エルドラドのバーサーカー
えるどらどのばーさーかー
「エルドラドのバーサーカー、と呼ばれている。今はそれでいいだろう」
プロフィール
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するバーサーカーのサーヴァント。レアリティは☆4。第1.5部亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界アガルタ」と共に実装された。
同特異点のメインシナリオでは、アガルタを統べる三大勢力のひとつ「エルドラド」の女王であり、屈強なアマゾネス達を率いている。
1.5部以降の真名隠しシステムにより、エルドラドのバーサーカーの呼称が用いられているが、長すぎるのでファンの間では「エルサーカー」「エル狂」等といったアダ名が付けられている。(真名を使ったアダ名は割愛)
また、諸事情により最近は「CEO」の名で呼ばれるようにもなった。理由は後述。
人物
理知的で高潔なクールビューティー。
見た目は年若い少女そのものだが、それを忘れさせる威圧感とカリスマ性の持ち主。
組織の長だけあって頭も回るため、生半可な策も通用しない。まさしく「男顔負け」を体現したような女傑である。
……のだが、その思考回路は脳筋。そりゃもう完全に「戦士」に振り切ったガッチガチの脳筋。
知恵が乏しい訳ではないため力だけに頼ることはしないものの、暴力で解決できると分かればとりあえず暴力でどうにかしたがる。好きなものにも「真剣勝負」「鍛錬」「まだ見ぬ強敵」を挙げるあたり、彼女を一言で表すなら「凶暴」という言葉がピッタリだろう。
その上、こう見えて狂化EXの持ち主でもある。
狂化EXといえば看護師やヤンデレのように思考が一点に固定され、どうあっても特定の法則に従ってしか行動できない御仁ばっかりだが、
彼女の場合は地雷を踏むとそのスイッチが入る。
とある相手を激しく憎んでおり、名前を聞くかその存在を片鱗でも感じ取ると文字通り目の色を変えてブチ切れ、標的と定めたものを手当たり次第に破壊し尽くす。
また女性であることは認めているものの性的な目で見られることも極度に嫌っており、「美しい」、またはそれに類する言葉も地雷ワード。
彼女の前で「可愛い」「美しい」などと言おうものなら問答無用でモーニングスターの染みに変えられることだろう。
能力
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
藤丸立香 | A+ | B+ | C | A | D | A |
スキル
カリスマ(B) | 軍を率いる才能。ランクBは一国を納めるのに十分な程度。 |
---|---|
黄金律(美)(A) | どのように育とうとも、女神の如き完璧な美貌を有する存在へと成長する宿命を指す。 |
軍神咆哮(A+) | 身体に流れる軍神の血を呼び起こす咆哮。戦士として共に立つ味方は、軍神に率いられたが如く、その叫びに勇猛さを与えられる。 |
狂化(EX) | 理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。通常時なら意思疎通は可能。ただしとある戦士と相対すると理性がぶっ飛ぶ |
神性(B) | 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。 |
???(???)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:
- 最大捕捉:
- 由来: ???
自身に眠るとある戦士への復讐心と、強さを求める戦士としての精神、軍神の血、それら全てを瞬間的に励起させ、意識的に、理性を無くした獣、まさに狂戦士へと変貌する。
ありとあらゆる武器と肉体で攻撃し、最後にはまさに獣のように噛み付いてトドメを刺す。
ゲーム上では、カードの種類はBastar【敵単体に超強力な攻撃&敵単体の攻撃力をダウン(3ターン)〈オーバーチャージで効果アップ〉】。
ゲームにおける性能
バーサーカーらしく非常に攻撃性が高く、ステータスの最終値はATKがHPを上回っている。
スキルは味方全体の攻撃力を上げる「カリスマ(B)」、自身に毎ターンNP獲得状態と弱体無効化を付与する「黄金律(美)(A)」、味方全体にBastar性能アップを付与し自身にはさらにギリシャ神話の男性に対する特攻状態を付与する「軍神咆哮(A+)」と全て強化系で纏まっている。(全て3ターン継続。)
