概要
アビスの呪いである深界六層の上昇負荷を受けた人間が陥る現象。
六層の呪いは「人間性の喪失もしくは死」であり運良く生き残っても成れ果てと変異する。
多くの場合、体組織が崩壊して肉塊のような姿と化し知性や人格は失われまともな意思疎通すら不可能になり体の一部分や全身が毛で覆われたり大きな爪が生えるなど獣のように変化することも多い。中には実体すら保てなくなることもある。
その魂がどうなるかは不明な点も多いが、肉体の中に魂が閉じ込められたまま死ぬまで暗黒の中で苦しむこともあり得る。
故に探窟家の間では介錯した後、遺品のみ持ち帰るのが基本。
中には人格を維持したままの成れ果ても少ないながら存在し、アビスの中に定住している者たちもいる。
ボンドルド曰く、上昇負荷には強過ぎる「呪い」に隠れているが「祝福」と呼ばれる効果があり、これを受ける事によって人間と違う感覚を獲得する。
成れ果ての外見は多かれ少なかれ本人の『欲』の形を反映され、また他者の欲にも影響される。身を成れ果てにやつした経緯はそれぞれの事情があるようだが、ボンドルドの仕業によって成れ果てになった子供達が大量に六層にいる。
また、イルぶるという成れ果ての村に定住している者達は村に命を差し出すことによって成れ果てと化している。
成れ果て一覧
ナナチ |
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四層に住まう成れ果て。元はアビスに連れてこられた孤児であり、黎明卿の実験の成功例。 |
ミーティ |
ナナチ同様アビスに連れてこられた孤児。実験でナナチが受ける上昇負荷を押し付けられ呪いが重複した結果『死ねない』身体となってしまった。画像は「祝福」を受けたifの姿であり、実際は…。 |
ボンドルド |
黎明卿の異名を持つ白笛。カートリッジにより祝福を受けた事で成れ果ての身体強化を得た。 |
ファプタ |
六層に住まう成れ果ての姫。村に住む成れ果てからは信仰を受けているが彼女は嫌悪している。他の成れ果てとは異なる存在 |
ワズキャン |
成れ果て村を治める三賢のひとり。三賢のリーダー格でもあるようだ。 |
ベラフ |
ある物を複製してもらい… | 成れ果て村を治める三賢のひとり。村に対価を支払い
ヴエロエルコ |
村の奥で囚われていた成れ果て?の女性。かつての三賢らしい。何故か人の形を保っているが… |
ジュロイモー |
正体は… | 成れ果て村を治める三賢のひとり。現在はヴエロエルコに代わって村を治めているがその
マジカジャ |
村について教えてくれた成れ果て。リコ達の言語を話せるがちょっとだけ片言気味。また本体は匂いらしく外見は入れ物。 |
マアアさん |
村の住人。まああとしか話さないためとりあえずマアアさんと呼んでいる。かわいい物が大好き。あとお尻が汚い。 |
ムーギィ |
村で食堂を営む成れ果て。食堂を営んでるからかリコ達の言語にも精通している。 |
モイチェモ |
村の食堂で「睾丸焼き」を食べていた成れ果て。 |
ピギムゥ |
べラフの住処にいた小さな成れ果て。村の外の物で作った兜をナナチへ贈った |
メポポホン |
村の宿屋ハニースクのご主人。名前は通称で『居眠りさん』という意味。リコが腹を下した「クベキャサス」を作った人である(ナナチ曰く結構イケる) |
エンベリーツ |
村の市場にいる成れ果て。小さな生物を身体に這わせる事を価値にしており、余った動物(主にヤドネ)を売っている。小さすぎる虫はきらい |
シュレカカ |
小動物のような姿の成れ果て。ひとりで沢山の群体の成れ果て(要するにボンドルドのような物である)で実はとても強くて怖いらしい。 |
パッコヤン |
寝たりするほど親密な関係だったため、ヴエコの事を大切に思っている。 | 単眼の成れ果て。成れ果てる前はヴエコと
- 宝石のポリヨーン:工房を営む成れ果て。村に持ち込まれたプルシュカの命を響く石を笛の形に加工した。その際、あまりの官能的な体験に絶頂したとの事。
- ガウメ:市場で物を売っている成れ果て。ライザの封書の一部を販売していた。
- サバッサ:ヒョウタンのような形状の成れ果て。自分の身体に管を通すことを価値としている。
- ミスケソー:虫のような姿の成れ果て。他者の身体を切り裂くことを価値にしている。
- アジャポカ:大柄の成れ果て。力持ちで巨大な棍棒を振り回して戦う。
※シュレカカ/パッコヤン/ガウメ/サバッサ/アジャポカは村ができた当初から居り「ガンジャ隊」のメンバーである。
余談
公式は何をトチ狂ったのか成れ果て村人アクリルキャラスタンドを発売しており、ワンセット¥16,500。全コンプで¥209,000というお値段の代物である。度し難い…
関連タグ
メイニャ:ボンドルドがプルシュカに譲った謎生物。成れ果てか、アビスに生息していた生物かは不明
人魚の森:肉体や人格が崩壊した「なりそこない」となった人間が多数登場する。