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石上京の編集履歴

2022-11-13 02:40:59 バージョン

石上京

いしがみきょう

ライトノベル「ようこそ実力至上主義の教室へ」の登場人物。

構いませんよ、でも──

いえ。また会いましょう堀北先輩


※本記事は本作の重大なネタバレが含まれます。


プロフィール

所属1年Aクラス
学力A+(95)
身体能力D-(25)
機転思考力B+(77)
社会貢献性D(31)
総合B-(61)
一人称「俺」

概要

2年生編から登場するキャラクター。

高度育成高等学校の新入生。


新1年Aクラスのリーダーを務めている。

須藤と同じくらい身長が高く、優秀で情に厚いうえに実行力があり、Aクラスのリーダーとして認められている。


面倒ごとが苦手な性格で、他クラスのリーダーとの交流会や交渉などは副リーダーの高橋修に任せている。


略歴(ネタバレ注意)

名前の初出は2年生編2巻。

本人自体は1年生編9巻から登場している。


1年生編9巻、作中では2月の某日。

午前1時頃に綾小路の携帯に知らない番号から電話がかかってくる。

非常識な時間帯に着信が鳴ったことで、綾小路は多少警戒しながら通話に出るが30秒ほどの無言電話が続いた。


「綾小路清隆」


電話の男からただ一言名前を呼ばれた綾小路だったが、全く聞き覚えの無い声だった。7巻でホワイトルームの動きを知ったことで、父親の差し金と考えていた綾小路だったが‥‥。


この流れから分かる通り、2年生編8巻にて坂柳の口から、電話の男の正体が石上京だったことが発覚する。坂柳と石上の通話を隣で聞いていた綾小路は、声が全く同じことに気付き正体を掴んでいる。


人物

ただの一般生徒かと思いきや、その正体は清隆の父であるあの男の関係者だった。


親同士が政財界人繋がりということで、幼い頃の坂柳神崎と面識を持っている。綾小路篤臣を慕う青年の一人で、彼を強く心酔している。


かつて神崎と同じ塾に通っており、常人では考えの及ばない発想を幾つもしていることから、面識のある神崎からは紛れもない天才と称されている。敵でも味方でもない相手には無関心を貫く性格だが、作中では綾小路や堀北八神などに目を付けている。


本人曰く「綾小路先生に勧められて、この高校に入学した」との事で、篤臣の関係者というだけでホワイトルームから送り込まれた刺客ではない。清隆とホワイトルーム生の争いでは、あくまで中立の立場を主張しているが、篤臣から指示が入った場合には清隆との敵対も辞さない考えでいる。


実力

作中の描写から全くの未知数だが、神崎曰く一之瀬坂柳の長所を足したような男」との事らしい。ここから考えられる事として、彼女たちの持ち味である頭脳や協調性においては本作の登場人物の中でも頭一つ抜き出ていると思われる。


普段は副官である高橋を矢面に立たせておきながら、自分は裏から情報収集や作戦の立案をするなど、綾小路に似た裏方で動く一面も垣間見せている。


1年Cクラスの波多野を退学に追い込んだ犯人が八神であるという天沢しか知らないはずの情報や、上級生の綾小路・軽井沢佐藤の三角関係を何故か知っていたりと、本人の情報収集力も非常に高い。


その一方で運動は苦手らしく、クルーズ船のプールで遊ぶ石上を見た伊吹には身体は全く鍛えていない事が明かされている。OAA評価も身体能力の項目は、坂柳や佐倉と同じ25という最低値である。


動向

9巻で声だけ初登場。

深夜に綾小路に電話し、無言電話の果てに彼の名前を一言呟いて通話を切るというかなり不気味な動きを見せている。

また、外部との連絡が絶たれるという高度育成高等学校の校則上、通話ができるのは学園の敷地内という事になり、この時には既に敷地内のどこかに潜伏していたという事になる。


続いて存在が言及されたのが2年生編2巻。

綾小路を退学させたクラスに2000万ポイントを与えるという試験において、八神の口から、Aクラスからの参加者として高橋と共に名前が挙げられている。

無人島サバイバル前には、1年生の各クラスの男子リーダーが作戦会議で集ったが、石上は高橋に出席を任せ、姿を見せなかった。


そして本人が初登場したのが4.5巻からである。とある理由から1年生の筆跡を調べていた堀北と接触しており、再会を示唆する言葉から彼女に何らかの興味を示している。


6巻にて、体育祭を欠席した綾小路と坂柳の前に寮の部屋の前で扉越しで初めて会話する。綾小路に月城ホワイトルーム生を倒したところでこの問題は終わらないと忠告しに来ている。


