キュイ(ドラゴンボール)
きゅい
あっ!!概要さま!!
フリーザの部下の上級兵士で、惑星フリーザNo.79の所属。
フリーザを追ってナメック星に向かったベジータへの刺客として登場。
地球での戦闘の負傷から回復したベジータに「フリーザ様は永遠の命を得るためにナメック星に向かった(だからベジータは永遠の命を諦めろ)」と発言したことで、ベジータは慌ててナメック星に飛び立ってしまった。その後、フリーザからベジータの始末を命じられたことでナメック星まで追いかけ勝負を展開する。
ザーボンによるとベジータとはお互いに嫌い合っていたらしく、実力はほぼ互角なためどちらが勝つにせよベジータもただでは済まないと予想していたが、実戦で闘い続けていたベジータと、ベジータ曰く「フリーザのところでぬくぬくとしていた」キュイとでは実力差が生まれてしまっていた。
地球での戦闘から回復し、サイヤ人の「死の淵から蘇るごとに強くなる」特性のおかげで大きく上昇したベジータの戦闘力の数値に驚愕。
慌てて命乞いをし、聞く耳を持たないと見るや「あっ!!フリーザさま!!」と嘘を言って後ろを向かせ不意打ちを仕掛けるも全く通用せず、そのまま逃げようとするが追いつかれ、ベジータに戦闘服をぶち破る威力の腹パンをくらい、空中を漂っていたところを衝撃波によって木っ端微塵にされた。
この時ベジータが空中で爆散するキュイを見て、冷笑しながら口にした「へっ!きたねえ花火だ」というセリフは有名。
キュイはベジータに「ライバル同士」と言っていたが、ベジータの方はそうでもなかったようである。それでも不意打ちの際にベジータには「おまえともあろう者が」と発言し、セコい行動を残念がる発言をしているため、それなりに評価はしていたようである。
戦闘力はザーボンの発言から初登場時のベジータと同等の18000程度であることが推測される。ただし初登場以前からベジータが戦闘力を上げ続けていた場合や、ベジータの発言からドドリアのように腕がなまっていた場合には、もっと低いの数値である可能性もある。
ロクな戦闘描写もなく最期も情けなかったが、かつてのベジータと互角という評価はフリーザ兵の中ではかなりの実力者ということになり、フリーザが根城にしていた惑星フリーザNo.79に所属にされるくらいには実力を認められていたことが窺える。
名前の由来は果物のキウイ🥝。
アニメでの描写
アニメオリジナルキャラクターである「謎の宇宙船の子供たち」の母星を部下たちを引き連れて襲撃し、攻め滅ぼしている描写がある。
また彼と同種族らしき個体として、故郷を滅ぼしたフリーザを恨む兵士と、逆にフリーザを尊敬する上官らしき人物も登場している。
ゲームでの描写
キュイがゲームで初デビューしたのはファミコンに発売された『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』であり、その当時はボスキャラとして登場していた。他にもスーファミに発売された『超サイヤ人伝説』にもボスキャラとして再登場している。他にも『激神フリーザ!!』や『超サイヤ人伝説』では、青色のゴンマー、赤のパイヤー、エメラルド色のゴリン、そして黄土色のストロブと言った、色違いでありながらもキュイ型の雑魚敵が登場した。
RPGシリーズでは主にボスキャラとして登場していたにもかかわらず、格闘ゲームには余り登場する機会はなかった。
しかしPS2で発売された『Sparking!NEO』ではプレイヤーキャラとして初デビューし、それ以降から『スパーキング』シリーズと『レイジングブラスト』シリーズにプレイヤーキャラとして登場するようになる。更に『ドラゴンボールヒーローズ』では自身のカードも登場した。『タッグバーサス』ではIfストーリーの主人公としても活躍した。
多少の知名度があるにもかかわらず余り活躍していなかったため、フルパワーエネルギー波や連続エネルギー弾以外必殺技は分からない。
だが『ドラゴンボールヒーローズ』では『ダスタードインパクト』と言う必殺技がある。
他にも『あっ!!フリーザさま!!!』と言う騙し討ち攻撃もあり、これも必殺技として使われている。
『ドラゴンボールフュージョンズ』ではキュイ本人は登場しないものの範囲内の相手を怯ませる効果がある「あっ!フリーザ様!」という必殺技が登場する。また、同系統の技に「あっ!ビルス様!」というものがあり、ドラゴンボール超のバージョンの悟空などが覚えたりする。
『ワールドミッション』では異変の影響によってわけもわからず復活し、なぜかパワーアップまでしていた(正確にはシーラスによって人為的に創られた別の歴史のドラゴンボール世界から現れた存在)。そこへベジータの姿を見つけ雪辱しようとするが相手にすらしてもらえず、主人公が戦うこととなる。敗北後は主人公にすら勝てなかったことで引き下がっていった。