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泣けるポケモン映画!!ポケモン史上最高の感動が君を待っている!

2016年7月15日読売新聞朝刊の広告から引用)

概要

ポケモン映画(ポケモン・ザ・ムービーシリーズ)第19作目の作品。

幻のポケモンボルケニオンマギアナが主役である。

また、ジガルデ10%フォルム、パーフェクトフォルムも『サン・ムーン』に先駆けて登場する。

『X・Y』ゲーム本編、人間によって傷つけられたポケモン達が暮らす『ポケモンの森』とORASの『ムゲンダイエナジー』の設定をベースにした物語である。

前売り券特典はボルケニオンとなっているが、劇場配信はポケモン総選挙で1位に輝いたゲッコウガになっている。

入場者特典は筐体ゲームポケモンガオーレディスク「マギアナ」。『サン・ムーン』にQRコードを読み込ませるとマギアナを仲間にして冒険を共にできる。

今作は『キュレムVS聖剣士ケルディオ』以降復活していた短編映画が再び廃止された。エグゼクティブプロデューサーの岡本順哉によれば、「短編の有無について規則性みたいなものはなく、昨年の段階でのスタッフの協議により、『ピカチュウとポケモンおんがくたい』がかなり実験的かつ挑戦の多かった作品だったので監督もスタッフもやり切った感があったと思い、一旦おやすみすることを決定した」とのこと。これにより本作は、ドラマをより厚くし、力を注いだものとなったと語っている。

なお、『キュレムVS聖剣士ケルディオ』・『神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒』・『光輪の超魔神フーパ』など同時上映のある一部の作品は、時間の都合上、本編の尺が70分程度。

その中でサトシ達・ゲストキャラ・ゲストポケモンの活躍を描かなければならない都合上、ストーリーが駆け足であったりサトシ達の出番・活躍が少ない、ゲストキャラクターの掘り下げが少なくなるといったことがあったため、そのあたりの事情を鑑みたのかもしれない。

登場キャラクター

今作の幻のポケモン。人間を信用していない。特殊な器具を取り付けられてしまい離れなくなったサトシと仕方なく同行することに。「ぶっ飛ばす」が口癖。

アームから水鉄砲や水蒸気を発射でき、それを使って飛行すること可能。しかし、水切れを起こすとア ームの模様が赤く変化し、大量の水を供給しなければならない。

500年前、天才科学者エリファスの手により作り出された世界に一体しか存在しない人造ポケモン。

アゾット王国王子。年齢は14歳。神秘科学に傾倒しており、自分にその技術を詳しく教えてくれたジャービスを信頼している。手持ちはペロリーム

アゾット王国王女。ラケルの姉。神秘科学でつくられたバイクで空を飛び回るなど快活かつお転婆な性格。内向きな性格の弟を心配し、大臣のジャービスを警戒している。手持ちは色違いのサーナイトで、メガサーナイトへメガシンカできる。

アゾット王国大臣。マギアナの魂であるソウルハートを手に入れ、あることを目論んでいる。

神秘科学を元にネオ神秘科学を作り出し、ポケモンと操って強制的にメガシンカさせるメガウェーブなる発明もしている。性格は残忍で、ポケモンを「ちっぽけな存在」としか見ていない。手持ちは色違いのゲンガー

ジャービスの持つポケモンの一体。メガウェーブでメガオニゴーリへと強制メガシンカする。

500年前の神秘科学者であり、ポケモンと人が幸せに暮らせる世界を目指し、ポケモンと共に様々な発明品を生み出した。彼の存在はシトロンにとって憧れであり目標である。

その技術を生かしてかつてマギアナを作り上げた。

ジャービスの忠実な部下。

予告編

  • 特報1

  • 特報2

  • 特報3

  • 予告編1

興業収入

内容の評価に対して、興業収入は約21億円。

前作の26億円よりも更に落ち込み、歴代最低記録を更新するという苦杯を喫した。

大幅に下がった理由としては、前年同様『妖怪ウォッチ』などライバル作品の存在による児童層の人気の変化、公開同時期に『シン・ゴジラ』『ONE PIECE FILM GOLD』、『君の名は。』といったモンスター映画が上映され、話題を完全にさらわれたこと、

劇場版での配布ポケモンが幻のポケモンではなく、とくせいがへんげんじざいとはいえ単にハッピータイムを覚えたゲッコウガLv100であるという歴代と比べての希少性の低さ等が考えられる。

映画の興行収入の低下傾向を受けてか、次回作は『劇場版サン&ムーン』ではなく、

20周年記念作品(そして、同時に原点回帰の意味も込めて)として、

初期シリーズを下敷きとする劇場オリジナル作品、『キミにきめた!』となった。

同作は最終興行収入35.5億円を記録し、5年連続で続いた興行成績の低下傾向に、一旦歯止めをかけることに成功している。

それ以降も劇場オリジナル路線(1作だけ過去作のリメイク作品)が続いているため、現時点でテレビシリーズ準拠の劇場版は本作が最後になっている。

外部リンク