曖昧さ回避
1の概要
テレビゲームなどにおいて、プレイヤーキャラクターが敵・障害物からの攻撃判定を受け付けなくなる時間の事を指す。主に当たり判定が消滅する、あるいは攻撃判定に接触してもダメージを受けなくなるなどの形で表現される事が多い。
地形判定は無効化されないので無敵時間中でも地面をすり抜けて転落するような事は無いものの、逆に穴への落下、地形による押し潰しなどは無効化できずにミスになる事が多い。
無敵時間の種類
無敵時間が発生する条件は、①プレイヤーキャラクターがダメージを受けた場合、②特殊なアイテムを入手・使用した場合、③必殺技を使用した場合、の三つに大別される。
①はアクションゲーム、シューティングゲームによくあるパターン。
プレイヤーキャラクターが攻撃判定に触れた瞬間にゲームへ復帰すると、攻撃判定に再度接触してしまい再度ミスになる……という理不尽な事態を避けるために無敵時間が発生する。格闘ゲームではダウンからの復帰時等に発生し、執拗な追撃を防ぐ役割を持つ。
映像上ではプレイヤーキャラクターが半透明になる形で表現される事が多い。稀にこうした救済処置の無いゲームもあるが、殆どの場合クソゲー扱いされている。
②もアクションゲームやシューティングゲームに多いパターン。スターや無敵キャンディーを取った瞬間、あるいは所持するボムを使用した瞬間に発生する。こちらは無敵時間になると同時に攻撃判定も発生し、普段倒せないような敵にもダメージを与える事が可能。こうした無敵時間の利用を前提とした構成のステージも存在する。
映像上では虹色に点滅する、あるいはプレイヤーキャラクターの周囲に炎や稲妻などのエフェクトが発生して無敵兼攻撃状態であることを強調する事が多い。
③は主に格闘ゲームやベルトスクロールアクションで見られる。昇龍拳などの必殺技、ダブルラリアットなどのメガクラッシュを使用した際に無敵時間が発生し、敵プレイヤーキャラクターからの攻撃を無効化しながら反撃する事が出来る。
①②とは異なり、見た目上は特殊な映像表現などが無い事が多い。また、ノーリスクで全ての攻撃を無効化できるのは万能過ぎる為か、シリーズを重ねるごとに空中からの攻撃のみを無効化する対空技になったり、ゲージを消費するEX必殺技でしか無敵時間が発生しなくなるなどの弱体化が図られている事もある。
関連項目
ムテキゲーマー - 上記の無敵時間を再現した能力により、あらゆる攻撃を無効化する仮面ライダー