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ランサー(Fate)の編集履歴

2012-03-25 08:34:00 バージョン

ランサー(Fate)

らんさー

TYPE-MOON制作のゲーム『Fate/staynight』に登場するサーヴァントのクラス分類。

概要

聖杯によって呼びだされた槍兵のクラス。

サーヴァントの中でも特に機動力、運動性能に秀でた英霊が配置され、こと1対1の白兵戦能力では右に並ぶもののない性能を有する。

固有スキルは三大騎士クラスに共通する魔力耐性だけである。

これもランサーの選定基準なのかどうなのか、歴代ランサーはサーヴァントの中でも薄幸であることが多い。なにかと窮地に陥ったり、マスターに恵まれなかったり、非業の最期をとげるなど二次創作ではもはやランサー=薄幸キャラとしてネタ化するほどである。


Fate/stay night

ランサー

  • 真名:クー・フーリン
  • 身長:185cm/体重:70kg
  • 属性:秩序・中庸
  • イメージカラー:
  • 特技:魚釣り、素潜り、山登り
  • 好きなもの:気の強い女、無茶な約束
  • 苦手なもの:回りくどい方針、裏切り
  • CV:神奈延年

第五次聖杯戦争において召喚されたランサー。

『Fate/stay night』物語開始当初から登場する。

アーチャーと交戦中に姿を衛宮士郎に目撃されたことから、士郎を殺害しようとする(このため士郎からは苦手意識を持たれている)。

その後士郎がセイバーを召喚し契約したことで撤退する。


奔放で口は悪いものの愛嬌があり面倒見も良い、さっぱりとした性格。信念と義を重んじ、死力を尽くした戦いを望むなど、武人としての魅力も高い。

作中での活躍によって、ファンからは「兄貴」と呼ばれることも。


『Fate/hollow ataraxia』では、サーヴァントの中で誰よりも現代社会に溶け込んでみせ、アルバイトやナンパ、釣りにあけくれたり、アロハシャツがとても似合う様を披露してくれた。


本来のマスターはバゼット・フラガ・マクレミッツだが、バゼットが令呪を腕ごと言峰綺礼に奪われたため、強引に言峰に従わされている。


『stay night』ではランサーとして召喚されているものの、ルーン魔術のスキルと戦闘時の荒々しさを伝える逸話から、実際はランサー・バーサーカー・キャスターの3つのクラスの適性を持っている。本来ならば戦車や城壁の宝具、不眠の加護というスキルも所持していることが語られている。


Fate/EXTRAでも遠坂凛のサーヴァントとして登場している。


  • 宝具

刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルク)

 ランク:B

 種別:対人宝具

 レンジ:2~4

 最大捕捉:1人

 由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク

ランサーが編み出した対人用の刺突技。

槍の持つ因果逆転の呪いにより、真名解放すると「心臓に槍が命中した」という結果をつくってから「槍を放つ」という原因を作る。つまり必殺必中の一撃を可能とする。心臓を穿つため、仮に「約束された勝利の剣」に耐える者でも確実に相手を死に至らしめることができる。それでいて、魔力消費も少なく、一対一ならば六連戦しても魔力を補充しなくてよいことから、対人戦に非常に効率がいい。なお、その因果操作を回避しても、ランサー自身が放つ神速の槍さばきを躱さねばならず、負傷と回復阻害の呪いを残される。

ちなみに、発動したと同時に「心臓を貫いたという結果」が成立しているため、仮に放った直後でランサーが死んだとしても、槍はひとりでに動いて相手の心臓を貫く。芸達者なアーチャーですら、発動体勢になったら発動されないよう必死に下がるしかない。

回避に必要なのは敏捷性ではなく、幸運の高さ。因果を逆転させる「原因の槍」であるため、余程の幸運が無ければこの世にこの槍が存在する限り、これによる傷を癒す事は出来ない。セイバーの場合は、不意打ちを受けて傷を負いながらも回避し、その後士郎と会話している最中に大して戦闘に支障が無い程には傷が癒えたが、これは幸運Bと直感Aのスキルによるもの。また令呪によって初見のサーヴァントは倒さず撤退することを命じられていたため、これも影響を与えていたのではと言われる。


突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)

 ランク:B+

 種別:対軍宝具

 レンジ:5~40

 最大捕捉:50人

 由来:クー・フーリンが師匠スカサハから授かった魔槍ゲイ・ボルク

魔槍ゲイボルクの本来の使用方法。渾身の魔力と力を持って投擲して放つ。

速度はマッハ2。「刺し穿つ死棘の槍」が命中を重視したものならば、こちらは威力を重視している。一人一人を刺し貫いていくのではなく、炸裂弾のように一撃で一軍を吹っ飛ばす。因果を歪ませる呪い及び必中効果は健在であるものの概念的な特性や運命干渉などは無く、あくまで単純威力系宝具に分類される(complete materialより)。それでも何度かわされようと標的を捕捉し続け、「熾天覆う七つの円環」と衝突した際は一度静止したにも関わらず最終的にはその結界を完全破壊し、標的であるアーチャーの片腕をズタズタにした。アーチャー曰く、その威力はオリジナルである「大神宣言(グングニル)」を超えているとのこと。




Fate/Zero

ディルムッド


第四次聖杯戦争において、魔術協会の魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトによって召喚される。

右目下の泣き黒子は女性を恋に墜とす魅了(チャーム)の力を宿し、『輝く貌(英訳:シャイニィ・フェイス?)』の異名を持つ。

『純粋な武と忠義に貫かれた、戦士の生き様の完遂』を願ったが故に契約に応じ、正々堂々を信条としてセイバーをライバル視し、そのまっすぐな性格ゆえにマスターの意向に反する行動をとることもあった。しかもマスターからはその武人としての心を理解してもらえず、猜疑と嫉視によって終始仲は最悪だったといえる。


