「良くもデビルストーンを……抹殺してやる!」
CV:佐々木望
概要
ミケラがハゲタカと宝とライチの3つのモチーフを融合させて作り出したトリノイド第19号。頭部が翼を広げたハゲワシとなっており、頭頂部にライチを模した巨大な宝玉の付いたネメスを被っている。全身も赤と黒と黄金の鎧で覆われており、背中にも同様のカラーリングをした宝箱を背負う。
そして両腕の側面とふくらはぎの部分にもそれぞれ数と大小の違いはあれど、同じくライチを模した宝玉が付いており、自身の製造ナンバーである「19」の刻印も、腰飾りの左側に宝を模した形で付いている。
ハゲタカらしく高い飛行能力に加え、嗅覚も鋭く、狙った宝の匂いを本能で嗅ぎ分ける事が出来る。
戦闘では超ライチの実を大量に発射する「ライチボンバー」と言う技を繰り出し、この超ライチの実は口にした者から、どんな超パワーでも根こそぎ吸い取ってしまう。
そして背中に背負った宝箱から出すムチで相手に強打を浴びせたり、縛り付けて動きを封じる事が出来、更にはハゲタカの翼を大きく広げて叩き付け、高速飛行による体当たりと言った多彩な攻撃で相手を畳み掛ける。
活躍
ミケラによって生み出されるや、邪命神デズモゾーリャ復活の為、不思議な力を秘めた石「デビルストーン」の入手を目論み、行動を開始する。
デビルストーンが展示されている百貨店に出現するも、偶然居合わせたイエローにストーンを奪い取られるが、繰り出したライチボンバーで彼女を変身不能に陥れる。
その後もデビルストーンを執拗に狙っては、次々と変装するらんるに翻弄されるが、一緒に展示されていたアスカの腕輪で彼女からデビルストーンを奪取。しかし、デビルストーンにはブルーの手によって超小型爆弾が取り付けられていた……。
そうとは知らずに撤退し、侵略の園に送ろうとするが、その時リジェが不調を来したとして、創造主であるミケラに待機を命じられる。
すると其処へらんるがトラックで追跡して来た為、彼女と再び争奪戦を繰り広げるが、ダイノガッツが戻ったお陰でらんるは再びイエローに爆竜チェンジし、そのまま圧倒される。
ライチボンバーをイエローに跳ね返された隙に腕輪を奪い返され、その直後にデビルストーンの爆発に巻き込まれるがしぶとく生き延びる。しかし、目的のデビルストーンは爆破されてしまった為、その怒りからアバレンジャーを徹底的に追い詰めるが、そこに出現した暗黒の鎧の戦士に斬り倒される。
戦士の撤退後、降り注いだジャメーバ菌を含む雨の雫を破片が浴びた事で再生巨大化。
巨大戦では爆竜スティラコサウルスに襲い掛かるも、大したダメージを与えられぬまま、相手のファイヤーボールクラッシュを喰らって敢え無く爆散した。
余談
モチーフは上記の通りハゲタカと宝とライチだが、他にファラオも含まれる。
尚、ミケラが使用したカラーはそれぞれハゲタカがコンドル科猛禽エキス入り大翼色、宝が財宝エキス入りトレジャーハンター色、ライチがムクロジ科キヒーヨーエキス入りデリシャスライチ色。
スーツは次回作『特捜戦隊デカレンジャー』のスマスリーナ星人ニカレーダへと改造された。
声を演じた佐々木氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となり、次々回作の『魔法戦隊マジレンジャー』にて冥府神ワイバーンと言う、同じく飛行能力を持った幹部怪人の声を担当する事となる。ちなみにその他東映特撮作品には本作以前に『テツワン探偵ロボタック』にて主人公のロボタックの声を演じていた。
なお、らんるの放ったバックスクリーン三連発ボンバーによってライチを呑まされる展開は1985年に阪神タイガースがホームランを三連発した出来事が元ネタ。放送当時は阪神タイガースが快進撃を見せた年だった事からパロディされた。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー 邪命体エヴォリアン ミケラ トリノイド
トリノイド製造番号
18号.ラッコピーマン→19号.ハゲタカライチ→20号.ルージュラフレシア
デーボ・ザイホーン:『獣電戦隊キョウリュウジャー』における宝繋がりの戦隊怪人。
ダイヤール:海賊戦隊ゴーカイジャーに三条幸人と今中笑里がゲスト出演した回の登場怪人。「次々とコスプレ変化していくヒロインに翻弄される」点が共通している。