概要
英語表記:Dying Will Flames
作中の初期から登場している。
リボーンがツナに死ぬ気弾を撃ち込むことでツナの額に炎が宿り、普段では引き出せない力を発揮していた。
この炎を戦いに直接使うの様になったのはVS骸(黒曜編)からである。
バジルも青い炎を額に宿して戦っていた(後に雨属性の炎だと明言される)。
未来編からはリングから炎が出現し、炎を原動力とした匣兵器の戦術が生まれた。
リングから炎が出ることはヴァリアー編の終盤で示唆されていた。
作中の設定
- 死ぬ気の炎とは、人間の生体エネルギーを圧縮し視認できるようにしたもの。指紋のように個々によって炎の色・形・強弱が異なる。炎の使い方次第では、炎の推進力によって宙に浮き自由に飛び回ることや、武器やロボットの動力源にすることもできる。これを応用したのが匣(ボックス)兵器である。炎といっても、ある種のオーラを圧縮したようなものなので、熱は帯びても物を直接燃やす力はない(骸が例えた「焼き鏝」が近いか)。
- 死ぬ気の炎には、「大空」「嵐」「雨」「雲」「晴」「雷」「霧」といった、天候(天気)になぞられた7つの属性があり、これらは大空の七属性と呼ばれている。このうち「大空」が最上位にあたり希少価値が高い。作中ではマフィアがこれらの7つの属性にあたるリングを作り、大空のリングをボスが、残りの属性のリングを守護者と呼ばれる幹部が所有するシステムになっている。
- 1人が複数の属性の素質を持つこともあるが(例:ラル・ミルチの雲+霧など)、大抵の場合は波動の強い属性は1つのみで、残りは微弱であるとされる。死ぬ気の炎の強弱は炎圧で表され、出力の単位はFV(フィアンマボルテージ)。
- 属性に関しては体内の波動が関わるためか血縁関係がある者同士だと同じ属性になりやすい様子(嵐属性の波動が強い獄寺隼人とビアンキ姉弟など)。またそれとは別にボンゴレの血縁には大空の炎が継承されるようである。もっとも絶対ではないようではあるが(ゲーム作品などでは了平と京子のように違う属性の場合も確認されている)。
- 「晴」の力で活性させることができ、「雨」の力で炎を弱体化してしまう。零地点突破で氷付くが外から炎が注入されたら溶ける。ツナだけだが零地点突破・改で吸収できる。
- ちなみに、XANXUSやボンゴレⅡ世が使う「憤怒(ふんぬ)の炎」は、見た目が光球のような形になっており、匣兵器には嵐属性として扱われる。→ベスター たぶんMGSとは関係ない。
- この一方で、大空の七属性の対となる大地の七属性の炎が存在する。現在それらを使えるのはシモンファミリーのみ確認されており、「森」「山」「沼」「氷河」「砂漠」「大地」の6属性が判明している(残りに関しては作中描写から「川」だと思われる)。
主に復讐者が使うが、D・スペードも一時期使用した→Din骸。
特徴は主に空間移動・加速能力のようだ。
- 連載初期ではリボーンが勉強にも恋愛にも弱腰だった綱吉を擬似的な臨死状態に陥らせて強引に行動力を引き出すいわゆる“火事場の馬鹿力”的なものの表現だった。属性の概念が描写され始めたのもヴァリアー編から(上述したバジルの青い炎)であり、それもあってか初期に死ぬ気弾を受けた笹川了平の額の炎には晴れの炎の要素は見られない(アニメ版では明らかに大空の炎であった)。
キャラクターカードゲーム
原作には属性ごとの相性はないが、カードゲームにはある。
※カードゲームのルールを転載。
右側の属性相性だけ考えると八竦みの関係になっている。