概要
現在別冊マガジン連載中「オリエント」に登場するキャラクター。「黒曜石の八人」または「黒犬」と呼ばれる組織に属している。
初めて登場した白刀使いであり、漫画内では"無比の強さ"などとして、かなり強い立ち位置にいる。
プロフィール
人物
極度な鬼鉄刀好き。鬼鉄刀で地に陣を描く、鬼鉄刀に美人という言葉を使うなど、度が過ぎた部分も多々ある。(鬼鉄刀へ語る愛は大変詩的。)その過度な執着に、慣れた様子の七緒も吐きかけていた。
「黒曜の女神」は鬼鉄刀と同等かそれ以上に好いており、何(十?)年間と捜してきたらしき言動も見られる。淡路島奪還編で武田尚虎の刀を交えた際、扇動だと理解していながらも女神を侮辱されかなり頭にきていた。
性格には相当難があるようで、己の弱さに劣等感を覚えオドオドとする犬田八咫郎に、傷口を抉るような発言をする。また、四郎を慕い付き従う七緒が落ち込んだ時にも適当に対応した。その他、静六の指示を聞かなかったり、肩を組もうとしてくるのを「じゃま」と跳ね除けたり、あまり人には興味が無いと思われる。
静六が「黒曜の女神」に拒否された四郎を心配して(真偽のほどは定かではない)「酒でも奢って慰めてやろうか?」と言ったときは「静六は酒が飲みたいのか?」と的外れな返答をしたことから、興味が無いだけでなく、感情の機微などにも疎いようだ。
武蔵に名を尋ねられたとき、「名乗る名もねえ飼い犬だよ!」と返していたので、下についている自覚はあるらしい。
容姿は西洋風で、白の髪に黄色の目。修道服を連想させる服装と、首にかけられたロザリオのネックレスが特徴。けれども、黒犬の共通点である首輪もつけているので、そばかすと頭巾も相まって頭部が非常にうるさい。
他、作中で伴天連風と称されるあたり、キリスト教をモチーフとしている可能性が高い。
鬼鉄刀
「無明」
切り取った部分をあらゆる場所に転移でき、空中に海底や溶岩を出現させることも可能。時間制限もあり、時間が経てば元の場所に戻るような描写もある。
ただ、それもものともしないほど強い能力であり、誘拐、移動、殺害もお手の物。あの「黒曜石の女神」も四郎の鬼鉄刀だけは褒めていた。
刀身は非常に大きく、あるコマでは犬飼四郎自身より大きい。(※初登場では無明を背負ったまま膝をつけているので、時と場合によるのだろうか。)
シルエットが十字架。
その他
・四郎という名前や、キリストを彷彿とさせるキャラクター性から天草四郎が元ネタではないかと言われている。
・大高忍の手ブロに公開されている静六のキャラ表にて、静六と四郎が並べられ「カラーリングを逆にする必要がある」と書かれていたため、構想の時点では黒髪に白い服だったのかもしれない。