「人間の記憶を脳から直接、読み取るこの電子サイコネット。これさえあれば、すぐ鬼火隕石の欠片を拾った場所を突き止める事ができる。やれ」
声、人間態:上田耕一
概要
第20話「なぞ?の救急病院!人類の大滅亡が迫る」に登場。
昆虫のオケラの姿をしたダブルモンスターで、自身の体をスピンさせると、砂嵐を巻き起こす。腹部を取り除き、その穴部から弾丸を発射する。右肩からは「爆弾バズーカ」というバズーカ砲を繰り出す。
6千万年前に飛来し、摂氏60度の熱を加えると周囲の酸素を吸収し、酸欠状態にすることで恐竜を絶滅させた後、年月を経て地殻変動で埋もれていた「鬼火隕石」の欠片を偶然拾った村田和広少年から在り処を聞き出し、その本体を手中に収めようと目論んだ。
活躍
ルポライターの大山小次郎から「光る石を拾った少年重症」と書かれた新聞を見せられ、日本地質学研究所に向かったところ、鬼火隕石の欠片を奪って逃げたハンターキラーの車を発見、追跡した結果、廃車置き場に到着した一条寺烈の前に現れ、交戦。
ギャバンに蒸着した烈に欠片を奪還され、砂嵐を巻き起こして一時撤退する。魔空城に帰還すると、ドン・ホラーから「拾った場所を少年から聞き出し、本体を掘り出す」ようハンターキラーと共に命令される。
その後、病床の和広少年を医師になり代わって誘拐し、人間の記憶を脳から直接読み取る装置「電子サイコネット」を使い、鬼火隕石の欠片を拾った場所を嵐ヶ原の古戦場と突き止める。更に和広少年の元にたどり着いた烈を時限爆弾で彼もろとも始末しようとするも、間一髪のところで回避され失敗に終わる。
それからクラッシャーを引き連れ、嵐々原古戦場で鬼火隕石の本体を捜していたが、烈に嗅ぎつけられた為、クラッシャーと共に彼に襲い掛かる。蒸着を完了したギャバンにクラッシャーを一掃され、交戦した後、魔空空間に移動。そこで直接対決をした後、戦闘円盤に乗って攻撃を仕掛けるが、電子星獣ドルによって全滅していまい、再び直接対決に切り替える。最期は一騎打ちに出たが、「ギャバンダイナミック」を受け、爆発四散した。
余談
声を演じた上田氏は『ウルトラセブン』のシャドー星人や『キカイダー01』のシルバーハカイダーの声を当てていたが、本作以降テレビ特撮には出演していない。東宝の特撮映画には以後も多く出演している。
書籍で「科学者」と紹介されることもあるドン・ホラーだが、本編でそれらしい描写は本話で鬼火隕石を自らの手で調べようとした程度に留まっている。
関連タグ
マンディガー、ハゲタカライチ、グローザ星人ヘルヘヴン、リコモ星人ケバキーア、クリスト星人ファーリー:特殊な鉱物を狙った怪人繋がり。特にヘルヘヴンとケバキーアは誘拐も同時に働いた点も共通している。