概要
物語中盤にて、ミュウイチゴの危機に突如現れた謎の騎士で、金髪碧眼にエイリアン特有のエルフ耳の容姿をしている。
武器は長剣型のロングソードで、その威力はキメラアニマを一撃で撃破するほど。また、ミュウミュウに匹敵するほどの身軽さと身のこなしでミュウイチゴを援護する。
ミュウイチゴを危機から救出して共闘する、いわゆる原作第1部における「お助けキャラ」に相当する。
キッシュとはライバルとして幾度も渡り合い、いちごを守るために激しい激闘を繰り広げた。
その正体は青山雅也の桃宮いちごへの想いが一人歩きし、独立した人格を得た存在(蒼の騎士に変身しているその間、青山の意識は白昼夢を見ているような状態である)。
最終決戦直前に青山雅也と人格が統合され、いちご達ミュウミュウの戦力に加わることになる。
何かを察知したキッシュからは、「自身の存在がイチゴを傷つける」と忠告を受けており、自らの正体に懐疑を抱きながら戦うことになる。
そして、最終決戦ではその内に眠る主人格が目覚め…
アニメ版第1作では変身能力について深く掘り下げられており、「蒼の騎士への変身能力は、いちご有っての存在のため、いちごが青山の間近にいる事といちごが青山に対し望む事で、青山の「いちごを守りたい」という思いが変身を遂げる」というものとなっている。
またいちごメインに戦っているため、いちごが敗れる事は自身の敗北となり彼の弱点でもある。実際、パイの作戦の罠に嵌り一度敗北を喫した。
また、アニメオリジナル要素としてミュウイチゴとの合体攻撃が登場。リボーンストロベリーサプライズの力を長剣型のロングソードに吸収させる事で、ロングソードをトライデント型の青白い光の大剣に変化させ隅田川を一刀両断し、海中に潜む大量のエイ型キメラアニマを一気に浄化させた。
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意外な形での復活
*以下、『東京ミュウミュウ 2020 り・たーん♡』のネタバレにつき注意 |
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ユキヒョウ型キメラアニマの事件に巻き込まれる間、普通の人間に戻ったはずの青山はふいにまた別の姿に変身してしまい、自分の中にまだディープブルーの力の欠片が残っていることが判明される(「消えかけのロウソクのようなもの」という)。
人格は青山のままだからかキッシュに「蒼の騎士」と同一視されるが、目と髪は最初にディープブルーに似て、すぐ後に普通の目と短髪に戻る。
衣装は少し豪華な印象で、ロングソードなど武器を使わず、騎士より王子様のイメージと思われる。
横転する客車を止めることで中にいる乗客とベリーを救い、いちごの危険を察知してから水に落ちたいちごを助け、元の姿に戻る。
こうして見事にいちごたちを助けることができたものの、本人は「ぼくはやっぱり化け物だったらしい」「今回は“たまたま”うまくいい方向に力を使えたに過ぎない」と思い込み、いつかまたいちごを傷つけないように彼女から離れようかと迷ってしまう。
侑に相談したら「アンタの罪悪感や臆病さで勝手に彼女を突き放すなよ」「だったらそんな力のひとつやふたつ使いこなしてくださいよ」と𠮟りつけられ、罪の楔を認めていちごを守り続けようと決める。
ちなみにアニメ版の影響で黒髪の印象が強いが、原作での青山は青髪(GBAゲーム『はめパネ 東京ミュウミュウ』でも青髪が見られる)。
新装版10巻の表紙では上記の姿が描かれており、青髪を含めまさに「“蒼”の騎士」のイメージだが、衣装以外はディープブルーの力に影響されず普通の見た目である。
自分を「化け物」として恐れる青山にとって、別の存在ではなく「青山雅也」という人間としていちごを助けられる理想な姿かもしれない。