CV:田村ゆかり
概要
スレイン法国最強の特殊部隊、『漆黒聖典』のメンバーが一人。外見は10代半ばの少女。本名は不明。
“絶死絶命”の異名を取る漆黒聖典最強の存在で、この世に生を受けて以来不敗を誇るが、余りにも規格外の戦闘力故に戦火の火種となるため、その存在は秘匿されている。
普段は法国の秘宝である、六大神の遺した伝説の武具を守っている。
その正体は、六大神の血が覚醒した生まれながらの超人である『神人(しんじん)』の一人で、同じ神人で表向きの漆黒聖典最強である第一席次の隊長を、遥かに凌ぐ力を有している。
スレイン法国最強最後の切り札として位置づけられており、彼女の出陣は法国が決定的な存亡の機に瀕した場合でもなければ、有り得ない事とされている。
元漆黒聖典第九席次のクレマンティーヌ曰く、「人外領域すら超越した漆黒聖典最強の化け物。六大神の血を引くとされる先祖返りのアンチクショウ」。
人物像
表面上はクールな性格で、気だるげで陰鬱とした印象を受ける。
戦いと強者の事以外には基本無関心で、興味がない事には重要な報告でも目を通さなかったり、仲間の漆黒聖典メンバーの戦死であろうと何の感慨も示さない。
“白金の竜王(プラチナム・ドラゴンロード)”の感知を避けるために特定の場所から出る事さえ制限されており、普段は暇を持て余し、六大神が広めたとされる玩具・“ルビクキュー”で遊んでいる事が多い。
苛烈な一面もあり、かつて己の力に驕って傲慢極まる性格だった第一席次の隊長をフルボッコにし、馬の小便で顔を洗わせるなどの凄惨な屈辱を与え、現在の真面目な性格に矯正させた。
『敗北を知る(本気で戦って敗北する)』事を望んでおり、更には自分を負かした相手が男ならその間に子を作り(自分より強ければ相手の種族や顔、性格などはどうでもいいらしい)、更なる強者の母体となる事も望むなど、歪んだ願望を秘めている。
その願望が絡むと、恍惚とした表情を浮かべて悦に入る事もあるなど、どこか狂気を秘める。
これらの特異な性格や願望は、法国と戦争状態にある森妖精(エルフ)の王国の王にして実父のデケムが、当時の漆黒聖典最強とされていた実母のファーインを騙して強姦した事、その母に忌むべき相手の子だとして冷たく接され、苛烈な訓練を施されてきた事が影響しているとされている。
容姿
外見こそ幼い少女に見えるが、実年齢は少なくとも100歳は超えている模様。
長い髪は片方が白銀、もう片方が漆黒の色をしている。髪と同様、瞳の色も左右で異なっている。
耳は他人から見られる事を嫌っているため、髪の下に隠れている。唇は艶やか。
強さ
非常に強大な力を有しているとされるが、現段階での詳細な実力の程は不明。
十字槍に似た戦鎌(ウォーサイズ)を所有している。
ただ、強力な未知のアンデッドと遭遇した漆黒聖典隊長は、武装していないアンデッドと番外席次(装備込み)が戦えば、確実に番外席次が勝つと判断している。
ただし、素の身体能力はそのアンデッドの方が上だと感じており(あの時のシャルティアは、『血の狂乱』で強化された状態ではあったが)、もしもアンデッドが番外席次と同レベルの武装をしていた場合は、番外席次が負けるかもしれないと不安を抱いている。
以上の事からレベルは少なくとも90~100、ナザリックで言うところの、階層守護者クラスである事が推測される。
また、世界でも五指に入る極めて強力な『生まれながらの異能(タレント)』を持っている。
MASS FOR THE DEAD
ストーリーには今のところ未登場だが、プレイアブルキャラクターとして実装されている。
全体デバフの《集団全能力低下》の攻撃力・防御力・素早さに加えて、命中率ダウンが有用。
攻撃スキル《絶命斬刺》でも、敵にダメージを与えながら攻撃力とクリティカル率をダウンさせられ、これら2つのデバフ、攻撃スキルが強力である。
奥義《黒白(ニグルアルブム)》は、敵全体への闇と光のダブルエレメントの物理ダメージを与えられる。
合わせて防御力ダウンも敵に与えられるため、後続の味方のダメージアップに繋げる事が出来る。
弱点は全体攻撃を持たない点であり、高難易度クエストで主に活躍できる反面、マルチ高速周回には不向きとなっている。
なおこれは余談となるが、イベントにて『魔法少女リリカルなのはDetonation』とのコラボが行われた際には、なのはのマイページ会話の中に、「ルビクキューで遊んでみた」という内容のものが見られた(恐らく中の人ネタ)。