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駄菓子屋ヤハギの編集履歴

2023-02-16 21:20:06 バージョン

駄菓子屋ヤハギ

だがしややはぎ

「カクヨム」および「小説家になろう」上で連載中の作品。

概要

正式名称は


駄菓子屋ヤハギ 異世界に出店します


カクヨム」および「小説家になろう」上で連載中のライトノベル。作者は「長野文三郎」氏。

メイン連載は「カクヨム」側で定期継続されている。「なろう」版は再録連載にあたり、こちらの継続ペースは不定期となっている。


アーススターより書籍化。

アース・スターノベルより書籍版が刊行。イラスト担当は「寝巻ネルゾ」氏。既刊2巻。

コミックアース・スターにて漫画版も連載中。作画は「仏さんじょ」氏。


ジャンルは異世界転移系で、いわゆるファンタジー世界で様々な効果を持つ駄菓子を売る「駄菓子屋」の能力を持つことになった主人公が、ヒロインや常連たちと織りなす物語となっている。


能力が能力だけに主人公に戦闘能力はないが、何かとトラブルに巻き込まれたり、ヒロインがヤンデレ(そしてポンコツという特徴がある。


主な登場人物

駄菓子屋ヤハギ

  • ヤハギユウスケ/矢作祐介

本作の主人公。

現代日本で事故死し、異世界に何故か「駄菓子屋」の能力を持たされて転移した日本人。

「駄菓子屋」は一種の召喚魔法であり、売り上げに乗じてレベルアップし、召喚できる店の規模がいわゆる天秤屋台→縁日に出るような普通の屋台→いかにも駄菓子屋と言った感じの木造2階建て(住居付き)と発展していき、商品もアップグレードしていく。

転移した国の王都にあるダンジョンに潜る冒険者相手に「駄菓子屋ヤハギ」を経営していく。

上記の通り身体能力は一般人レベルなので、有事の際は攻撃魔法や召喚魔法の効果のある駄菓子やオモチャで凌ぐことが多い。

成り行きで始めたものではあるが駄菓子屋をやっていることは信念を持っており、転売目的の買い占めなどは許さない。

度量の深い一面もあり、ミシェルの重すぎる愛を受け止め、何だかんだで上手くやっている。自分を罠にはめようとしたティッティーに関しても、ミシェルの妹である点や、マルコの心情を鑑みて最終的に助けている。

開拓地への追放となったティッティーの監視という形で、そこの領主に任命される。


  • ミシェル

本作のメインヒロイン。

物語開始当初は指名手配されている魔女。ナイスバディの美女だが魔女ゆえにオタク(研究者)気質の内向的な陰キャ(この世界の美女・美人の条件は「陽キャである事≒社交性」が最前提で「容姿(ナイスバディ)は二の次」になりやすい傾向がある)。

国王の婚約者に選ばれたが、妹のティッティーにその座を奪われ、腹いせに国王に体調を崩す呪いをかけたために指名手配されていた。

かなり愛が重いヤンデレ気質。少し好評価を聞いただけで靡く傾向を持つチョロイン。考えすぎた挙げ句にイロイロとやらかすポンコツ。これらの傾向は物語が進むにつれ改善の兆しを見せる部分もあるが基本的なヤバさは変わらない模様。それでも、ちゃんと話せば反省したりわかってくれる。ヤハギ曰く「素直系ヤンデレ」。

指名手配中は正体を隠すため幻惑魔法を用いて仮面と鎧姿の男性騎士に変装しミネルバを名乗り、ヤハギとは男友達として接そうとしていた(が、好意はダダ漏れであったため、ヤハギは一時期、周囲から同性愛者かと疑われた)。

ヤハギがヤンデレであってもOKという性格だったこともあり、恋人同士となる。バルトスのクーデターにより手配が解かれたため、本業の研究に復帰する傍ら駄菓子屋の手伝いをしている。現時点ではヤハギが異世界人と打ち明けている唯一の人物。