『Fate/unlimited codes』でも「ZEROランサー」として出演しており、第四次で戦ったセイバーや同郷の先達であるstaynightランサーなどを相手にする場合、戦闘の前後に特殊台詞がある。


  • 宝具

破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)

 ランク:B

 種別:対人宝具

 レンジ:2~4

 最大捕捉:1人

 由来:ディルムッドが養父であるドルイドのアンガスより贈られた紅槍ゲイ・ジャルグ

ランサーが持つ紅の長槍。刃が触れた対象の魔力的効果を打ち消す。基本的には、魔術的防御を無効化させるための能力を持った宝具。セイバーの鎧のように魔力で編まれた防具や、魔術やあるいは宝具「騎士は徒手にて死せず」によって魔術的な強化・能力付加を受けた武具から、その魔力的効果を奪い、物理的な防御力のみの状態にする。

打ち消される魔力の対象は防具に限った話ではないが、「刃の触れた部分だけ」「刃の触れている間だけ」効果を発揮するため、防御的な使い方には向かない(例えば広範囲に効果を及ぼす攻撃魔術を受けた場合、槍の刃が触れた部分の効果はなくなっても、他の範囲に炸裂した魔術の効果は使い手におよぶ)。また、過去に交わされた契約や呪い、既に完了した魔術の効果を覆すことはできない。

「宝具殺しの宝具」と呼ばれる槍だが、この破魔の効果単独で宝具の破壊はできない。あくまで「刃の触れている間だけ」効果を打ち消す。(槍として物理的に破壊可能な宝具であれば、破魔の効果とは別に破壊は可能)

魔術を使わないものにはただの槍だが、サーヴァント同士の戦いに魔術的なものを使わないことはまずない。効果に派手さはないが、実に有用な宝具。


必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)

 ランク:B

 種別:対人宝具

 レンジ:2~3

 最大捕捉:1人

 由来:ディルムッドが妖精王マナマーン・マック・リールより贈られた黄槍ゲイ・ボウ

ランサーが持つ黄の短槍。この槍で付けられた傷は、槍を破壊するか、使い手が死なない限り癒えることがない。ゲーム的に例えれば、ただHPにダメージを与えるのではなく、同時に最大HPそのものを削り取る効果。短期決戦であるとただの槍だが、同一の相手と長期に渡って複数回戦うことを前提に考えると、じわじわと、しかし確実に効いてくるボディブローのようなもの。「破魔の紅薔薇」同様、派手さには欠けるが、非常に使い勝手のいい宝具。

なお、使い手はこの槍で傷つくことはない。




Fate/EXTRA

  • 真名:ヴラド三世
  • CV:江川央生

銀髪紅眼、血染めの黒い鎧を纏った男。

信仰者であるが、その深すぎる信仰心ゆえに、人格に変調をきたしている。己の信じた価値に殉じ、その思いが純粋すぎた故、他者の思考が介在できない。この為、ほぼ会話は成立しない。

マスターを「妻」と呼び、彼女の「愛したものしか口にすることが出来ない」という在り方に、「同じヒトとして、吐き気をもよおさずにはいられない」と言いつつも、彼女の理解者として全肯定している。


マスターはランルーくん。


  • 宝具

串刺城塞(カズィクル・ベイ)

正義の一撃。相手の持つ不義・堕落の罪に応じて痛みを増す、呪いと鉄槌の拷問魔城(ドラクリヤ)。

ランサーが生前トルコ軍を迎え撃つために首都の城壁の周囲に築いた串刺しの野原を再現したもの。周囲に無数の杭や槍を生えさせ敵を穿ち拘束、ランサー自身が投槍でとどめの一撃を加える。

ゲーム的には、通常ダメージに加えて、生贄効果による防御不可能の追加ダメージを与えた上に、与えたダメージに応じて自身のHPを回復させる。




Fate/strange fake


ギルガメッシュの唯一無二の親友であり、彼に並ぶ強大な力を持つ。一人称は「僕」。性格は温和で物腰穏やか。親友とは対照的である。

ギルガメッシュが所有する宝具「天の鎖(エルキドゥ)」の真名の由来は、この親友の名である。

男とも女とも取れる人間離れした美しい風貌をしており、淡い緑色の長髪に簡素な身なりをしている。

マスターはのような風貌をした、魔術回路を持つ合成獣(キメラ)。触媒はキメラ自身。

『獣の言葉』を理解できるため、自らのマスターと難なく意思疎通ができる。最高クラスの「気配感知」スキルを持ち、遠く離れた場所の水源やサーヴァントの気配を感知できる。

なおエルキドゥはバーサーカーとしての適性も持っており、そちらで召喚された場合は、理性を得る以前の強大な力を持つ獣の姿で現界することになる。


外見は『Fate/strange fake』や、エイプリルフール企画の『戦車男』で明らかになった。




Fate/Prototype

モンスター狩ってそう

玲廓館美沙夜が召喚した槍兵のサーヴァント。槍を携えた青髪の偉丈夫。サーヴァント階位は第四位。

荒っぽいが筋は通す若者然とした性格で、美沙夜の皮肉も軽く流す度量を備えている。

美沙夜からは何かと小言を言われているが、本人はスカサハの面影を残す美沙夜を気に入っており、

彼女の死の呪いを開場するために奔走する。

真名はクー・フーリン。宝具は必中の槍ゲイボルグ。しかし宝具は美沙夜の方針によって封印されており、初登場時は木製の槍で交戦していた。

staynightのランサーよりも年齢・精神ともに若いらしい。

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