概要
メンバーは下記の3名で、3属性それぞれの16歳のアイドルが所属している。学年齢は藍子が高校1年生である以外は明かされていない。
略称は「ビビカラ」、「からあげ」(「カラー」と、「エイジ(Age)」のローマ字読みから)、「VCA」など。
「ビビッドカラー」とは鮮やかで彩度の高い色のことで、色彩学では純色とも呼ばれる。いわゆる「普通の子」といったイメージが強い三人(肇は出自がやや特殊であるが)はビビッドカラーの強く派手な印象からはやや外れるものの、見るもの感じること全てが鮮烈な青春時代や三人の精力的なアイドル活動のイメージとはマッチしているとも言えよう。また、「3人の色が重なって、より鮮やかに。それが私たちですっ」(※)と藍子が言ったように、ユニット活動を通して普段のイメージとは異なるビビッドカラーになってゆくとも解せる。「色」を意識した発言が多い三人ならではのユニットである。この「色」との関連については、「16歳」との語呂合わせになっていると見る向きもある。
また、加奈にはメモ、肇には陶芸、藍子にはカメラ(写真)というように、三人には感動を形に残して記録するというイメージが共通する。
※:2017年9月の第32回ドリームLIVEフェスティバルに登場した際のもの
ユニット16→Age16時代
初出は2012年11月14日の「アイドルLIVEツアー in USA」で、当時のユニット名は『ユニット16』であった。このイベントはシンデレラガールズで最初にユニット名が正式に与えられたイベントであり、ブルーナポレオンやカナリアサマーなど多くの初期衣装ユニット、ニュージェネレーションユニット、ニューウェーブユニット、メガネユニット(現・グラスフルワールド)などと並んで、最古の名前付きユニットの一つがこの『ユニット16』であった。また、メンバーの3人全員が最初に組んだユニットでもある。
2013年3月14日の「アイドルLiveツアー in イタリア」ではユニット名を『Age16』に改め、同年8月29日の「LIVEツアーカーニバル in ドイツ」にも登場(この時は『AGE16』表記であった)。その後しばらくユニット出演から遠ざかることとなるが、プロデューサーたちの間では長らくこの名で親しまれることとなる。
なお、当時はライバルユニット登場時のアイドル同士の掛け合いがなく、ユニットのアイドルから一人がセリフを話す形式であった。上記3回の登場におけるセリフは、3回とも加奈が担当している。
ビビッドカラーエイジ(2017年以降)
ユニットの転機となったのは2017年の第6回シンデレラガール総選挙の前後。
4月24日の中間発表で属性別上位15人に全員が初めて名を連ねた。このとき同時にリリースされた「アイドル紹介」では、肇が「オフの日に一緒に遊びたいアイドル」として、加奈と藍子の名を挙げている(なお、実際に3人でトリックアート展に出かける様子が2020年10月に『スターライトステージ』内の『デレぽ』に掲載された)。
5月14日21時に発表された最終結果では、各々の健闘により肇が3位、藍子が18位、加奈が21位を獲得した。これにより、藍子と肇が初回から続く連続ランクイン記録を更新したのに加え、肇はボイス実装を勝ち取り、加奈は自身初のランクインを果たした。
ユニットとしての再登場を望む声が大きくなる中、同日22時に折から行われていたイベント「第23回アイドルLIVEロワイヤル」にてユニット名を再度改め、『ビビッドカラーエイジ』として実に4年弱ぶりの登場を果たした。
この時加奈は「また三人で歌えるんだ!」とコメントしており、他のセリフからもメンバーそれぞれが長いブランクを経てもこのユニットに特別な思い入れがあることが窺えた。
その後、同年9月16日の「第32回ドリームLIVEフェスティバル」、2018年3月14日の「第28回アイドルLIVEロワイヤル」、2019年1月26日の「第33回アイドルLIVEロワイヤル」、2020年6月10日の「雨と歌おう♪ドリームLIVEフェスティバル」でも、引き続きこの名で再登場している。いずれの回においても季節の彩りを探すセリフが登場していることから、このユニットは「色」や「季節」が重要な要素となっていることが見て取れる。
この他、2017年12月にはクリスマスイベントとしてユニットからケーキが贈られる企画に登場し、『デレぽ』では2019年1月にソル・カマル、ケイトとともに余った年越しそばで開催したおそば大会の様子が、同年6月に風邪をひいた加奈を肇と藍子が見舞う様子(#かなみまい)が投稿されるなど、活動の幅を広げている。
『週刊ファミ通』にて2018年10月に掲載された「プロデューサー意識調査2018」の設問「今後見てみたいユニットのLIVEは?」では第8位にランクインした。この際、ユニット名を「ビビットカラーエイジ」と誤記されている。
2019年9月に掲載された「プロデューサー意識調査2019」の設問「今後イベントに登場してほしいユニットは?」では第8位に、2020年9月に掲載された「プロデューサー意識調査2020」の同じ設問では第10位にランクインした。なお、このときは正しい表記で掲載された。
[カラフルピース]今井加奈
2020年1月には、「『カラフルピース』ドリームリミテッドガチャ」に「SR/SR+[カラフルピース]今井加奈」が登場。この特訓後カードにて、初めてカード内共演が実現した。3人がステージ上でパフォーマンスをする様子が描かれている。全員パーカーにプリーツスカート、ロングブーツという出で立ちは共通だが、加奈はベビーピンク、肇はスカイブルー、藍子はカナリーイエローと、それぞれ色違いのパステル系でまとめられた衣装をまとっている。裏地やインナー等には、他のメンバーのカラーがアクセントとして配色されている。また、パーカーの右肩部分にはユニットロゴと思われる意匠のワッペンが付けられている。
加奈はカードのセリフで「この3人だからこそ、生み出せるカラーがある…そう信じてます!」と、ユニット活動への意気込みを語っている。
同時に更新されたシンデレラガールズ劇場第1401話「アダルト加奈に変身!」にも揃って登場。普段とは違うヘアアレンジに悪戦苦闘する加奈を、肇と藍子が微笑ましく見守っている姿が印象的である。
なお、同年10月「SR[清らかな秋陽]藤原肇」の追加に伴って更新されたシンデレラガールズ劇場第1468話「季節を肌で味わって」にも、依田芳乃を加えた4人で登場している。
第10回ミュージックJAM
2021年6月には第10回ミュージックJAMのパステルステージに登場。全員ソロステージ開始時か終了時に自分の名前を名乗る。今回のセンターは加奈。
イベントエピソードで語られたユニットコンセプトは、それぞれのカラーを大事にして、尊重して補い合うが自分の色は失わない花束のようなユニットというもので、キャラクターイメージに反して確固として明確な在り方はステージのホスト役を務めた黒川千秋を驚かせた。
この際、藍子は加奈を満開の可憐な花のように可愛いと、加奈は肇を森の奥の小川のように静かだが芯がしっかりとしていると、肇は藍子や優しい木漏れ日のようにあたたかいと互いに評している。
この後、2022年5月に行われた第2回ドリームユニット決定戦では第4位につける健闘を見せた。