ムーア(仮面ライダーゼロワン)
むーあ
「選ばれた者……だよ♪」
演:畑芽育
概要
『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』の登場人物。
仮面ライダーアバドンに変身する白服集団の幹部の1人で、ゴスロリ風の衣装を纏った少女のような姿をしている。
常に棒付きキャンディを口に咥え、左手にはクラウディングホッパープログライズキーを抱えた、ウサギのぬいぐるみを引きずっている。
サディストな毒舌家であり、戦闘中に躊躇なく味方を撃ち殺して武器を奪ったり、バルキリーとの戦闘でも「オラオラオラオラ!!」、「どけどけどけぇ!!」と乱暴に叫ぶ等、かなり自分本位でキレやすい面が見受けられる。
キャラクター名の由来はムーアの法則だろう。
関連タグ
サタンドール、イナゴの女:ゴスロリ風の特撮悪役繋がり。後者は飛蝗モチーフの怪人に変身する。
ヨドンナ:令和戦隊における女幹部。サディストな性格やフェイスペイントのようなメイク等の共通点を持つ。
上村優:冬映画繋がり。こちらは正義のヒロインであるが、ある意味ムーアと似た者同士。
ネタバレ注意
正体
シンクネット利用者の1人で、ムーアの姿はAIナノマシンによって作られたアバターである。
本来の姿はアバターとは対照的に、やや肥満気味な子持ちの中年主婦(演:山田梨奈)。
アバターのゴスロリ要素は本人には微塵も見受けられないが、これは恐らく本人の願望と理想の姿を反映したアバターを用いている為と思われる(或いは『理想像の反映』ではなく、子を儲ける前の若く美しかった頃の己の再現の可能性もある)。
パソコンが置かれたテーブルには咥えていた棒付きキャンディを浸したオレンジジュースや、ポテトチッブス等のお菓子がいくつも置かれており、かなり偏った食生活をしている模様。
更に、戦闘中に泣き出した我が子を無視してアバターの操作に夢中になっている実態から、ネグレクトを行っている可能性が高く、それに加えて前述のアバターでの言動も合わせると、シンクネット幹部の中でも特に危険な人物と推察される。
前述の子供への冷たい態度や、敵味方を問わない狂暴性から、彼女が抱えた破滅願望の根幹は『育児による自由の喪失』ではないかと推測される。仮にそれが事実であれば、上記の肥満になる程の不健康な食生活も、育児ストレスが原因だと思われる。
終盤でエスの真の目的を知ってからは、仲間と共に彼の婚約者を殺そうとするが、駆けつけた仮面ライダーによって阻止され、その後にサーバーが破壊されてムーアのアバターは消失。
一連の騒動が解決した後、事件の関係者として警察に逮捕された。
関連タグ(ネタバレ)