曖昧さ回避
1の概要
テレビゲームなどにおいて、プレイヤーキャラクターが敵・障害物からの攻撃を受け付けなくなる時間の事を指す。主に当たり判定が消滅する、あるいは攻撃判定に接触してもダメージを受けなくなるなどの形で表現される。
当たり判定が消えても地形判定は消えないのでも地面をすり抜けて転落するような事は無いが、逆に穴への落下、地形による押し潰しなどは無敵時間中でもミスになる事が多い。
無敵時間の種類
①キャラクターがダメージを受けた場合
アクションゲーム、シューティングゲームによくあるパターン。
プレイヤーキャラクターが攻撃判定に触れた瞬間にゲームへ復帰すると、攻撃判定に再度接触してしまう可能性がある。その場合、攻撃が多段ヒットしてHPがあっという間に削られたり、残機が一瞬で無くなりゲームオーバーになる事が考えられる。
こうした理不尽な事態を避けるため、プレイヤーキャラクターがダメージを受けた際には無敵時間が発生し、回避・仕切り直しの機会が与えられている(そのような救済処置の無いゲームもあるが、多くの場合クソゲー扱いされている)。
また、逆に攻撃を受けたボスキャラクターに無敵時間が発生し、多段ヒット武器による攻撃を抑制して難易度調整を図るという場合もある。
双方とも、映像上ではキャラクターが半透明になる形で表現される事が殆どである。
また、格闘ゲームではダウンからの復帰時等に発生し、過剰な起き攻め(追撃)を防ぐ役割を持つ。こちらは特に映像上の特殊な表現はない事が多い。
②特殊なアイテムを入手・使用した場合
こちらもアクションゲームやシューティングゲームに多いパターン。スターや無敵キャンディーを取った瞬間、あるいは所持するボムを使用した瞬間に発生する。こちらは無敵時間になると同時に攻撃判定も発生し、普段倒せない敵にもダメージを与える事が可能になる場合もある。こうした無敵時間の利用を前提とした構成のステージも存在する。
映像上では虹色に点滅する、あるいはプレイヤーキャラクターの周囲に炎や稲妻などのエフェクトが発生して無敵兼攻撃状態であることを強調する事が多い。
③必殺技を使用した場合
主に格闘ゲームやベルトスクロールアクションで見られる。昇龍拳などの必殺技、ダブルラリアットなどのメガクラッシュを使用した際に無敵時間が発生し、敵キャラクターからの攻撃を無効化しながら反撃する事が出来る。
①②とは異なり、見た目上は特殊な映像表現などが無い事が多いが、近年ではやはりキャラクターが発光する、炎や稲妻などのエフェクトを伴うなどの表現を伴う事が増えた。
また、ノーリスクで全ての攻撃を無効化できるのは万能過ぎる為か、シリーズを重ねるごとに空中からの攻撃のみを無効化する対空技になったり、ゲージを消費するEX必殺技でしか無敵時間が発生しなくなるなどの弱体化が図られているものもある。
関連項目
ムテキゲーマー - 上記の無敵時間を再現した能力により、あらゆる攻撃を無効化する仮面ライダー