チーム・ハルカゼ

  • メルル

駄菓子屋ヤハギの最初の客。ピンク色の髪が特徴。

ミラとコンビを組む新米冒険者。前衛を務める戦士系の少女。

ヤハギと会った直後の冒険でガチのピンチに陥ったが、ヤハギから買っていた「10リムガム」で窮地を凌ぎ命拾いしたためミラともどもにヤハギのお得意様となる。

くじ運が悪く、当たりくじ付きの駄菓子に挑んでは惨敗するのがお約束。悪いくじ運の割に射幸心が強い(とくに他者が当たりを出すなどして煽られると自制が効かなくなる)ため度を越えた散財をしかけては、ヤハギとミラに止められるのもお約束。

書籍版では、各章の合間に彼女の日記という形でメルル視点での幕間話が入る。

後に、リガールとマルコをスカウトしてチーム・ハルカゼを結成する。一応、チームのリーダー。

領主に任命されたヤハギについていくことを決意し、チームの皆と共に開拓地に旅立つ。


  • ミラ(メインイラストの女性)

メルルとコンビを組む魔法使いの少女。髪色は青。

メルルと共に駄菓子屋ヤハギの常連となる。

メルルとは逆にくじ運はいい。

書籍版では、表には出さなかったがヤハギに片思いしており、彼がミシェルと結ばれたときには密かに悲しんでいたことが判明している。


  • リガール

ガルムのパーティでポーター役を担っている若手冒険者。メルル、ミラに次ぐ駄菓子屋ヤハギの常連となる。ヤハギの駄菓子のサポートを得て少しずつ実力をつけ、モバイルフォースにハマった結果として攻撃魔法が使えるようになった。のちにはヤハギによるダンジョン地図のマッピングに協力する事となった。

ガルムのチームが大所帯になりすぎたこともあり、メルルのチームに移籍する。


  • マルコ

ティッティーの幽閉先で下男をしている青年。

彼女の色気で篭絡され、脱獄のための資金稼ぎにダンジョンに潜るようになり、駄菓子屋ヤハギの常連客となる。

くじ付き駄菓子の景品である「伝説の釘バット」という超強力な武器を当てたことにより、メルルたちにチームにスカウトされ、アタッカー役となる。

本来はティッティーに脱獄のための捨て駒とされるはずだったが、彼の想い人がティッティーと気付いていないヤハギのお節介で、彼女の心境が変化しだしていったことで、いつの間にか本当に相思相愛となる。

ティッティーへの想いは強く、彼女が再逮捕されたときは、騎士団に殴りこもうとしたほど。


その他

  • ガルム

若手冒険者のリーダー格となっている青年冒険者。

駆け出しの初心者を集めてパーティを組んでおり、パーティ内では、実力がきちんとついた者を冒険の前線に、駆け出しの者を訓練生(ポーター等のサポーター職)枠に据えるファーム(一軍・下位軍)型の育成制度を取っている。若手への面倒見はとても良い。

2巻では不運続きであまり稼げなくなってきたため、巻き返しのためにもチームごとヤハギと共に開拓地に移住する。


  • モウ・エッセル(エッセル男爵)

国王に仕えている男爵。国王にまとわりつく呪い(おおよそミシェルの意趣返しのせい)の解呪手段を求めて駄菓子屋ヤハギを訪問。ヤハギの駄菓子やゲームにハマってお得意様になる。特にモバイルフォースにガチハマりとなり、ヤハギと交流を持つようになった。

国王に仕えているものの放蕩者で政務をほったらかし王妃や腰巾着と遊び呆けて部下国民に無茶振りを強いている王に対しては、ほとほと愛想が尽きている。

裏ではバルトスと手を結んでおり、共にクーデターを起こす。成功後はダシにされて不機嫌だったヤハギに直接謝罪に来ていた。


  • バルトス

王国軍を統括している将軍。実は王弟。

酒好み色好みの豪快な体育会系で、英雄色を好むを地で行く人。常に部下の美人を侍らせている。がミシェルは、その節操の無さに不快感を抱いていた。

王弟なので(脳筋なりに)それなりの政治力もある。兄と違って

城の玉座に引きこもり様々な理由をつけて現場を見ず、そのくせムチャクチャな夢想を頭でっかちに垂れ流すバカ兄に愛想を尽かせている。しかも、その兄の無茶振りによって部下同僚友人たちが苦慮している姿にも心を痛めていた。

