概要
ゴーゴーファイブが、救助活動や戦闘において使用する多機能変形ツール。
その名の通り鳥を模した形状と青いカラーリングが特徴で、「5つのレスキューツールの集合体」とも言うべき基本形態「バードモード」を分解し、各パーツをレイザーグリップと合体させることで、レスキューツールとして機能する。各ツールとも、特定のメンバーに対応した固有装備という訳ではなく、基本的にはその時その時の状況に応じてそれに適したツールを使うのが常となっている。
また、救助活動のみならず戦闘においても活用されるが、あくまでもそれを主目的として開発された訳ではないことから、物語が進むにつれて後発のブイランサーやゴーブラスターといった、戦闘に主軸をおいたツールに出番を譲ることも多くなった(※)他、ツールによっては物語後半まで殆ど使われなかったものも存在するなど、各ツールの作中での活躍ぶりにはばらつきも見られる。
(※ 物語後半にて、一度受けた攻撃を記録・無効化する無限連鎖サイマ獣が登場した際、これに対抗すべく長らく使用の機会がなかったライフバードを、ショウの発案で持ち出したというくだりもある。また、クローアンカーとテイルインジェクターの単体での使用もこの時が初めてである)
各ツール
ビークドリラー
嘴部分が変形したドリル。主にゴーレッドが使用。ドリル部分は超硬合金製で、厚さ1mの壁にも穴をあける。
ビルドディスチャージャー
胴体部分が変形した消火器。主にゴーブルーが使用。大気中の二酸化炭素や水素を吸収し、高圧冷凍ガスを発射して火を消し止める他、攻撃に転用もできる。
ウイングスプレッダー
翼部分が変形したハサミ。主にゴーグリーンが使用。ダイヤモンドをも切断する程のパワーを持ち、障害物の切断や扉をこじ開けるのにも使用される。
クローアンカー
爪部分が変形したワイヤー付きマジックハンド。主にゴーイエローが使用。ワイヤーは30mまで伸ばすことが可能で、最大限伸ばした状態でもわずか30秒で巻き取ることができる。人命救助に使われるほか、敵の武器を跳ね返す際にも活用される。
テイルインジェクター
尾羽部分が変形した無針注射器。主にゴーピンクが使用。けが人の治療に使用するほか、サイマ獣の苦手とする物質を注射したり麻酔銃、ナックルパーツとしても使用される。
ブレイカーモード
ライフバードの最強形態である光線銃。「セットアップ」の掛け声とともに、以下の通りツールを組み替えることで完成する。
組み換えの際には、裏返した状態のビルドディスチャージャーにレイザーグリップを装備、テイルインジェクターをクローアンカー側に接続してサイドグリップとし、テイルインジェクターにビークドリラーを接続して銃身を構成する。
射手であるゴーレッドを残りのメンバーが支えた状態で、ゴーブルーとゴーグリーンの「ターゲット」、ゴーイエローとゴーピンクの「ロックオン」の発声と共に標的を捕捉。最後にゴーレッドが「カラミティブレイカー」の掛け声とともにトリガーを引くことで、先端から強力なプラズマ光線をを発射する。
5人全員によるフォーメーションはあくまでも命中精度を高めるためのものであるようで、発射自体は一人からでも可能となっている。実際に作中でもゴーブルーが単独で使用したことがある他、ゴーレッドに至ってはブイマシンガンと併用の上、単独での零距離射撃で敵を撃破したこともある。
備考
2018年11月から2019年11月にかけて、ニコニコ動画の東映特撮公式チャンネルで『ゴーゴーファイブ』のTVシリーズ全話が配信された際、当時の現行戦隊であった『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場したネタにちなんで、毎回ライフバードが登場する際キツツキ扱いする視聴者コメントも度々確認されている。
関連タグ
ギガフォーミュラー:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する武器の一つ。基本形態を分離させることで5種類の武器に、そしてそれらを組み替えることで必殺武器になるという点でライフバードと共通する一方、分離した武器が明確に各メンバーの固有装備として位置付けられているという相違点も存在する
自在剣・機刃:『星獣戦隊ギンガマン』に登場する武器の一つ。(分離と変形の違いこそあれど)5つの異なる形態を使い分けられる可変武器であり、なおかつ各形態の使用者が特に固定されていない、といった具合に複数の共通項を有する
マルチアタックライフル←ライブバード・ブレイカーモード→ボルテックバズーカ