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エアロミニ四駆

えあろみによんく

ミニ四駆の中で「爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」に登場する走行マシンのカテゴリー。一部のリアルミニ四駆も便宜上記述する。

概要

爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」に登場する走行マシンを指すミニ四駆のカテゴリーのひとつ。

1998年1999年を中心に展開された。

前世代のフルカウルミニ四駆がタイヤを覆うようなボディのデザインだったのに対し、こちらは前輪は剥き出し、後輪もそこまで覆われていないというフルカウルとスーパーミニ四駆の中間のような意匠になっている。タイヤの径こそ小径なのは引き継いでいるものの前後輪共に同じ幅のものを利用しているのもフルカウルにはないポイントである。

また、前輪が剥き出しということはホイールの径にも縛られにくいという意味でもあり、一部のマシンはリアカウルを軽く加工するだけで大径タイヤも使う事が可能。

ただし、連載後期になるとVSの規格変更もあってかフルカウルと大差ないデザインのマシンも作られているため、大径をセットしやすいのはほぼ序盤に出てきたマシンに限られている。

このシリーズが展開されていた時期が第二次ブーム末期だった事もあり、ブーム経験者にとってここで記憶が止まっているというものも少なくない。

使用シャーシ

もちろんシャーシの方もフルカウルとは全く異なる規格のシャーシが投入されている。

主に使われているシャーシはスーパーXシャーシVSシャーシ

フルカウルの一号機マグナムセイバーのシャーシがリバティーエンペラーに使われていたスーパー1の流用だったのに対し、こちらは一号機のマックスブレイカーからいきなり新シャーシであるスーパーXが採用された。さらに前作のスーパーTZにあたる二代目シャーシであるVSもセオリー通り後継機のブレイジングマックスが初採用機となっている。

スーパーXはホイールベースが過去最長の84mmを誇り、トレッドも70mmとこちらも最長。トレッドに余裕があるため、ドライブシャフトも唯一マシン前方左側ではなく右側に配置されている。

またフルカウル時代には定着していたギヤカバー一体型モーターカバーも廃止(このシャーシ以降は後述のスーパーTZ-X以外採用されていない)され、TYPE-2式のモーターカバーの上にギヤカバーを被せる方式に先祖返りしている。

今ではミニ四駆REVシリーズで定番のモーターをシャーシ下から交換できる設計を最初に採用したのもスーパーXからであり、これによりモーターカバーを外すにはギヤカバーごと外す必要があったTYPE-2の問題を克服している。その割を食らったのがスーパー2と後述のVSなわけだが…

次世代のVSは上位レーサー御用達の「生きた化石」としても有名。

画期的ではあったもののボディを選ぶあまりに独特すぎるスーパーXの規格がウケなかったのか、こちらはホイールベース・トレッド共にスーパー1と同規格に縮んでいる。

ボディに縛られにくい規格やスーパーXから引き継いだ駆動系の良さが反映されたため、登場から20年近く経過する現在でもドライブシャフト式シャーシ最高傑作と名高い。性能の優秀さから後のマイティミニ四駆でもシャーシが流用された。

一方、規格が小さくなってしまったことでスーパーXのような下からモーターを外すギミックはなくなってしまったため、モーター交換にはわざわざギヤカバーもバラす手間がかかる点においてはTYPE-2レベルまで劣化しているのは注意。フロントバンパー含め全体的に強度不足なのも真っ先に取り上げられる欠点である。

この他にサイクロンマグナムで初採用となったスーパーTZの後継スーパーTZ-Xバニシングゲイザーで採用されているが、駆動系の改悪やTZ以上の部位の脆さなどむしろダウングレードしているとの声も少なくない。ボディにしてもバックブレーダーのマイナーチェンジ版なのでそちらのポリカボディで十分という声も…

「~MAX」のアニメ版はM1グランプリで終了しているが、原作はそれ以降も続いているため、販売されたマシンにはバニシングゲイザーやデザートゴーレムのようなアニメ未登場のものも存在する。そもそも原作にすら登場していないマシンもあるのだが…

本編終了から10年後の2009年にはスーパーXの後継であるスーパーXXも登場。

スーパーXの長所をさらに延ばした名シャーシでTZ-Xのように購入者をガッカリさせる事はない。

現在はフルカウルミニ四駆のようにプレミアム化している機体は一台もないが、上述通りスーパーX系列自体規格が独自過ぎて後継シャーシに当てはまるものがない事や、全体的にシャーシは現在でも通じるほど完成度が高いもので占められているため、プレミアム化のメリットは薄いものと思われていた…が、まさかのVSの後継種VZシャーシが発表されたことでVSのマシンに限りプレミアム化の可能性が出てきている。

フルカウルと比べると絶対数もそこまで多くなく、同じマシンのマイナーチェンジ版や色替え版が約半分を占めている。

長らくフルカウルと共に恒常的に生産されてきたシリーズだったが、2019年12月を最後に一部車種の初期型の通常生産が終了し、ミニ四駆特別企画としての販売(つまり不定期に生産される数量限定商品化)になるとの噂がある。

これに関してタミヤは肯定も否定もせず沈黙しているため何とも言い難いが、スーパーX搭載機の多くはすでに大半がスーパーXXで改良型が出てるし、上述のVS搭載機のプレミアム化の可能性、そして何よりフルカウルと比べるとシリーズの売り上げもガクッと落ちてしまう現状を考えれば十分有り得る話である。

この噂の真相がどうであれ絶版対象とされている車種は今のうちに確保しておいたほうがいいかもしれない。

エアロミニ四駆一覧

★はスーパーXXシャーシにマイナーチェンジされて一般販売されたもの、☆は限定販売

スーパーX(→スーパーXX)

マックスブレイカー
  • ★(→ブラックスペシャル)
マックスブレイカーZ-2マックスブレイカーZ-2bytsubasa99317
シャドウブレイカーZ-3
  • ☆(スーパーXXスペシャル)
うろ覚えブレイカーうろ覚えブレイカーby異羽
ファントムブレード
  • ★(→ブラックスペシャル)
剣byグランツ総長
ナックルブレイカー
  • ★(→ブルースペシャル)
落書き落書きby異羽
ストームクルーザーシャイニングスコーピオンXの色替えモデル
ライジングトリガー
  • ★(→ホワイトスペシャル)
ナックルブレイカー ブラックスペシャル現在は絶版
マックスブレイカーTRF
  • ☆(→XX-13 バイオレットスペシャル)
エアロミニ四駆唯一の大径モデル
マックスブレイカー CX09 ブラックスペシャルマックスブレイカー ブラックスペシャルとは別物で、こちらはTRFが素体でXシャーシのまま。現在は絶版

スーパーTZ-X

バニシングゲイザーセンシティブな作品バックブレーダーのマイナーチェンジ版

VS

ブレイジングマックスHAPPY BIRTHDAY GOUKI 2018HAPPY BIRTHDAY GOUKI 2018byDELUXE PROJECT
デザートゴーレム
ライトニングマグナム「俺たち」のテーマを…「俺たち」のテーマを…byアマカケル
ブレイジングマックス プリズムブルースペシャル
ブリッツァーソニックたまにはアナログ(笑)たまにはアナログ(笑)byざわし
ブリッツァーソニック ブラックスペシャル現在は絶版
LMブレイカーライトニングマグナムのクリアカラーバージョン
デザートゴーレム GPA現在は絶版

リアルミニ四駆

※エアロ時代のみ

バイスイントルーダーセンシティブな作品
ディオマース・ネロ走行マシン用に改修されたモデルはなぜかフルカウルミニ四駆扱いだった
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