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メカキングギドラの編集履歴

2023/02/02 17:32:54 版

編集者:ボスイヌ

編集内容:劇中の活躍に追記

ゴジラVSキングギドラ』、『ゴジラVSメカゴジラ』に登場する怪獣。

『VSメカゴジラ』では、メカの首のみが登場した。

データ

身長:140メートル
体重:8万トン
出身地:23世紀
操縦士:エミー・カノー
サポートAI:アンドロイドM11

概要

網走でのゴジラとの戦いに敗れ、オホーツク海に沈んだキングギドラであったが、低温の状況下にて仮死状態で23世紀まで生き延びていた。これにエミーが目をつけ、回収されてサイボーグ化されたものがメカキングギドラである。

ゴジラによって絶命した中央の首と両翼は完全に機械化、胴体もほぼ完全に機械化されており、脚部もプロテクター状に機械化されている。

タイムマシン飛行艇「KIDS」をコクピットブロックとして組み込む事でタイムワープも可能。コクピットにはアンドロイドM11の頭脳ユニットが装着され、コ・パイとしてパイロットをサポートする。

機械化された胴体背部にスラスターを装備し、翼に反重力システムを組み込む事で飛行能力を復元している。その為か改造前に比べゴジラの放射火炎で簡単に穴が空いてしまうが、穴が空いた状態でもゴジラを吊り下げて飛行する等推力は高い。

一方で前述の翼を含め全体的に防御力はそれほど高くなく、このメカキングギドラの技術を更に解析・応用したとはいえ現代技術で製造されたハズのメカゴジラMOGERAスーパーXⅢに比べるとかなり打たれ弱い所が見られ、熱線が直撃する度にコクピットで火花が散るなど安全面にもいささか難がある。

23世紀の技術が大したことないのか、それともそれを解析して取り込んだ「国連G対策センター(Gフォース)」の現代技術者が凄かったのか…。

もっとも、このキングギドラを改造した23世紀の世界では日本は世界にとって取るに足らない小国に成り下がっており、政治判断などにより対ゴジラ戦に充分な装備を与えてもらえなかった可能性はある。

また、メカキングギドラは実質死にかけのキングギドラを強引に動かしている状態であるため、技術云々に関わらず動かすのが精一杯であった可能性も否定はできない。

残っている生身の首は改造前同様に引力光線を吐き、またコクピットから手動操作で噛み付き攻撃させることも可能。しかしコンソール配置が悪いため、その間他の操縦が疎かになってしまう。

ただでさえ人気の高いキングギドラを金銀の彩色でメカ化しただけあって今なお根強い人気を誇る怪獣である。

武装

  • 引力光線

改造前と威力は特に変わらないが、それまで仮死状態だったためか若干光線の幅が細くなっている。

  • レーザー引力光線

機械化された中央の首から発射されるビーム砲。威力は通常の引力光線よりも上であり、引力光線とともに連射する事でゴジラを後退・転倒させるほどの威力を持つ。

後のメカゴジラのメガバスターに応用された。

設定上は引力光線と併せて一点集中で撃つ「トリプルトルネード」という技があるが劇中未使用。技自体は『モスラ3』でキングギドラがモスラに使用している。

  • マシンハンド

左右の首の付根と両腰から射出される4つの小型のアームと腹部の大型アームで構成されるゴジラ捕獲装置。捕獲すると同時に高圧電流を流す。アーム部分はかなり頑丈に造られており、ゴジラがボコボコ殴っても外れない。

後のメカゴジラのショックアンカーに応用された。

劇中の活躍

現代で暴れまくるゴジラへの対策として23世紀のオホーツク海でキングギドラが回収されサイボーグ化、タイムワープして新宿で暴れるゴジラの元へ現れた。

当初は遠距離攻撃で押していたが、段々と放射火炎での反撃でダメージが蓄積され、飛行しようとした所を翼を穴だらけにされ落下、パイロットのエミーも気絶してしまう。トドメを刺そうとゴジラが近づく途中で間一髪M11の呼びかけでエミーが起き、マシンハンドを作動させてゴジラを捕獲し、そのまま飛び立つ。

一体ゴジラを何処へ持っていく気だったのかは不明だが、(小説版では再び大島三原山の火口に落とす計画だったとされている)怒ったゴジラの放射火炎で機体が限界を迎え、遂に機能停止。小笠原海溝にゴジラ諸共落下する(エミーらはKIDSで脱出)。

