レイナ(グリムノーツ)
れいな
「混沌の渦に飲まれし語り部よ 我の言の葉によりて ここに調律を開始せし…」
「ちょっと!ポンコツって呼ぶのは禁止!」
概要
CV:上田麗奈
「グリムノーツ」のメインストーリーにおけるメインヒロイン。
『調律』と呼ばれる、混沌に呑まれた語り部を正す力を持つ少女人呼んで、『調律の巫女』。
また、「空白の書」とは別個に『調律』の力を行使するための本『箱庭の王国』を持っている。
巫女としての特性で、カオステラーの気配を探ることができる。
本人が語るところによるとかつてはどこかの想区の王女だったらしい。
戦闘の最中倒木の下敷きになっていた自分を出会いざまに庇ってヴィランと交戦しようとしたエクスに対し、「導きの栞」を渡すところから物語は始まる。
経歴
出自といったその過去の多くは謎に包まれており、一行の中で最初に出会っていたファム曰く「沈黙の霧」の中に1人でいたところを拾ったとの事。
保護者に当たる人物は顔こそよく覚えていないが、優しい物言いの老年と思われる男性(レイナ自身は「おじいさま」と呼んでいた)で、アリスのファンである理由もその人物がよく『不思議の国のアリス』を読み聞かせてくれたからだと本人は回想している。
また、それ以外の家族と思しき人々に関する記憶は「おじいさま」以上に朧気であり、具体的に思い出すことが出来ない模様。
性格など
容姿端麗で毅然とした物腰をしており、理想だけでは誰かを救うことはできないといったシビアな考えも持ち合わせている。
また「導きの栞」を用いたコネクトによる戦闘経験は(元々彼女の持ち物なので)一行の中で1番長く、そのためリーダーを名乗っている。
これだけの情報だと、与えられた能力に見合った覚悟と責任を兼ね備えた完璧なプリンセスに思えることだろう。
が、その実方向音痴(カオステラーを探しに行ってはしょっちゅう迷う)で怖がり(メンバー内の彼と違ってモンスター系ホラーが苦手)で、おまけに食べ物の誘惑に弱い(その上大食らい)……とこれでもかとダメ要素を詰め込まれたポンコツお姫様。
ちなみに一番好きな物語のキャラクターは『不思議の国のアリス』の主人公、アリスであり、彼女について語ろうとすると途端に目を輝かせて早口になり、想区にいる本人に出会うと一もニもなく突撃しに行くほどの入れ込みようである。
一行の中では豊富なツッコミ役の存在により完全にいじられキャラと化しているが、本人はリーダーの座を譲る気はない模様。
危険な旅をしているという自覚は十分にあり、タオやシェイン(あと彼女)に出会った際も最初は彼らの加入を断っていたのだが、道に迷った挙句空腹でダウンして助けてもらうという情けない場面を晒してしまい、その後何だかんだで行動を共にすることになっている。
『混沌の巫女』と言い彼女と言い、巫女はとにかく空腹に弱いのだろうか……。
まあ、同じ中の人が演じるあの姉やあのJKに比べたら総合的にまだまともな部類であるはずである…、たぶん。
物語が進むにつれ、メンバーで一番の新入りにも関わらず一行の中心となって皆を支えていくエクスに好意を寄せていくような描写が出てくるが、中の人がエクスの初恋の相手と同じであることもあり、最初っからフラグが立っていたとも言える。
性能
グリムノーツ
表ではヒーラー、裏ではアタッカーにコネクト可能。
リーダースキルはヒーラー攻撃大アップ。
同じヒーラーのファムと比較すると攻撃寄りなので、ファムは片手杖,レイナは魔導書のヒーローとコネクトさせた方がしっくりくると思われる。
Repage
最高レアリティヒーローの1人としてコネクト可能。
ヒーラーで魔導書の使い手。
回復だけではなく、攻撃力を挙げる必殺技や2Wave目以降に必殺技ゲージが上がるスキルなど、サポートにも優れている。
ヒーラーとしては攻撃力強めなステータスなのも特徴で、彼女とコネクト可能なら前衛がヒーラーのエレナに当てるのが適正か。
ちなみにイベントで登場したレイナ(サマー)は大剣使いなのだが、
(グリムノーツ時代の『宝島の想区』における、)
Q.シェイン「姉御、水着はビキニ派ですか?ワンピ派ですか?」
A.ビキニ派でした。
(なおぶっとい棒付きアイスの剣(食べられません)を携えている模様。
暑い中でも食い気は健在か…。)
以下ネタバレ注意
創造主 ドロテア・フィーマン
