ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
平均寿命の編集履歴2022/07/30 20:15:24 版
編集内容:いろいろ追記

平均寿命

へいきんじゅみょう

その国や地域で生まれた人が生まれてからどのくらい長く生きられるかという期待値のこと。

概要

その国や地域で生まれた人が生まれてからどのくらい長く生きられるかという期待値のことである。

新生児平均余命(へいきんよめい)とも言える。

一般論で言えば経済的に裕福な人が多い先進国では長く、逆に貧しい人が多い発展途上国失敗国家では短い。

これは先進国は病院がちゃんと機能している場合が多いからであるとされる。(発展途上国や失敗国家はこの逆パターン)

他にも治安が良い国や気候が温暖な国、人口が少ない国が有利とされる。

逆に言えば戦争をしているなど治安が悪い国、人口が多い国、寒い国などは不利。

時々「平均寿命が長い国は高齢者が長生きしている」というイメージがあるが、それ以上に「健康な若者が多いこと」や「乳幼児の死亡率が低いこと」などが有利な要素である。

実際、平均寿命が短い国でも長生きする人は少なくないのだが、そういう国は乳幼児死亡率が日本とは比較にならないくらい高いことが多い。

先進国は平均寿命が80歳を超えている長寿国が多い。

ただしアメリカ合衆国(最新の統計だと77〜78歳)などの例外もある。

逆に発展途上国は平均寿命が短い国が多く、特に失敗国家と呼ばれる国々の中には65歳を下回る国も少なくない。

しかしチリのように80歳を超える長寿国も一部存在する。

一般には女性の平均寿命のほうが男性のものよりも長い。これについて、女性の身体のほうが耐久力が高く作られているからという説明もあるが、いっぽうで女性のほうが体調管理にこまめに気を配っている、すなわち健康意識が高いからとする説もある。

なお他の動物でもメスの方がオスより長生きする傾向がある。これは生物学的にメスの方が肝臓が強いからである。

識字率、一人当たりGDP、民主主義指数、人間開発指数などと共に先進国と発展途上国を見分ける指標の一つになっている。

日本の平均寿命

現在、日本人の平均寿命は世界でもトップクラスに長いと言われている。男性は80歳程度、女性は85歳を超えている。

ただし近年は香港マカオモナコサンマリノアンドラには抜かされつつあり、ダントツの首位というわけでも無いようだ。

※しかしこれらの国々はいずれも人口が少ないミニ国々であり、「ある程度の人口規模を持った独立国家」の中では日本が世界一の長寿国であるということには変わりが無い。

実は日本が世界一の長寿国になったのは昭和時代末期のことであり、最近のことである。

戦前の日本は欧米諸国より短かった。これは赤痢結核マラリアなどの感染症で早く亡くなってしまう子供が多かったため。

とはいえ平均寿命が50歳未満と短かった武士の時代ですら長生きした人が沢山いたのも事実であり、一休宗純葛飾北斎などは長生きしたことで有名である。

地域別の平均寿命

南関東中部地方近畿に長寿県が多いとされる。これは気候が温暖であり経済的に裕福であるのが理由と言われている。

特に長野県滋賀県は全国的に見ても長寿県として有名である。

かつては豚肉をよく食べる人が多い沖縄県民が長寿と言われていたが、最近は女性はともかく、男性の平均寿命が大きく下降している。

逆に北海道東北地方北関東、南九州は平均寿命が比較的短いと言われている。これは経済的にあまり豊かでないのと、南九州以外は寒い気候により運動不足になる人が多いことが理由と言われている。

特に青森県は都道府県別の平均寿命ランキングの最下位の常連である(他の都道府県より0.5〜1歳程度短い)。とはいえ、世界的に見ればそれでも長寿であることに変わりは無いが。

また、近畿でも和歌山県は比較的短いと言われている。

関連記事

親記事

平均寿命の編集履歴2022/07/30 20:15:24 版
編集内容:いろいろ追記
平均寿命の編集履歴2022/07/30 20:15:24 版