サイコキノ星人
さいこきのせいじん
「それにしてもあいつ鈍いよね。宇宙警備隊員が兄弟って言葉を使うと無条件に心を開くって噂、本当だったんだ」
データ
- 身長:地球人と同じ
- 体重:地球人と同じ
- 別名:念道宇宙人
- 出身地:サイコキノ星
- 演:五十嵐颯斗、川北純也、砂川政人、古澤美咲、坂井じゅの
概要
第36話「ミライの妹」に登場。
悪戯が好きなことで有名な宇宙人。外見はリトルグレイタイプの宇宙人だが、地球では学生服を着た中学生ぐらいの少年少女の姿をしている。
その肩書き通り強力な超能力を持っているが、あまりにも強すぎるその力のせいで母星であるサイコキノ星が滅びてしまったため、宇宙を放浪する身となってしまった。それ以後は様々な惑星に現れてはたちの悪い悪戯(ミステラー星とアテリア星の戦争の悪化、バルダック星に強烈な雪害)をゲーム感覚で行っている為、宇宙中から厄介者扱いされている(ヒビノ・ミライは故郷を失った寂しさを紛らわすためではないかと推測した)。
地球に至ってもほとんど遊び半分でウルトラマンメビウスを倒そうと怪獣アングロスを送り込み、アングロスが敗れるとさらに新しい悪戯をしてやろうと企んでいたが、改心したカコ(後述)に縛められ地球を後にした。
サイコキノ星人カコ
- 身長:1.55m
- 体重:44kg
- 演:高宗歩未
サイコキノ星人の少女。他の星人達と同じく中学生ぐらいの少女に変身している。
アングロスを生み出した後、ヒビノ・ミライの妹を名乗ってGUYS内部に入り込んだ。この「カコ」という名前は本名ではなく、ミライの妹ということで「未来」の逆である「過去」をもじってアイハラ・リュウがとっさに命名した。
その目的はミライの妹を名乗ることで「兄弟」という言葉に特別な想いを抱くウルトラマン達の心情を利用し、油断しているすきに倒してしまおうというものだったが、ミライやGUYSとの交流を通じてその目的が揺らぎ始める。だが彼女が宇宙人であるという事でトリヤマ補佐官が捕まえようとしたため地球人への不信感を募らせ、同胞である残りのサイコキノ星人達と合流し、再びアングロスを送り込むが、ミライの説得を受けて改心。メビウスに地球に怪獣を呼び寄せる時空波が発生していることを教えた後、新たな悪戯を企む同胞たちを縛め地球を去った。
第49話にてGUYSの危機を救うためミライの妹としてファントン星人やザムシャーと共に再来。エンペラ星人の念動力に自身の念力で対抗するが敵わず吹き飛ばされてしまった。またフェニックスネストがエンペラ星人の攻撃を受けて衝撃を受けた際、過去に自分を捕まえようとしたトリヤマ補佐官に助けられ、お礼を言った。
ファントン星人と共にエンペラ星人との戦いを見届けた後、再び地球を去っていった。
小説ウルトラマンメビウス外伝『守るための太刀』ではザムシャーやファントン星人との出会いが描かれ、先述した悪戯のせいで恨みを買われていたアテリア星人から執拗に命を狙われていた。その後、「守る」という意味を模索し始めていたザムシャーによって窮地を救われ、彼等と共に地球に向かうことを決める。
なお他のサイコキノ星人が来なかったのはアテリア星人から逃げてる際に彼女がはぐれてしまったかららしい。