テーマソング
知らないことが おいでおいでしてる
出かけよう 口笛ふいてさ
ビックリしようよ あららのら
調べて納得 うん、そうか!
おもしろ地図を 広げよう
探検 発見 ぼくの町
※放送開始当初は坂本九が歌唱していたが、放送期間中の1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落事故に巻き込まれて死亡したため、以降はチョーさん(長島雄一)が歌うバージョンに変更になった。この変更と同時に、1番しかなかった歌詞に長島の書き下ろしで2番と3番が追加された。
概要
NHK教育(現在のEテレ)で1984年から1992年にかけて放送されていた小学三年生の社会科授業に対応した教育番組。全160話+特別編2話。
将来的に自分の商店を持つのを目標とする主人公のチョーさんが様々な街の商店へ修行の為に下宿し、配達の仕事の傍ら地域社会の仕組みを学んだり配達の際に役立てる為に「たんけん地図」(初期の名称は「ひみつ地図」)という自作の地図風イラストを作成していくというのが番組の大筋である。
下宿先の商店の店主や客は実際に現地に住む住人で、通行人として番組スタッフがエキストラとして出演する事もままあった。
配達に使用していた自転車は「チョーさん号」と名付けられ、シリーズ途中からデコレーションもされるようになる。
8年間レギュラー放送されていただけあり当時の視聴者からの人気も高く、現在でもEテレで放送された番組の人気投票で上位を獲得したり特番として現在のチョーさんを交えて再放送されたりとEテレ教育番組の中でも知名度と人気は高く、2009年には過去に下宿していた街の内、最初の舞台の長野県諏訪市と最後の舞台の神奈川県三浦市へ再び訪れる特別編が、2022年にはチョーさんが副音声で当時の製作裏話を語る過去作の再放送が放映された。
舞台になった街
1986年~1987年:茨城県那珂湊市(現在のひたちなか市)
主な登場人物
本作の主人公。黄色いジャケットに円眼鏡が特徴。
自分の商店を持った後に「日本一の店長」になる事を目指す青年。
番組開始当初は「地元の高校を優秀な成績でで卒業したばかり」という設定で、年齢も18歳という事になっていた(この時点で演ずる長島は26歳で、実際の長島とは8歳年齢にズレがある)。
基本的に周りからは「チョーさん」と呼ばれ、劇中では母(演:小山明子)からもそのように呼ばれるが、最終回で渡された表彰状にはチョーさんの名前の横に当時の芸名であった長島雄一という名前も書かれていた。
明るい性格で仕事熱心なものの、うっかり者な一面があり仕事でミスをし下宿先の店主に叱られる場面もしばしば。
犬が苦手で作中で犬から逃げるシーンが挿入されるのがお約束となっていた。
…が、後年になって同じくEテレの看板番組『いないいないばあっ!』のメイン格にして犬モチーフのワンワンとは友だちである事が明かされたものの、何故か二人が同一画面上で対面する事は無い。
ワンワン自身もチョーさんをべた褒めしつつ意味深な事を言うが二人の関係はぼかされている。一体何故なんだ…
番組最終回で念願の自分のお店(チョーソン)を構える事が決まり、三浦市の現地住民の方々に声援を送られながら何処かへ旅立った。
…のだが、2009年の特別編では不況の煽りを受けて経営が思うように行かなくなった為、原点に戻る為に再び最初の街諏訪市へ訪れた。
その後は移り行く時代の流れに乗る様にチョーゾン→チョーバーイーツと業態を変えながら頑張っている事をチョーさん本人やワンワンが明かしている。
余談
作品裏話
チョーさんが作中で作成していたたんけん地図(ひみつ地図)は勿論チョーさん本人による手描きだが下書きはしておらず基本的に一発描きだった模様。
この地図は当初は特定の回でしか作られなかったが、番組開始から2、3年後からは定番演出として毎回作成するようになった。
劇中でチョーさんが配達に使用していた愛車「チョーさん号」は、少なくとも初代は収録先の現地住民の物を撮影用に借用していたようで、時にはその住民が配達先の客として出演する事もあった。
これは撮影用に自転車をNHKからロケ先に持っていく手間を考えての措置だったとの事。
演者関連
本作でチョーさんを演じた長島雄一は俳優として駆け出し時代に8年に渡ってレギュラー出演した本作への思い入れが非常に強かったようで、声優として軌道に乗り著名人となっていた2006年に本作で演じたキャラの名前そのまま「チョー」に改名した。
なお、劇中のチョーさんの犬嫌い設定は、本名の長島茂がプロ野球で活躍した長嶋茂雄と一文字違いだった事に加えてその選手とライバル関係であった王貞治=ワンちゃんから取ってこのようになったという。
関連タグ
このまちだいすき:後番組