演:団時朗
概要
故人。
かつては迅雷流に所属する壮年男性の忍者にして、電光石火ゴウライジャーの霞一甲、霞一鍬の父親。彼らからは「親父」と呼ばれている。
一鍬によれば、迅雷流の中でも屈指の問題児であり、任務とは無関係な殺戮と破壊を不必要に繰り返してきた、非常に攻撃的かつ好戦的な性格の人物であった模様。
息子の兄弟に対しても親としての情は一切持たず、怒りと憎しみばかりを教えてきた。
そんな危険人物であったがために迅雷流からも激しく疎まれ、あえて危険で過酷な任務ばかりを与えられた結果、最期はその過労が祟って死亡した。一鍬曰く「流派に殺されたも同然」だったらしいが、彼等すら仕方がなかったと割り切っており、その件で流派を恨んではいない。
更には、そんな任務の最中に発生した流星群から「アレ」の情報を入手。
迅雷流からは「アレ」から何度も遠ざけられるも、自分なりに調査を続け、その過程でシノビマシンを開発し、自分の調査結果をデバイスに残すなりしていた。
なお上述のような教育を兄弟に課していたのは、将来的に彼等2人を互いに殺し合わせることで、「アレ」を呼び出すためであった。
当初兄弟にとってはどれ程冷酷な人物であったとしても、唯一心の頼りとすることができる人物であったがために、「強くてでかい」と半ば皮肉混じりに評されていたが、ハリケンジャーと和解して改心した後は、「ああしか生きられなかった本当は哀れな男」と評された。
武器は彼自身が制作した、鬼雷丸と呼ばれるイカヅチ丸に大型の刃を付けたような薙刀。「鬼雷爆撃破」という強力な奥義を放てるものの、放出される電撃が敵味方御構い無しに巻き込んでしまうために、「味方斬りの魔剣」として全宇宙から恐れられている。サタラクラが持つ『宇宙極悪武器全集』の中にも載っており、その製作思想はあのサタラクラにすら「狂気」だと言わしめた程である。
余談
演者の団時朗氏は『帰ってきたウルトラマン』にて主人公『郷秀樹』を演じていたことで特撮ファンには広く知られているが、ハリケンジャーから17年後、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』にて『長老』役で再びスーパー戦隊シリーズに出演することになる。
しかし、前者は正義感が強く、後者はユーモアもある等いずれも一鬼とは似ても似つかぬ人物である。
なお、日向無限斎役の西田健氏とは『帰ってきたウルトラマン』で共演している。
関連タグ
ダークトレーダー:似たようなチームの子供の育て親、こちらは養子でありながら、霞一鬼とは違い溺愛している様子が見られるという違いがある。