攻撃のNP回収効率は悪くはなく、「黄金律(美)(A)」の効果も相まって宝具開放もそこまできつくはない。
宝具も単体攻撃故に全てが合致すればボスクラスの敵にも大きなダメージを叩き込める。
ついでにバーサーカーでありながら「カリスマ」「軍神咆哮」と味方にも効果のあるスキルを持つという珍しい特性があり、Buster宝具を持つサーヴァントと組ませれば総ダメージをより向上させることができる。
前述の通り、彼女自身がアタッカーとして十分な攻撃力を備えているため、孔明やアンデルセンのようにスキルでサポートはしてほしいがコマンドカードが邪魔になる、という心配もする必要がない。
と、ここまでのスペックを☆4に詰め込んだ弊害もあってか、或いは根本的に攻撃に特化し過ぎたせいかかなりの虚弱体質で、特に守勢に回るとトコトン弱い。
他のバーサーカーも打たれ弱いとはいえ、大抵は「回避」「ガッツ」など1ターン持ちこたえられるスキルがあるのが普通だが、そうしたものは彼女には一切ない。
それでいてバーサーカー特有の少し攻撃が集中するだけで撃沈してしまう脆さは据え置きのため、敵のターンになった場合彼女に攻撃が当たらないよう祈るしかない。
加えてステータスも途中で伸び悩んでしまうので一気に育て切らないと半端なステータスを晒してしまう。生半可な育成ではちょっと強いところに連れて行くだけで半ば即死に近い形で撃墜を余儀なくされるか、耐え抜いたとしても回復支援が追い付かず次のターンに改めて撃墜されて涙を呑む羽目になることも割とザラで、せっかく「黄金律(美)(A)」を使ってもNPが貯まりきる前に落される危険性も…。
ある意味、介護要員無しでは全く立ち行かない正統派バーサーカーを地で行くサーヴァントなので活用するのならば介護要員をつける必要があるが、高い攻撃性と全く粘れない紙装甲と両極端な特性故にパーティ編成の自由度があまり高くなく、戦力にある程度の厚みがないと攻撃性と持久性のどちらかを犠牲にしなければならなくなる。
概念礼装もこの両極端な性能故に「カレイドスコープ」などで素早く宝具を開放して敵に一撃を叩き込むか、「月霊髄液」などで少しでも長く生き延び戦い続けるかの二択に絞られがち。もしくはこの人のようにいっその事鉄砲玉として「リミテッド/ゼロオーバー」をつけるのも良いかもしれない。
裏を返せばどういう風に運用するかで悩む選択肢が少ないのだが、咄嗟の対応力がほとんどないので使いこなすのは一筋縄ではいかない。
良くも悪くも超攻撃型ゆえに十全に扱いこなすにはかなりの技量とリソースが要求されるので、戦力として育てるのならば相応の覚悟をもって取り組もう。
参考までに相方の一例をあげるなら同じBuster寄りで更に仲間に対する回復、耐久支援もできるサンタオルタ・ケツァル・コアトル・レオニダス等が候補として挙がる。
キャラとしては十分なほど光るモノがある彼女。
しかし基本的にはバーサーカーの中でも理知的、その上気高くカリスマもある人物な事もあってかギャグ要員としての登場はほとんど無かった。
一応は夏のイベントで「ゴリウー系女王」の名で登場しながら割りとアホな事をしていたのだが、そもそも他の面々が濃すぎる事もあってあまり目立たなかった。
しかしそこは公式でキャラ崩壊やブッ飛んだ設定のぶち込みに定評のある型月。
年々カオス度を増していくハロウィンイベント、その3度目である姫路城での戦いにてついに彼女は弾ける事となる。
最初は「刑部姫のオタグッズを届けにきた配達員」としてチョイ役での登場で、イベント後半より本格的に参戦。したのだが……
「C・E・O!!」
うん。どうしてこうなった。
詳細は同記事の方を参照。
その他
- 担当する声優から「プリキュアのバーサーカー」、「エルドラドのプリキュア」と呼ばれており、実際にBGMの差し替えMADも作られている。
- また、手甲の形状や宝具演出などから、実装と同時期にシーズン2が完結したことで話題となった、「東映のアマゾン」を連想する人も多かったとか。
- 何の因果か真じろう氏が仮面ライダーアマゾンズのコミカライズを担当することになった
- 話題のアマゾネスCEOの立ち絵は、担当絵師の真じろう氏がお遊びで設定画に描いたものらしく、珍妙過ぎるキャラ設定と共に何故か実装された事に困惑していた。 ※依頼自体はちゃんと受注しており、Twitterでの言はあくまでノリらしい。