飛び六胞
とびろっぽう
説明
当初はX・ドレーク、ページワンの2名のみ先行して登場していたが、“火祭りの夜”当日にカイドウ・オロチ一派による鬼ヶ島での宴席ではじめて揃い踏みとなった。
腹に一物を抱えた曲者揃いであり、中には“大看板”の地位を狙う者もいるなど、チームとしての統率力は感じられない。しかしながら、悪魔の実やSMILEの能力者が数多く存在する海賊団の中でもカイドウから期待を寄せられるだけの高い実力を有している。
メンバーは性別・種族様々な人物たちで構成されており、全員動物系古代種の能力者で、ドレークを除く5名は頭部に二本角が生えている(生来のものなのか単なる装飾なのかは不明)。
大看板のクイーンによると宴会の場でのノリは悪く、飛び六胞からのレスポンスは期待できない模様。
メンバーのうちドレーク、フーズ・フー、ササキは元々別の海賊団の船長だった外様で、フーズ・フーとササキは大看板への野心を隠そうともしていない。
その為か大看板との仲も良くなく、大看板からの呼び出しを無視することもあるらしく関係は険悪。クイーン自身も「飛び六砲の中に一人消したい奴がいる」と言ってのける始末である(ただ、これについては違う理由があったのだが)。
構成
X・ドレーク
リュウリュウの実 モデル“アロサウルス”(動物系古代種)の能力者。懸賞金2億2200万ベリー(2年前の時点)。
目だけ残して開けたマスクと顎の十字の傷が特徴的な人物。腹にも十字のマークを入れている。
元々は海軍少将であったが、軍を抜けて海賊となった異色の経歴の持ち主であり、〝赤旗〟や〝落ちた将校〟といった異名で呼ばれている。また、ルフィやゾロと同じく“最悪の世代”の一人に数えられている。
ページワン
リュウリュウの実 モデル“スピノサウルス”(動物系古代種)の能力者。懸賞金2億9000万ベリー。
チューリップ帽にマスクを着用し、前髪を伸ばして右顔半分を覆い隠しており、左目元以外を隠すような出で立ちをしている。
初登場時こそ、都の家々を破壊してまでサンジをあぶり出そうとする粗暴で冷酷な振る舞いをみせていたが、飛び六胞の集結時にはうるティの言動にたじろぐ、一人だけ体育座りのような体制で縮こまっているなど控え目な姿を見せている。うるティからは「ぺーたん」と呼ばれている。
うるティ
リュウリュウの実 モデル“パキケファロサウルス”(動物系古代種)の能力者。懸賞金4億ベリー。
野牛のような大きな二本角の生えた美脚がセクシーな美女。ページワンの姉であり、彼からは「姉貴」と呼ばれている。本人もページワンの事を「ぺーたん」と呼んで溺愛している。口を慎まない性格で、カイドウやクイーンのことでボヤいたり、ページワンを馬鹿にしたササキに口汚くカミつくなどしているが、一方でカイドウと対面した際は様付けして会えた事を喜ぶなど礼儀を弁えている一面を見せる。
フーズ・フー
ネコネコの実 モデル"サーベルタイガー"(動物系古代種)の能力者。懸賞金5億4600万ベリー。元CP9。
顔の上半分を覆う赤いマスク(ヘルメット?)を被った長身の男性剣士。冷静沈着な野心家で、大看板の地位を狙う発言をしている。騒ぐうるティやページワンのことを「クソガキ共」と吐き捨てている。
ブラックマリア
クモクモの実 モデル"ロサミガレ・グラウボゲリィ"(動物系古代種)の能力者。懸賞金4億8000万ベリー。
花魁のような出で立ちの美しい女性。巨人族ではないようだが、他の飛び六胞たちと比べて2~3倍ほどの身長を誇る。うるティのことはかなり気に入っているらしく、口汚くササキやページワンに噛み付く彼女を見ながら「大好物♡」と呟いている。