのような姿の爆弾である。
ケルヌンノス(Fate)…巨神繋がり。後に体が縦に長い事が判明し、邪悪なシシ神かデイダラボッチの様だと言われるようになる。