鐘巻小次郎
かねまきこじろう
「俺と親父の先祖は『武士』だ」
「作ってやろうぜ!俺とお前で………」
物語開始時点では、鉱夫の町で暮らす影響もあり、「『武士』が英雄、『鬼』が悪い化物」は慰めだと考え、入山式直前に家に訪れた武蔵を追い出したりするも、同時に武蔵を誰よりも理解しているため、武蔵の忘れ物から本心を見抜き、入山した武蔵を鬼鉄機で迎えに行く。
町を出た先で本物の鬼と出会い、武田武士団と共闘、初手柄を逃した末に、武蔵と共に『最強の武士団』を作るため旅に出る。
元ネタ
キャラクターの元ネタは佐々木小次郎だと思われる。
佐々木小次郎は鐘巻流剣術開祖・鐘巻自斎の弟子。
15歳にして煙草を吸ったり、つぐみの色仕掛けに引っかかったりと、年相応の少年らしさがある。
腰にさしてある刀は父の形見。鉱夫の町で理不尽な扱いを受け、同時に義務として身に着けていたものの、鬼神に奪われかけた際は「楽しかった頃の記憶は全部この刀と共にある」、手を離せば大切なものを失う気がすると意地でもその手を離そうとはしなかった。根っからの武士気質でもる。
自斎の死後は1人で暮らしていたため、生活力が高い。鎖と釣り針を用い、釣り竿のように利用し牢獄の鍵を取ったりと非常に器用である。武蔵からは釣り侍だと揶揄われていた。
おまけ漫画では、武蔵の服がほつれていればつくろい、寝付けの悪いつぐみに絵巻物を読んでいる。そのほか、料理上手でもあり、つぐみからは『お母さん』と称されていた。
人思いの一面が強く、四郎が大東鉱山に集う武士たちを襲った際、自身が狙いだと気付けば己を囮としほかの武士たちを逃がそうとした。
重度のヘビースモーカーで、単行本2巻のおまけ漫画では、禁煙をするも、武蔵からは「やだナア… 小次郎が禁煙してうまくいったためしがないんだもの…」と毒づかれるだけではなく、禁煙4日目にして尋常ではないほど震え、分厚い冊子である『月刊・鉱夫』を二つに破るほどイラついている。なお、その後の物語で喫煙をしているため、禁煙は失敗している。
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