キャスト
森功至(テレビアニメ)
概要
ダーク・キングダム四天王の一人。
原作およびアニメ無印版では四天王の二番手として登場した。
実力は前任者であるジェダイトを遥かに上回り、特に直接戦闘能力の強大さは下位の二人とは桁違いである。
一応、ジェダイトは覚醒前のタキシード仮面を打ち負かしているため相当な実力者である。
ダーク・キングダムの幹部はクイン・ベリルを初めとしてみな鉱物の名前を持ち、これらは正確に言えばベリルおよび四天王らはその前身である地球の王国ゴールデン・キングダムの住人であった頃からの名前である。
名前のネフライト(nephrite)とは軟玉の翡翠の意味。
原作及びCrystal版
Crystalによれば元々はプリンス・エンディミオンを守護する知恵と安らぎの騎士であったらしい。
原作ではセーラージュピターと対決し、「フラワーハリケーン」による目くらましと電撃攻撃を受け呆気なく倒されたが、Crystalでは電撃攻撃の直撃を免れた上でその際に前世での記憶を僅かながらに取り戻していた。
前世ではセーラージュピターと恋愛関係にあったことが示唆されているが、アニメ版では木野まことはネフライトが倒れた後に登場したためにニアミスで終わってしまった。
テレビアニメ版
アニメでの設定では表向きは骨董商を生業としている青年実業家「三条院正人(さんじょういん まさと)」として活動している。
スターライト・アタックという必殺技(おそらくは牽制技程度か)を持ち、ゾイサイトの配下である妖魔の三人娘たちを一人で軽く叩きのめして死の恐怖を与えたり、PCエンジン版ゲームのOPにおいてはDDガールズを一人で全員倒すという描写がなされ、その強さが強調されている。
また人間への憑依や単独でセーラー戦士との戦闘が可能な力量の分身を作り出す、天球儀を代償に黒水晶を生み出す、大阪なる一人からジェダイトが大勢の人間から奪ったのと同等のエナジーを奪うなど魔力も強大である。
さらには上述したように人間界に屋敷を構えて会社まで持ち、一つの偽名を使い続けていながら、最終局面に至るまでセーラー戦士にもタキシード仮面にも尻尾を掴まれることがなく、セーラー戦士と大阪なる以外の人物に正体が露見しなかった巧みな潜伏ぶりを考慮すると、潜伏能力でも下位の二人を上回っていると思われる。
事実、ジェダイトはJダイトーに扮した際、一度尻尾を掴まれかけている。
大阪なると出会ってから次第に彼女に想いを寄せるようになり、最終的にはゾイサイトとその部下である三人の妖魔から彼女を庇った事を切っ掛けになると相思相愛となるが、その直後に妖魔三人組の攻撃からなるを庇い致命傷を負い、最後はセーラー戦士たちに看取られながら、なるに今まで嘘を付い続けたことを詫び、彼女と出会えた事に感謝しながら息絶え消滅する。
その後、“魔界樹編”と“ブラック・ムーン編”の間のストーリーを描いたPCエンジン版ゲームではパスト・ワイズマンにベリルを始め他の四天王たち共々復活させられるも、なるへの愛情が残っていた為にセーラー戦士たちへの復讐を望まず、彼らを裏切った為に追われる立場となっており、その後無理やり再生されたショックとなるの自宅で療養中に彼の様子を見にやって来た衛に出会った事で、アニメでは語られなかった前世での記憶を思い出し彼らに協力。
最終的にはセーラー戦士たちに力を貸してパスト・ワイズマンを打ち倒す事に貢献。
最終的には事件解決後に再び一から人生をやり直すためにセーラームーンに頼み込み、ベリルや他の四天王たちと共に“幻の銀水晶”の力で人間へと転生し、第2の人生を過ごす事となる
また、“デス・バスターズ編”と“デッド・ムーン編”の間を描いたSFCソフト「美少女戦士セーラームーン Another Story」でも思念体として登場しており、オポシティオ戦士たちの攻撃からセーラームーンを庇って昏睡状態に陥った衛を救う方法を他の四天王たちと共にセーラー戦士たちに伝授する等の活躍をしている。
ネフライトの分身
アニメ『美少女戦士セーラームーン』第22話「月下のロマンス!うさぎの初キッス」に登場。
ダイヤモンド王国の第一王女が持つという王国の秘宝が“幻の銀水晶”ではないかと睨むベリルの意に応える為にネフライトが王女から秘宝を奪い取る為にその魔力から生み出した分身体。
一種の亡霊のような存在らしく、人間に憑依して自在に操る事ができる能力を持っており、目的を果たす為に依り代を次々に変えて暗躍していた。
“怨霊の黒い風”という非常に強力な攻撃手段を持っているが、打たれ弱いという弱点を抱えており、マーズのお札でダイヤ王女の体から追い出された為、“怨霊の黒い風”を使い、セーラー戦士たちの動きを封じるがマーキュリーの『シャボン・スプレー』で攻撃をかき消されてしまい、最後はムーンの『ムーン・ティアラ・アクション(ムーン・ティアラ・ブーメラン)』を受け消滅した。