まだストーリーテラーも想区も存在しなかった世界でグリム兄弟に民間の寓話を語り聞かせ、「グリム童話」の誕生に貢献した旅籠の女性。
そしてかつて遍く想区を渡り歩いた語り部の旅人たち「グリムノーツ」の一人にして、最も強大な力を宿していた人物。
そんな彼女が旅の経験を元に創り出した『フィーマンの想区』で、血の繋がった子孫としてカオステラーを修正し、彼らに救いのある運命を異なる形で新たな想区へと反映させる『調律』の力を継承してきた「フィーマンの一族」。
その唯一の生き残りが彼女、「レイナ・フィーマン」である。
かつて「グリムノーツ」と共に旅をしながらも彼らと袂を分かった『災厄の魔女』モリガンは、『調律』の力と共に彼らの一族に受け継がれてきた『フィーマンの想区』を創り出した宝『万象大全』を狙い、カオステラーを差し向けた。
モリガンの動きを知った「グリムノーツ」の元リーダー、ヤーコプ,ヴィルヘルムのグリム兄弟は今は亡きドロテアの子達を守ろうと想区に駆け付けたが、時すでに遅く想区は壊滅。
『万象大全』は無事だったものの「フィーマンの一族」はまだ赤子だったレイナを除いて皆殺しにされ、想区の崩壊すら始まっていた。
グリム兄弟は『万象大全』と他幾つかの『災厄の魔女』に対する切り札、そして唯一の生き残りであるレイナを連れて崩れ去る想区を離脱。
『災厄の魔女』の魔の手から逃れるため、兄のヤーコプが『万象大全』を、弟のヴィルヘルムが幼きレイナを引き取り二人は別れた。
その後、創造主としての力を使ったヴィルヘルムによって、レイナは既存の想区へ差し向けられたであろう追っ手を避けるために「疑似的に形作られた白雪姫の想区」の中で、お姫様である『調律の巫女』として育てられた。
この際ヴィルヘルムは力の多くを使い果たしており、空白のホムンクルスの作用による全盛期の青年の姿から年寄りの姿に変わってしまった。
このヴィルヘルムこそ、レイナが「おじいさま」と呼んでいた人物である。
やがて独自に『調律の巫女』の情報にたどり着き、教団の活動の妨げになるとして排除を試みたロキの襲撃を受けた際、ヴィルヘルムは最期の力を使ってレイナを守り、彼女を『調律』の旅へと送り出した。
その時、レイナに遺されたのが『万象大全』と共に一族に伝わっていた、『調律』を行使するための書物『箱庭の王国』と様々なヒーローの魂を宿らせて力とする「導きの栞」であった。
以上の話をモリガンに敗れ、魂のみを『万象大全』に移していたヤーコプからエクスと共に伝えられたレイナは、不確かだった自らの出自を知り安堵すると同時に、生まれた時から定められていたモリガンとの因縁に決着を付けるべく志を新たにするのだった…。
呼び名
一行ではおそらく唯一、メンバー+αからの呼び名がほとんど全員違うキャラでもある。
具体的には
タオ→「お嬢」
シェイン→「姉御」
ファム→「お姫様」
クロヴィス→「巫女」
サード→「おねーさん」
カーリー→「レイナ様」
関連タグ
関連人物
エクス(グリムノーツ)…出会い頭にピンチを救われ、また彼の幼馴染であったシンデレラの危機を共に救った経緯から彼を一行に加える(当初は連れていくつもりはなかったが彼の方から付いてきた)。
何度も共に危機を乗り越え、時には心を救われる内、彼に恋心を抱くようになっていく。
それでも、中々面と向かって思いを伝えられずにいたが…。
ファム(グリムノーツ)…過去に1人で旅をしていた時期、向こうから絡んでくる形で一時期同行していた。
初めは徹底的に無視を決め込むことで彼女を遠ざけようとしていたが、彼女の「ちょっとした魔法」を目にして心を開く。
その後無茶をした彼女を遠ざけようと怪我を治した上で置き去りにする形で別れたが、『西遊記の想区』で再会することになる。
タオ(グリムノーツ) ,シェイン(グリムノーツ)…ファムと別れた後しばらくして、護衛を申し出てきた『兄妹』。
ファムの時よりも分かりやすく、直接辛辣な言葉を浴びせて拒否した。
が、その後のポンコツっぷりを付けてきた2人に目撃され、行き倒れたところを助けられてしまう。
出会った想区で発生したカオステラーの調律にも貢献されて、そのままなし崩し的に同行されることとなった。
タオとはよくリーダー争いで子供っぽく張り合い、それを傍から見ていたシェインに呆れられたりツッコミを入れられるのが一行の恒例行事になっている。