第4世代ジェット戦闘機に加え、さらに第5世代ジェット戦闘機の特徴を備えた戦闘機のこと。
第5世代ジェット戦闘機の特徴といえば、
・スーパーソニッククルーズ(アフターバーナー無しでの超音速飛行能力)
・より高度な電子機器(編隊相互リンク装置など)
などが思い浮かぶが、この内ステルス性能を突き詰めようとすると機体構造やセンサーの配置などが大幅に制約され、開発難易度が跳ね上がる。
そこでステルス性能に妥協しつつも他の性能を向上させた新型機、或いは第4世代の改修機が運用され始め、これらが『第4.5世代ジェット戦闘機』と呼ばれる(「第4+世代戦闘機」とも)。
ロシアではMiG-29やSu-27系統の発展型を「第4++世代ジェット戦闘機」とも呼称している。
「第4.5世代」という呼び方から第5世代までの過渡期的なものと考えられることもあるが、国力的、もしくは情勢的に第5世代の主力化が困難である国が、敢えて第4.5世代を主力として新たに採用する事例も多い。