後に残骸は国連G対策センターによって回収され、徹底的に解析されてメカゴジラ開発の基礎となった。

つまりは技術の前倒しだが、歴史改変にどれだけ影響しているかは不明。

…そもそも突っ込んではいけないのかもしれないが…

ゴジラアイランドへの登場

通常のメカキングギドラと強化版のハイパーメカキングギドラの2体が登場する。

通常のメカキングギドラはVSのメカキングギドラと違い首が全てメカになり羽も完全にメカになって銀色になっている。

敗戦の連続で赤字続きのX星人ザグレスが宇宙を漂う怪獣自動販売機から予算内で買えるギリギリの価格である250万宇宙ゼニーで購入したもの。グレードは「B」

ゴジラアイランドへと送り込んだはいいものの、動かすのに必要な電子頭脳が別売りだった為全く動かず、あっさりゴジラに倒されGガードに接収された。ルーカスからは「メカギドラじゃなくてバカギドラ」と酷評された。ザグレスは取り返そうとしたものの、ガス欠で宇宙船が動かせなかった

その後内部に有人操作ができるコックピットが取り付けられ、神宮寺司令官が搭乗してザグレスの宇宙船に突入するもあっけなく奪い返され、追加購入した電子頭脳をセットされて起動。

ゴジラと互角に戦ったが、司令官がメカゴジラに乗り換えてゴジラを援護するとそれを見て奮い立った怪獣達の猛反撃を受け、右の首を引きちぎられ撤退した。

後に暗黒大皇帝によって復活する。ゴジラ不在のゴジラアイランドに大打撃を与え、カマキラスと共にGガード基地を追い詰めたが、戻って来たゴジラと怪獣達の攻撃でまたしても右の首をちぎられ逃げていった。

ゲームへの登場

ゴジラ怪獣大決戦、ゴジラ怪獣大乱闘シリーズなどに登場。怪獣へのキャラ付けが著しい「ゴジラ怪獣大乱闘 地球最終決戦」では、攻撃力が非常に高いかわりに耐久力に難があるという性能を再現している。

余談

尚、メカキングキドラのスーツは昭和のキングギドラ制作に携わった経験を持つ村瀬継蔵氏によると人間が入る前でも何と200キロもあったという。彼の話によると羽だけでも50キロもありキングギドラの体格に合わせつつかなり小さ目にしたそうだが、軽量化に至る事はできなかったといわれる。ただでさえ重量級のキングギドラのスーツを改造した事で最終的には200キロという想定外の重さになったそうだ。

このメカキングギドラに90年代のゴジラシリーズの多くの怪獣を演じてきた破李拳竜氏は入る意志はあったそうだが、円谷時代からの操演のベテラン松本光司氏はメカキングギドラの重量を考えるとワイヤーが切れた際、死亡事故に繋がるとして反対している。当時のゴジラ映画の監督である川北紘一氏もメカキングギドラには歩く必要のあるシーンがないとして、危険が大きすぎるメカキングギドラには人を入れる事を断念した(劇中にて飛行しているメカキングギドラが内マタなのはそういった事情から人が入っていないためである)。

実際、撮影時にゴジラのスーツと合わせられ総重量が300キロ近くになったメカキングギドラのスーツのワイヤーが、重量に耐えきれずに千切れてしまい撮影前に都庁を壊してしまうというアクシデントが起こっていた。もしメカキングギドラに人が入っていたら、確実に重大事故に繋がっていた事から、松本光司氏と川北紘一氏の判断は英断だったといえるだろう。

コクピットに色々と計器やボタンがついているが、これらの役割についてはゴジラ捕獲装置以外は特に指定がなかったらしく、エミー役の中川安奈氏が自分で決めていたそう。

宇宙超怪獣ロボ『メカギドラ』

キングギドラのメカ化は、既に昭和の時から行われていた。

テレビマガジン』昭和56年3月号にて、大河原邦男氏がデザイン、開田裕治氏がイラストに書き下ろした『メカギドラ』がそれである。

本項のメカキングギドラがサイボーグであるのに対し、こちらのメカギドラは完全なロボット怪獣であり、生体要素は無い。

以下、特徴。

  • ミステリアン、ナタール人、X星人、キラアク星人、ハンター星雲M星人、ブラックホール第3惑星人、恒星ヨミの第3惑星人といった、東宝作品に登場した各宇宙人たちが、共同で開発したという設定。
  • 右の頭部の目から引力光線、真ん中からは冷凍光線、左の目からは熱光線を、それぞれ発射する。これらは、恒星ヨミの大空魔艦、ブラックホール第三惑星人のメカゴジラ、ナタール人の各種兵器から技術提供されたもの
  • 背中には、ガイガン同様の回転カッターを内蔵。これはハンター星雲M星人から
  • 尻尾は二本ともドリルに。これはミステリアンのモゲラをモデルとしている。
  • のちにこのメカギドラは、テレビマガジン誌上にて。プラモデルのパーツを用い、スクラッチビルドされた作例が掲載された

関連タグ

搭乗型怪獣

レッドバロン(ブレイブストーム)…こちらも人工知能が組み込まれておりパイロットをサポートする。且つ未来の技術で作られた搭乗型ロボ。

???←30年後…

メカキングギドラの編集履歴

2023/02/02 17:32:54 版

編集者:ボスイヌ

編集内容:劇中の活躍に追記