概要
日本テレビのお笑い番組『笑点』での大喜利のコーナーのルールに、出されたお題に対してうまい回答をすると司会者が指定した座布団の枚数が点数として加算され、10枚貯まると優秀賞として賞品が贈呈されるというものがある。もちろん、ふざけた答えやメンバー・司会者などへの嫌み、興醒めな回答をすると座布団は没収される(まれに司会者の気分で、問答無用の大没収劇も起こるが…)。
歴代で10枚一括というのはないものの、ものの例えとして絶妙なシャレの掛け方をした際の賛辞としてこうした言い回しをすることが定着した。
座布団10枚の達成者・ご褒美一覧
歌丸時代
キーワード | 達成日 | 達成者 | ご褒美の内容 |
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芸は身を助ける | 2006/12/24 | 好楽 | レイザーラモンHGのコスプレ。意外とノリノリで「フォーーーッ!!!!」と本家さながらに暴れていた。まさに「(ハード)ゲイは身を助ける」? |
天災は忘れた頃にやってくる | 2007/4/22 | 楽太郎 | 韓国済州島で天才ゴルフ少女と対決。負けた楽太郎は、罰ゲームとしてお馬さんごっこの馬をやらされる。 |
花より団子 | 2008/3/9 | 昇太 | 輪島功一執筆の掛け軸。 |
耳をすませば | 2008/12/14 | 昇太 | 5代目圓楽の笑い声が流れる笑い袋。 |
渡りに船 | 2009/9/6 | たい平 | ベトナムで小舟に乗っての旅行。ベトナムのジャングルを豪雨の中屋根もない手漕ぎの小舟で下るというもので、その後はホーチミンでベトナム美女と食事デートを楽しむが、シクロの運転手やレストランの店員(実は好楽)に邪魔された上、最後は好楽のスパイ活動によってたい平の妻・千華さんにこれまでの事が密告され、電話に代わったたい平が携帯電話に向かって土下座する羽目に。「あったよね 錦江湾でも こんなこと」 |
身から出た錆 | 2009/12/20 | 昇太 | ワサビのはみ出た握り寿司2つ。しばらく食べるのをためらい、意を決して食べるもあまりの辛さに悶絶した。 |
瞳を閉じて | 2010/5/30 | 木久扇 | 河童ネタをよくやる木久扇にちなんでトルコはカッパドキアへの旅行(歌丸が「瞳を閉じて」考えた物らしい)。まず陶器の絵つけや熱気球に乗ってカッパドキアの遺跡を巡り、続いてイスタンブールへ。「カッパドキアでラーメンを食べる河童」の絵皿を製作した。 |
至福の時 | 2011/6/5 | 6代目円楽 | 台湾への温泉旅行。ただし自分で温泉を掘って自分で入るもの。さらに途中参加の小遊三と好楽により臭豆腐を食べさせられるという罰ゲームが。「台湾で たいわんな目に あっちゃった(友達できないね)」 |
会いたかった | 2012/4/8 | 好楽 | 足ツボマッサージつきマット。「あっ、痛かった」 |
晴れたらいいね | 2012/8/12 | たい平 | テント。なお本当はこれを使って無人島でのキャンプのロケを行う予定があったが、台風により中止になったらしい。「張れたらいいね」 |
人の振り見て我が振り直せ | 2013/4/14 | 木久扇 | 徳島・阿波踊り。木久扇の踊りが下手なので、歌丸が「地元の人の踊りをよく見て下さいよほら、人の振り見て我が振り直せ」と言うも本人は踊りに夢中で全く聞いていなかった。 |
日テレ開局60周年 | 2013/12/1 | 小遊三 | 巨大な歌丸人形(汐留博2013の「幸福の歌丸師匠スライダー」で使用されたものと思われる)。その後は落語芸術協会の備品となり、芸協のイベントなどで担ぎ出されたりしている。 |
おもてなし | 2014/6/8・6/15 | たい平(6/8)、木久扇(6/15)※ | 横浜にある歌丸行きつけの蕎麦屋で、歌丸からのおもてなし。2人はたくさん注文するが、その値段が想像を絶する金額だった。「歌丸も こんななるとは おもってなし」 |
銀のさじ | 2014/11/16 | 好楽 | 日本テレビ社員食堂永久無料券(サイズは畳半畳ほどの特大の代物)。本人はもちろん親族から一門全員が使えるとのこと。「ヒマだから 毎日来てやる 食堂に」 |
笑点50周年にふさわしいものすごい商品 | 2015/5/17 | たい平 | 日本テレビ地下3階の、日本テレビの番組の記録写真が保管されている部屋の鍵。その部屋の中にある貴重な記録写真の中から1枚もらえる。 |
笑点50年にふさわしい『超』ものすごい商品 | 2016/5/8 | 昇太、6代目円楽、たい平、木久扇 | 1本50万円の『高級南部箒』で、同時に次週放送の50周年記念特番に備えて舞台を掃除する権利が与えられた。なおこの回は4人が10枚達成した所で座布団のストックが尽きたため、小遊三と好楽は実質除外となっている。 |
※2週連続の10枚達成は番組史上初と思われる。
昇太時代
回答者時代にろくな商品が貰えなかった腹いせからか、ネタ賞品が多い。
達成日 | 達成者 | ご褒美の内容 |
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2017/3/26 | 好楽 | 演芸コーナーへの出演権(「観客を必ず笑わせる」という条件つき)。好楽の家族、弟子、いつもここからと一緒に「悲しいとき」を披露。 |
2017/11/5 | 6代目円楽 | 『Shot"e"n』ならぬ『Shot"a"nカレンダー』。表紙こそメンバー全員のかっこいい写真を使っていたが、中身は昇太の趣味の城跡巡りの自撮り写真ばかり、さらに12月は昇太のキス顔のアップ写真だった。この回で円楽が2回座布団10枚を達成したため、2部進呈されもう1部は観客にプレゼントされた。 |
2019/3/17 | たい平 | 『鳥取の特産品がいっぱい』。十枚箱登場後初の座布団10枚達成。この回は鳥取での地方収録で、鳥取の特産品であるカニが1杯(1匹)贈られた。 |
2020/10/18 | 6代目円楽 | 電動アシスト自転車。タイヤには昇太の顔写真がついている。 |
2021/9/5 | 三平以外全員 | 笑点55年の写真で作られた、フォトモザイクのジグソーパズル。最初に達成した好楽のみ特大サイズが贈呈された。 |
2022/10/9 | 6代目円楽(9/30に逝去したため、本人不在で空席。座布団の後ろには、衣桁 に薄紫色の着物がかけられた) | なし(たい平の回答後、昇太の計らいにより、生前、6代目円楽の北の国から の物まねが上手かったとの理由で、空席に座布団が3枚積まれたところに7枚あげて、座布団10枚を達成させた。ちなみにご褒美はなかった)。 |
昇太時代は賞品のキーワードは設けられていないものの、2回目の座布団10枚達成が出た翌週の2017年11月12日放送回からは十両箱を象った「十枚箱」なる物が登場し、その中に賞品の目録が収められている(なお内容は時折変えられているらしい)。
なお、ご褒美ロケがあった時期はこの座布団10枚達成者に関しては達成時のご褒美ロケのスケジュール確保の為に10枚達成を司会者は調整していたとされる。
5代目圓楽時代以前の賞品については以下のリンクを参照のこと。
Pixivでの用例
ネタとして巧い作品につけられるタグ。
いわゆる「パロディ」・「ダブルパロ」と呼ばれる作品に多くつけられるらしい。