オリエント(大高忍)
おりえんと
概要
週刊少年マガジンにて2018年26号から2021年6号にかけて連載されたあと、別冊少年マガジンに移籍したうえで同誌2021年3月号から連載されている漫画作品。
単行本は2022年4月上旬時点で15巻。
さらには2021年10月にはノベライズが青い鳥文庫から刊行された。
いずれも版元は講談社。
内容
戦国時代の日本のような土地、「日ノ本」が舞台。
いわゆる中世ファンタジーモノであるが、バイクやヘリコプターなど近代的な乗り物が登場する他、「鬼」・「鬼神」と呼ばれる地球外生命体との戦いを主軸としており、SF要素もある。
世界観に関しては説明描写が少なく、よくわかっていない部分も多い。
今後の展開に期待するしかない。
用語
日ノ本
戦国時代の日本に似た土地。現実世界の戦国時代の日本のように武士団と呼ばれる集団同士の抗争が繰り広げていたが、突如現れた地球外生命体「鬼神」によって支配される。
鬼神
宇宙から飛来した地球外生命体。主食は鉱物。もともとは一体しかいなかったが、現地人(日ノ本の人々)から鉱物を与えられ巨大化、自分以外の鬼神や鬼と呼ばれる小生命体を産み出し、日ノ本を瞬く間に席巻した。
鬼鉄刀と呼ばれる武器でしか殺せず、鬼神に関しては角を折らなければならない。
鬼鉄刀
鬼神や鬼に対抗できる唯一の武器。その名の通り刀剣型が多いが、そうでないものもある。これを扱うことができるのが武士の証とされる。
鬼鉄騎
小次郎が家の倉庫から持ち出した、バイクめいた乗り物。詳細不明。
主に地位の高い方が後部座席に乗り、地位の低い方が操騎手(鬼鉄騎を前で操縦する人の事)となるのが慣例である。
鐘巻武士団は当てはまらない。
登場人物
- 武蔵(むさし)
CV:内田雄馬
主人公。赤髪の少年で武士に憧れている。お調子者で熟女好き。
前々作のヒロインももこや前作の主人公アラジンのような物語の牽引役に近いが、彼らのように何考えてるかわからないハチャメチャ系の人物というわけでもなく、自分の考えやあり方について葛藤することも多い。物語のカギを握る、黒曜の女神を宿している。極度の年上好き。
- 鐘巻小次郎(かねまき こじろう)
CV:斉藤壮馬
武蔵の幼馴染み。武士の血を引く少年。武蔵と比べて落ち着いており、ツッコミ役を担うこともあった。影が薄い。女性経験が全くない。世話焼きで家事ができ、つぐみからお母さんと言われたりすることも。
長男ポジション。
- 服部つぐみ(はっとり つぐみ)
CV:高橋李依
本作のヒロイン。罵倒されて育ったため、褒められ慣れていない。
- 武田尚虎(たけだ なおとら)
CV:日野聡
武田武士団団長で青刀武士。五傑将の一人。
- 猿渡みちる(さるわたり みちる)
CV:安野希世乃
武蔵が野良鬼(緑色鬼・蛸壺鬼)から助け出した武士の少女。黒曜石の兄弟、八咫郎の娘。
- 犬飼四郎(いぬかい しろう)
CV:下野紘
黒曜石の八人の一人。非常に珍しい、白刀武士。武蔵の中にある、黒曜の女神を狙う。三度の飯より鬼鉄刀が好き。
- 犬川静六(いぬかわ せいろく)
CV:新垣樽助
黒曜石の八人の一人。人体に“錯覚”を起こさせる能力を持つ、黄刀武士。酒が好き。
- 犬坂七緒(いぬさか ななお)
CV:和氣あず未
黒曜石の八人の一人。四郎をご主人と慕う少女。狐の面を被っている。
- 小雨田英雄(こさめだひでお)
CV:羽多野渉
小雨田武士団の団長。温厚そうに見えて何か隠している。
- 上杉竜臣(うえすぎ たつおみ)
CV:前野智昭
上杉武士団団長。仲間を強化させる黄刀を使う。五傑将の一人で、武田尚虎と共に双璧と称される。
- 島津秋弘(しまず あきひろ)
CV:内山昂輝
島津武士団の跡継ぎの一人。武蔵たちの属する小隊の隊長。兄弟含め全員に厳しい態度をとる。
テレビアニメ
2021年1月4日にテレビアニメ化されることが明らかにされた。その後同年9月6日には具体的な放送開始時期等の発表もなされている。
2022年1月からテレビ東京、AT-X、BSテレビ東京で放送されたほか、1ヶ月遅れながらびわ湖放送でも放送。さらに7月からは「淡路島激闘編」と称した第2シリーズを放送する予定。
監督は柳沢テツヤ。シリーズ構成は國澤真理子。キャラクターデザインは岸田隆宏。音楽は深澤秀行。
アニメーション制作はACGT。
オープニングテーマ
Da-iCE「Break out」
エンディングテーマ
羽多野渉「ナニイロ」