概要
CV:鈴村健一
機械帝国ガルファ第二皇子であり、第一皇子アルテアが記憶を取り戻し地球に寝返ったことに伴い、皇帝の分身たるゼロと共に地球に襲来した。勿論、アルテアとの血縁は無い。
非常に長い金髪を布で纏めており、劇中では解いたことは無い。祭礼の際には白い礼服を着用するが、普段はTシャツにズボンというラフなスタイルをしている。
独裁国家の皇子として育てられたため喋り方も古色蒼然としており、剣呑な性格。花が好きだが、ガルファは機械により完全に自然環境がコントロールされているので、栽培という概念を知らなかった。
地球襲来の際に、螺旋城陥落後ただのホームレスに落ちぶれていたチップ3バカを拾い、「既に本体が無いのだから処分してしまおう」と進言したゼロに抗議し、以降は3バカが十社となる。
草薙北斗がアルテアの愛機凰牙を奪った事を恨み、凰牙をアルテアの義弟たる自分が継ぐにふさわしいと称しゼロが奪取したアルテアのギアコマンダーを用いて凰牙を呼ぶが、凰牙に拒絶され、北斗に嫉妬心を抱く。ゼロの策謀により北斗諸共凰牙を攫うが、結局凰牙はスバルを選ばず、ならばということで北斗に洗脳処置が施される。
そこでゼロは北斗に「自分はスバルの相棒であり、出雲銀河の最大のライバル」と吹き込んでスバルを北斗の情操教育の相手として擁立。初めてできた「友達」に束の間の安らぎを得るスバルであったが、北斗は銀河との決闘の末に洗脳を破った為、スバルは凰牙も北斗も失い失望する。
それを見て「人間の情」がスバルに目覚めた事を悟ったアルテアはスバルを用済みと見なし、感情的になるスバルに賛同するふりをして、彼を機士レガシーに載せ防衛軍基地襲撃への参加を許可する。
しかしレガシーは自爆装置を搭載しており、凰牙に抱き着いて上空2万mで自爆するようにセッティングされていた。スバルはレガシーから脱出できず自暴自棄になるも、銀河の協力で難を脱し、GEARに投降する。
その後は子供達と触れ合うことで精神的な落ち着きを見せるも、ゼロによりGEAR本部は壊滅。スバルは爆発に巻き込まれてしまうも(一応は義姉ということになる)ベガにより救助され療養を終えたアルテアと再会、メテオに乗りガルファとの最終決戦に挑む。
ガルファ本星突入戦においてはベガと共にセルブースターバルハラに搭乗、攻撃衛星のハッキングを行い、北斗と共に本星に降り立つ。そこで漸く正体が判明、元々はアルクトス一般庶民の子であり、ガルファによる残党狩りが行われた際に(まだ赤ちゃんだった為)攫われ、アルテアのスペアとして皇帝に洗脳されたということが発覚。無事に母セアと再会し、生まれて初めて目にする弟ジュノと出会った。
ガルファ滅亡後は母と共に暮らしているが、ドラマCDでは銀河によりセアとアルテアの政略結婚という著しく空気の読めない作戦が危うく決行されそうになっていた。
係累
血族
- 実父:不明(故人)
- 実母:セア
- 叔母:レア(小説版に登場するセアの異母姉妹)
- 実弟:ジュノ
血縁は無いが法律上は家族に当たる人
- 養親:ガルファ皇帝(機械)
- 義兄:アルテア(アルクトス皇子→ガルファ皇子→アルクトス王(公正な選挙による選抜))
- 義姉:ベガ=草薙織絵(アルテアの妹)
- 義姉婿:草薙圭介(ベガさんの夫)
- 義理の甥:草薙北斗(主人公、ベガさんの息子)
このように非常に家系図がややこしくなっており、作中でも銀河から突っ込まれているほど。
余談
漫画版では最初から最後まで完全に悪役であり、ゼロも皇帝の分身ではない為結託して皇帝に翻意を抱いている。また同作ではアルテアの実弟であるがベガとの血縁は無い。
なお彼が原案では女性だったというのはデマ。
関連項目
シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEEDDESTINY):監督の次々回作の主役で声が同じ。スバルと同じく赤い瞳を持ち、ろくでもない大人に好き放題に操られてしまう少年。