「女子高生、可愛かった…であります!」
データ
プロフィール:元々は伸縮細胞を駆使し、数m単位で身体の大きさを自在に変える事のできる宇宙人
強化改造:マルチサイズダイヤル、アブソブルーマー
特殊任務:女性の幸せエナジー収集作戦
概要
ザンギャックの行動隊長。軍人らしく一人称は「自分」で、口癖も「~であります」。
その宇宙人としての自前の伸縮細胞をインサーンの手で強化し、腹部に「マルチサイズダイヤル」を取り付ける改造手術を施されている。
このダイヤルを回せば肉体のサイズを自在に変えての戦闘が可能となり、箒のような武器「アブソブルーマー」は幸せの絶頂にある女性の幸せエナジーを吸収し、巻き貝状のタンクに貯蔵する。
劇中では、地球風邪のウイルスに罹ったワルズ・ギルの風邪を治すのに必要な女性の幸せエナジーの収集と言うしょうも無い目的の為、上述の「女性の幸せエナジー収集作戦」を実行した。
活躍
地球風邪のウイルスに罹ったワルズ・ギル。インサーンによると、幸せの絶頂の地球の女から幸せエナジーを集めて注射すれば治るとの事で、その為にダイヤールが行動を開始。
結婚式場で式を挙げる新婦を狙い、アブソブルーマーで彼女から幸せエナジーを吸収していると、その場に居合わせたゴーカイジャーが駆け付けた為に交戦。変身と共にゴーカイガンをぶっ放すゴーカイジャーに対し、ダイヤールは腹部のダイヤルを回して即座に巨大化。そのままゴーカイオーと豪獣神相手に巨大戦へ縺れ込む。
マジゴーカイオーのゴーカイマジバインドを小サイズになる事で回避し、豪獣神を乗っ取ったり、ゴーカイオーのコックピットに潜入する等して翻弄した末、今度は船内に逃走。即座に包囲するゴーカイジャーだが、再び小サイズになると今度は何とイエローのスーツの中に潜入(※「あっ、駄目!背中から胸の方に行きそう…!」と言うイエローの姿を見て「そこ替われ」って思った大きいお友達も間違い無くいるだろう)。悶絶する彼女を助けようと直ぐにピンクがスーツの中に殺虫剤を吹き掛けた為、ダイヤールは耐え切れずに天井を突き破り退散する(※ギガントホースに一時帰還した際には目がショボショボするとして目薬を付けていた。因みにインサーンも伝染された模様)。
その後、幸せエナジーの収集を再開するが、先程の式場で新郎新婦に成り済ました鎧とアイムに誘き寄せられる。お姫様抱っこに加えてキスをしようとする2人の芝居を見て「まさに幸せの絶頂~なぁう!エナジー頂くでありま~す!」と遂に姿を現してしまう。 するとアイムは鎧からお姫様抱っこされた状態でくるりと一回転してダイヤールの方を向くと、そのままゴーカイガンを発砲。これによってダイヤールはダイヤルを破壊されてしまう。
そのままゴーカイチェンジしようとする鎧に対し、ダイヤールはアブソブルーマーで起こす突風で鎧を吹き飛ばして逃走。
自棄を起こしてそのまま「こうなったら、もう幸せの絶頂じゃなくても女なら誰でも良いでありま~す!」と無差別に女性を襲おうとするダイヤールだったが、自転車で走るセーラー服の女子高生、特大注射を持ったナースと次々とコスプレするアイムに翻弄され、最後は婦警姿の彼女の運転するパトカーで吹っ飛ばされる。
その際に手放したアブソブルーマーをアイムに踏み壊された事で幸せエナジーは元の持ち主の所に戻ってしまう。其処へゴーカイガレオンの修理が完了した残る4人が駆け付けて6人は合流。更に幸人と笑里が現れてゴーカイジャー達にアバレンジャーの大いなる力を授ける(※笑里も明らかに手製のアバレピンクのキーをアイムに渡している)。
すると其処へダイヤールが登場した為に6人は変身し、更にアバレンジャーへと豪快チェンジ……と行きたい所だが、アバレピンクのキーだけは笑里の妄想戦隊だった為、アイムはどう見てもコスプレとしか言い様が無い姿になり、「あ~はっは!ダサァ~~!!」とダイヤールにも笑われてしまう。
「これでは派手に行けません…」として、ピンク以外の5人を相手取るダイヤールだったが、そのまま5人に圧倒されてしまい、ゴーカイレジェンドリームとゴーカイブラスト&スラッシュを連続で受け、上記の台詞と共に敗北。尚、この光景に風邪が悪化して倒れたワルズ・ギルはそのまま担架で運ばれてしまい、インサーンも伝染された風邪が本格化してしまう。
ダイヤルを破壊された事で自力での巨大化が出来なくなった為、「自分で巨大化出来た奴にこれを使うなんて…ゴホゴホッ…エネルギーの無駄よ」と愚痴りながらもインサーンが旗艦ギガントホースから放った巨大化ビームを浴びてダイヤールは巨大化。
アバレンジャーの大いなる力によって誕生した豪獣ゴーカイオーを両目からの光線で迎え撃つが、高速回転で弾き返された光線が逆に自身に命中した所へゴーカイ電撃ドリルスピンを受けて怯み、最期はゴーカイレックスドリルを喰らい「さらば、であります!」と言う断末魔と共に爆散した。
余談
モチーフは爆竜戦隊アバレンジャーの戦闘員のバーミア兵(※ゾルルとゲルルの両方)。名前の由来はそのままド直球にダイヤル。
武器であるアブソブルーマーは恐らく創造の使徒ミケラの持つ絵筆が基となっている。
内容がアバレンジャーのレジェンド回だった為か、武器のアブソブルーマーも「邪命体エヴォリアン」の幹部であるミケラの杖に良く似ている。尚、今エピソードではアバレブルーこと三条幸人が「元アバレピンク」と言い張る三条笑里(※結婚して苗字が三条になっている)と夫婦で登場しているのも特徴。
「女性をターゲットとした作戦」を担当された怪人は、アバレンジャー本編でルージュラフレシアがおり、アバレピンクが初登場した回でもある。但し、ダイヤールは幸せな気分の女性のみを対象にするのに対し、あちらは女性であれば無差別に攻撃することが目的となっている。尤も、ダイヤールも劇中で無差別に襲おうとぼやいているが。
声を演じた高戸氏は昨年の『天装戦隊ゴセイジャー』にも出鱈目のファンダホー役で出演していた。
てれびくん2012年1月号の『宇宙ゴーカイ新聞・ザンギャックおもしろ怪人ベスト10!!』では第6位にランクインしている。
ダイヤールの声を演じた高戸靖広氏は、2020年現在、放送中の『魔進戦隊キラメイジャー』にて、キラメイジャーと敵対する悪の組織『ヨドンヘイム』の幹部であるクランチュラの声を演じている。
関連タグ
ケロロ軍曹、クルーザ(ジュウオウジャー):同じく語尾が「~であります」。
ウェディングドレスオルグ:10年前の作品の怪人で、結婚式で新婦を襲っている点が共通。
ティアラロイド:次回作の女怪人で、こちらも結婚式で新婦を襲っている。
モルグモルグ:こちらも女性を狙って悪事を働いた戦隊怪人。ダイヤールが女性の幸せエナジーならこちらは若さの収集が目的。
ハゲタカライチ:アバレンジャー本編に登場した怪人で、「次々とコスプレ変化していくヒロインに翻弄される」点が共通している。