CV.高坂篤志
概要
初代ボンゴレファミリー幹部、ボンゴレⅠ世(ジョット)の霧の守護者。ボンゴレⅡ世の霧の守護者でもあるらしい。文字は「D」。略語は「Dae」。
六道骸と容貌・性格が似ている。ギザギザの分け目2つに後頭部のくせ毛という現実では再現困難な髪型をしている。口癖は、「ん~~」(アニメ)、「ヌフフ」(原作)。「未来編」→「I世(プリーモ)ファミリー編」(アニメオリジナル)→「継承式編」と登場。武器として、魔レンズ、または大鎌やトランプを所有する。幻術を使う術士である。
イタリア貴族出身。堕落した貴族社会に嫌気がさし、同志の公爵令嬢エレナ(文字は「E」)の紹介でボンゴレファミリー初代ボスのジョットと知り合い意気投合。市民を守るという大義の下、すべての腐敗した者を正すボンゴレファミリーに愛着を持ち、全力で貢献する日々を送る。
しかし、必要以上の武力を不要とする平和路線のジョットに反し、弱き者を守るための抑止力としてボンゴレは最強であり続けねばならないと武力拡大の理想を描くことにより、互いの方向性にズレが生じる。ジョットを説得しきれないまま戦力削減に伴い縄張りが手薄となったある日、敵対勢力による奇襲を受け、鎹のような存在であったエレナの死により、その亀裂は決定的になる。
エレナの遺言である「弱き者のため…ボンゴレとともに」を実現すべく、ボンゴレをその名を聞いただけで震え上がるほどの最強の組織にすることを強く誓った。
ジョットをおだて、泳がせ、目を盗み、企て、強いボンゴレに必要なものを全て用意し、弱体化の恐れのある不要なものは排除することで「弱き民を守る」が信念の自警団だったボンゴレファミリーを泣く子も黙る巨大マフィアに変わる基礎を作った張本人。ジョットの親友であるシモンファミリーのシモン=コザァートをジョットに軟弱な思想を吹き込む危険人物と見なして、悪計を企て罠に嵌め、シモンファミリーを壊滅に追いやった。
尚、当時の全ての悪巧みは実際は全てジョットに見抜かれており、シモンファミリーは表舞台から去ったものの、無事であった。この事実を彼が知ることとなるのは時代を何十年も超えた現代になってからである。
そのため、ボンゴレの歴史においては裏切り者扱いされている。
ボンゴレに異常なほどに執着し、初代ボスのジョットとその守護者たちが退いた後も、ボンゴレ二世(セコーンド)に仕える守護者としてボンゴレに留まった。その後は自らの肉体を捨て、他人の肉体に憑依し続けながら時代を超えて現代に至るまでボンゴレを監視し拡大させていった。
また、ボンゴレの平和路線を頑なに拒絶し、不穏分子であるボス候補(沢田綱吉)を取り除くため、シモンファミリーの加藤ジュリーに憑依し、ボスの古里炎真をそそのかし敵対させる。ここから始まるのが「継承式編」である。
関連イラスト
アニメと原作とでは微妙にキャラクターデザインが異なる。I世ファミリー共通の持ち物でストーリーの鍵でもある懐中時計の扱い方もそれぞれ異なる。
アニメ版(I世ファミリー編)
別名「アニスペ」。前髪ぱっつんが特徴。
原作版(継承式編)
大鎌が武器。