CV:掛川裕彦
TVシリーズ『美少女戦士セーラームーンR 』エイル・アン編とブラック・ムーン編の間を描いたPCエンジン用ソフト『美少女戦士セーラームーン』に登場する謎の怪人。
その姿は緑掛かった岩肌の体躯とキュプロクスの様な血走った黄色い単眼女性の姿をしており、若い男と女の声が二重に重なったかのような不気味な声色で話す特徴を持つ。
強力な念動力を操るエスパーであり、死者を甦らせることの出来るとされる魔石『ブラッディオパール』を所持し、セーラー戦士たちに敗れたクイン・ベリルと四天王達を復活させ、『幻の銀水晶』の入手を目論み、それを使い時空の扉を開き、未来の時間軸に存在する自身の主、デス・ファントムを20世紀に降臨させようと企む。
冷酷かつ非情な性格の持ち主であり、復活させたベリルや妖魔たちを道具のように使役し、たとえ彼女たちが任務中に死のうとも、その力で何度でも蘇生させ、目的を果たすまで決して安らかな眠りすら与えようとはしない。
だが、前世の記憶が蘇ったネフライトの呼び掛けにより、正気に戻った他の四天王達と協力し、自分らとタキシード仮面の力を注ぎこんだ黒水晶のエネルギーに、セーラー戦士の力を注ぎこんだ『銀水晶』の力で根元ごと浄化され消滅。
結局その正体は最後まで明らかにされなかったが、パスト(過去)・ワイズマン(ブラック・ムーン一族が存在する30世紀から見れば20世紀は過去)というネーミング、主がデス・ファントムである事、そして彼を降臨させる目的から、ワイズマン(デス・ファントム)と何らかの関連があると推測されるが、詳細は不明。
恐らくファントムが送り込んだ分身か何かだったものと思われる(声も若々しいのは過去の彼だと解釈すれば説明が付くし…)が、その正体は謎に包まれている。