概要
単行本9巻、11巻にて島津兄弟を除く武士団の武士たちが登場するが、口元や眉、耳などに付けているピアスは武士団の特徴と思われる。
また、天狼鉄脚は島津武士団青刀武士・赤刀武士共通の鬼鉄刀の可能性あり(不確定要素)。
島津兄弟
島津武士団の跡取り候補兄弟たち。
秋弘たち島津兄弟は、多嘉久に嫌われているクチと、秋弘自身の口からでている。
兄弟は全員春夏秋冬、またはそれに準ずる季語が名前に含まれている。正家が「春・夏・秋」、庶流は「冬」もしくは「冬の季語」。
詳しくは島津兄弟参照。
上杉連合との関係
淡路島に君臨する鬼神、緑色鬼神・砲戦竜八岐大蛇の「鬼退治」には、もちろん上杉連合傘下である島津武士団も参加しているが、単行本9巻の内容で、島津兵は秋弘たち島津兄弟を残し、脱走兵となっている。これは当主である多嘉久が手勢を撤退させたほか、島津本国からもひそかに帰還命令が出されていたからである。この命令は秋弘たちには知らされておらず、彼等は置き去り状態にされている。
これらの命令は、島津武士団が上杉連合において序列第二位にいある大武士団であることが関係している。
第一陣における作戦終了後、上杉連合は鬼の奇襲、四郎、静六との戦闘に持ち込まれる。その際多くの兵は負傷したほか、上杉武士団当主・上杉竜臣を失う大打撃を負う。
上杉が滅びた後、連合宗主の座が島津に移るため、それを狙っての行動である。宇佐美黒子はそんな行動から多嘉久に対し「食えぬ男」と不評している。
武士
- 秋弘(あきひろ)
当主、多嘉久の息子。春久、夏樹とは腹違いの兄弟。魂の色が原因で兄弟との距離が開いてしまっていた。和解後はやや我儘な面を見せている。兄弟思い。赤刀武士。
名前に含まれる季節は「秋」。
- 春久(はるひさ)
当主、多嘉久の息子。夏樹の兄。秋弘とは腹違いの兄弟。赤刀武士として、鬼神にトドメを刺すことを夢見ていた青年。先を見て判断を下している描写がある。青刀武士。
名前に含まれる季節は「春」。
- 夏樹(なつき)
当主、多嘉久の息子。春久の弟。秋弘とは腹違いの兄弟。自身の外見の良さを理解している青年。幼少期から地位や立場を理解している場面がみられる。青刀武士。
名前に含まれる季節は「夏」。
- 時雨(ときさめ)
多嘉久の弟の息子で庶流。忠雪は双子の弟。冬家とは腹違いの兄弟。忠雪には女の好みが下品、おかしいと言われている。青刀武士。
名前に含まれる季語は、冬の季語「時雨(しぐれ)」。
- 忠雪(ただゆき)
多嘉久の弟の息子で庶流。時雨と双子の弟。冬家とは腹違いの兄弟。清楚な女性が好みなほか、女性に対する夢が壊れ泣いたりする一面がある。青刀武士。
名前に含まれる季語は、冬の季語「雪」。
- 冬家(ふゆいえ)
多嘉久の弟の息子で庶流。時雨、忠雪とは腹違いの兄弟。妹が1人いる。秋弘を除く兄弟の中では、物の見方が中立的。青刀武士。
名前に含まれる季節は「冬」。
- 多嘉久(たかひさ)
お館様。秋弘に後継者の座を無理強いさせるも、秋弘に人望や権力を奪われることに恐怖し、鬼鉄刀が使えない養子を跡継ぎにしようと考えている。