後にエッセル男爵と結託しクーデターを決行。この時にヤハギとミシェル(とモバイルフォース)をダシにしたためヤハギからはモヤられているが、この事から王となった後は折に触れヤハギを気にかけている。

ヤハギの人生の転換点に思い出したように関わってくるヒト。


  • ティッティー

ミシェルの双子の妹で元王妃。こちらもスタイル抜群の美女だが、贅沢が大好きでそのためなら手段を選ばない悪女。ミシェルほどではないが優秀な魔法使いでもある。

国王の婚約者になった姉を罠にはめて指名手配にし、自分は王妃となり放蕩の限りを尽くす。当然、金目当てのため夫である国王には表面上はともかく全く愛情は抱いていない。

1巻の終盤でクーデターが発生したため国王とともに失脚、幽閉の身となる。その際、自分をブス呼ばわりしたヤハギに復讐を誓い、2巻ではそのために脱獄を企てるが、ヤハギのマルコへのお節介が切っ掛けで自分でも気づかないうちに少しづつ本当にマルコが好きになっていく

それでもヤハギへの復讐心は止まらず、彼と自分の浮気を捏造しようとしたが(当然そんなことになれば、怒り狂ったミシェルにより、血の雨どころか王都が地図から消滅しかねない)、寸前で阻止された上、ヤハギがモンスターカードで召喚した大天使の『浄化の光翼』というスキルをくらったことで不完全ながらも悪意が浄化されてしまう

そのこともあり観念して騎士団に逮捕され、処刑を覚悟していたが、ヤハギがバルトスに直談判したことで、開拓地への追放に留まった。


主な駄菓子屋ヤハギの商品

  • 10リムガム(「リム」はこの世界の貨幣)

説明:味が続いている間、10秒ごとに魔力を1MPを回復してくれる

値段:10リム

※いわゆる10円ガム。ちなみに、この世界にそれまでガムはなかった。


  • ミニミニコーラ

説明:コーラ味のラムネ菓子。鎮静効果がある

値段:40リム


  • ロケット弾(くじ引き)

説明:モンスターに投げつけると爆裂魔法が炸裂する。消耗品。くじによって大きいものが当たることがあり、大きなものほど威力が上がる

値段:一回50リム

※昔、実際に売られていた火薬式のおもちゃが元ネタ。当然、規制の厳しい現代では入手困難。


  • モンスターチップス

説明:うす塩味のポテトチップス。モンスターのカードが入っており、召喚して3分だけ使役できる。

値段:100リム


  • チョコどら

説明:チョコレートクリームを挟んだ一口サイズのどら焼き

分けて食べると親密度アップ。食べさせ過ぎ、悪用は厳禁です!

値段:30リム(非売品)

※効果が強すぎるので、駄菓子屋ヤハギでは非売品にしていたが、お節介でマルコにいくつか渡し、彼が効果を知らずにティッティーに食べさせたため、二人の仲が進展するきっかけとなった。


  • モバイルフォース

説明:ロボットプラモデル。接着剤不要。魔力操作により動かすことが可能。

値段:300リム

某ロボアニメのプラモをパク……オマージュしたような商品。いわゆるコレジャナイロボ。子どもにとっては魔法の前提となる魔力操作の訓練になり、リガールはこれのおかげで魔法が使えるようになった。冒険者はもちろん、一般市民や貴族にまで大ブームとなる。


  • チョコレートバット

説明:パン生地にチョコレートをコーティングしたお菓子。食べると体力が少し回復する。当りくじ付き。秋から春までの季節限定商品

値段:30リム

    • 伝説の釘バット

説明:チョコレートバットのくじで大当たりに当たる「ホームラン」が出るともらえる釘バット型の武器(ただし、木製ではなく金属製)。防御無視の300点の固定ダメージを与えられる。


外部リンク

駄菓子屋ヤハギ(カクヨム):本連載(最速更新)

駄菓子屋ヤハギ(小説家になろう):再録連載


駄菓子屋ヤハギ(コミック アース・スター):漫画版


関連タグ

カクヨム 小説家になろう


駄菓子屋

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