7巻でついに行動開始し、1年Cクラスの波多野を罠に嵌めて退学に追い込んだのが八神だと掴んでいた石上は、体育祭前に宇都宮椿に接触し彼らに助力を持ちかけている。暴走する八神を追い詰める為に綾小路の力を利用したいと考えた石上は、佐藤を使って八神がホワイトルームの関係者の可能性があることを綾小路に掴ませている。


結果的に八神に直々に恨みを持っていた龍園や、綾小路との契約に従った南雲などに追い詰められ、無人島での傷害行為を暴露され八神は退学になっている。7巻終盤では綾小路が暗躍して八神を追い込んだと見せかけて、実は一連の流れは全て石上が仕組んだものであると発覚する。


電話越しではあるが、8巻ではついに綾小路と坂柳の前で正体を明かし、現状では中立の立場である事を主張している。


人間関係

綾小路篤臣

崇拝の対象。

普段から「綾小路先生」と呼んで彼を強く慕っている。また高度育成高等学校に入学したのも彼の勧めからである。


綾小路清隆

ホワイトルームの最高傑作というのも既に周知で、その実力も強く認めている。彼の力を利用する為、体育祭を欠席してまで自らプレッシャーをかけに行ったり、椿経由で佐藤に八神の存在を知らせるなどの行動を取っている。


坂柳有栖

親繋がりの知り合いで、お互いに顔見知りである。坂柳からは「5年か10年以上前に感じた事のある気配」と言及されており、かなり幼少からの付き合いである事が示唆されている。


神崎隆二

神崎とは同じ塾であり、親同士もパーティーで接点がある。綾小路や堀北とは違い、彼は眼中に無かった様子。神崎もまた石上を高く評価しているが接点を持つことには非常に消極的な様子を見せている。


堀北鈴音

4.5巻にて初めて接触している。堀北が自分を含めた1年生の事を嗅ぎ回っている事に気付いており、彼女に再会を示唆する言葉を投げかけている。


八神拓也

1年生の中でも隠れて問題を起こす八神のことは目障りだと感じているようで、綾小路や椿を使って彼を退学させようと動いている。


伏線

ぽっと出のキャラクターのようにも思えるが、一応彼が電話の男であるという要素や伏線は8巻前では要所で散りばめられている。


  • 1年生編9巻時点で綾小路が一度も声を聞いた事がない人物

主人公という設定上、綾小路は9巻までには作中の登場人物の殆どと何かしらの接点を持っており、9巻時点で声を聞いた事が無いとなると新キャラクターの可能性が考慮されていた。


  • 2年生編4.5巻にて、星之宮から「随分前に見た事がある」と言及されていた事

携帯の仕様上、1年生編9巻では既に学園の敷地内にいる事が発覚している為、1年生編時点で星之宮が学園のどこかで目撃した石上の姿に見覚えがあっても不思議ではない。


  • 綾小路の2000万ポイントの試験を知っている

電話の男が父親の関係者と綾小路が予想していた事。そして実際にホワイトルーム生だった天沢がこの試験内容を知っていた事もあり、関係者と思われる電話の男も月城や2000万の試験の事を知らなければ逆に不自然。


等々、石上が電話の男であるという要素はこれでもかと2年生編内にて描写されている。また作中で容疑者らしき人物が逆に石上ぐらいしか居なかったという事もあって、読者の大半は石上だと予想が付いていた模様。


余談

初めて名前が出た際には『石京』と表示されていたが、その後の4.5巻では『石京』と修正されており、読者を長年混乱に陥れていた。


しかし、2年生編8巻のあとがきにて作者の衣笠彰梧からは「石神じゃなくて石上」と誤字の訂正がされている為、改めて石上京という名前で確定している。


誤字の理由については「多分、疲れていたから」との事。無意識なら仕方ない


関連タグ

ようこそ実力至上主義の教室へ よう実

綾小路清隆 綾小路篤臣

堀北鈴音 坂柳有栖 神崎隆二

八神拓也 椿桜子 宇都宮陸 高橋修




類似しているキャラクター

稀咲鉄太‥‥頭脳面は作中随一で、自分は手を汚さずに周囲を動かして計画を成し遂げるという性格に共通点がある。また稀咲は喧嘩においては作中でも最弱に近く、石上も身体能力のOAA評価は男キャラの中で作中最弱である。


紫宮京‥‥主人公の年下で、名前が京繋がりの頭脳明晰の天才。石上と違ってこちらは身体能力も抜群で空手と柔道の黒帯という文武両道型。性格面ではどちらかと言うとこの人によく似ている。

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