「ワノ国の歴史に興味はねェが… おれを裏切った罪は重い」
概要
四皇"百獣のカイドウ"を総督とする百獣海賊団の幹部格“真打ち”で、その中でも「最強の6人」と評される"飛び六胞"の一人である。
プロフィール
通称 | ササキ |
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異名 | 盛っ切りのササキ |
年齢 | 34歳 |
身長 | 318cm |
懸賞金 | 4億7200万ベリー |
所属 | ササキ海賊団船長→百獣海賊団飛び六胞 |
悪魔の実 | リュウリュウの実モデル“トリケラトプス”(動物系古代種) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武器 | 絡繰螺旋刀 |
出身地 | 偉大なる航路 |
種族 | テングハギの魚人 |
誕生日 | 2月3日(トリケラト、プ←2、ス←3) |
星座 | みずがめ座 |
血液型 | XF型 |
好物 | アスパラガス |
趣味 | 酒作り |
初登場 | 単行本97巻 第978話『飛び六胞登場』 |
CV | ボルケーノ太田 |
人物
容貌
両肩に入れ墨を彫っている、3mを超えるドッシリとした体格の巨漢。
釣り上がった目と牙のような鋭い歯を持ち、特に下顎の犬歯が口を閉じても露出する程に長い。黄緑色のザンバラの長髪、下駄を履き外套を付け学生帽のような帽子を被っており、いわゆるバンカラ番長のような服装をしている。帽子からは金色の角が生えており、耳にはフーズ・フーの物と似たイヤリングを付けている。
前々からその外見から「魚人ではないか?」と考察する声があり、関連性についてはしばらく不明であったものの、公式ファンブック「VIVRECARD ONEPIECE図鑑」の訂正が入り、そこにて彼がテングハギの魚人であったことが判明した。
性格
元々はフーズ・フーと同様に自身の海賊団を持つ船長だったらしく、それ故に上昇志向が高いのか、次の大看板の地位を狙っている。その為には「邪魔者は少ないほうがいい」とも考えているようで、出世に興味を示さないドレークに「抜けてくれんなら助かる…」と言い、ページワンには(先日に敵を取り逃した失態もあり)「ぺーたんもムリだろ」と吐き捨て、弟想いのうるティにカミつかれている。
また、うるティ程の無礼者ではないものの、彼も裏表がないようで「雑魚どもと飲んでも“利”がねェ!! おれはアンタと飲みてェ カイドウさん!!」と、率直な自分の意見を述べている。親しい相手には気さくなようで、狂死郎を自ら「親友」と表しており、彼と宴席で偶然出会った時は嬉しそうに話しかけていた。
フランキー将軍との戦闘では、自爆覚悟で大技を決め込む度胸と思い切りの良さも備えている。
一方、イレギュラーで起きた状況であっても、裏切りの姿勢を見せた者には手厳しい対応を躊躇わない等、相当厳格な面もある。
戦闘能力
「観念しろ 実在した”最強生物”さ……!!!」
悪魔の実 | リュウリュウの実 モデル“トリケラトプス”(動物系古代種) |
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能力 | 茶色の(腹部・フリルの棘・鼻先の角は黄緑、嘴は黒(本物と違い下顎には付いてない)、目の上の角は金色をしている(人型の角がそのまま残っていると思われる))トリケラトプスに変身できる |
名前の通り、トリケラトプスに変身する事ができる。獣形態はフランキー将軍に並ぶほどにまで体躯が大きくなる。その肥大化した頭部は、フランキー将軍の”将軍の左(ジェネラル・レフト)”を受けても無傷な程の頑丈さを誇る。
獣形態では圧倒的な質量による突進を主な攻撃手段としており、その勢いはフランキー将軍でも抑えるのがやっとである。
人獣形態になると突進攻撃が多い獣形態と打って変わって、後述の強力かつトリッキーな動きを可能にする。
動物系古代種の例に漏れず、耐久力と回復力がそろって高く、何度も致命傷を受けても怯まず”将軍砲”にも耐え切る程。
また能力とは別に、得物として腰に「絡繰螺旋刀(カラクリらせんとう)」を差している。
刀身部分が無数のカミソリのような刃で構成されており、側面に並ぶ刃を立たせてチェーンソーのように回転させて凄まじい穿孔力を発揮する。
技
- ヘリケラトプス
人獣型の状態で首元のフリルを高速旋回させる。
この回転によって何故か空中飛行が可能で、地上では突進の加速にも用いられる。
元よりパワーに優れる動物系・古代種に機動力が加わるだけでも相当な脅威になる上、起動後は後述の技に繋げられる。
また、フリルには鋭いスパイクも生えており、チェーンソーのように攻撃にも使用可能。
- 弾丸(タマ)ケラトプス
ヘリケラトプスの加速による突進技。
助走距離があれば更なる威力増強が見込めるが、フリルの回転方向を間違えると凄まじい勢いで逆走してしまう(本人から見て左回転した場合。また、本人は「助走があったほうが威力は増す」と開き直っていた)。
- マグナムケラトプス
ササキの最強の必殺技。フランキー将軍を作中で初めて破壊した技でもある。
空中から落下の勢いを乗せて自爆覚悟の「弾丸ケラトプス」を叩き込む。
経歴
第2部 最後の海・新世界編
ワノ国編
第三幕
赤鞘九人男の鬼ヶ島への討ち入り時に火災のキングにより他の5人と共に召集され、失踪したカイドウの“バカ息子”「ヤマト」を連れ戻す様、「指名制で『大看板』への挑戦権をやる」との条件付きで命令を受ける。
ヤマトの捜索任務中に狂死郎に遭遇し、気さくに話しかけるが、島の現状を聞き出された後に彼の騙し討ちに遭い海楼石の鎖と錠で神木に縛り付けられる。その際に、狂死郎から「ワノ国の歴史を知ってるか?」と光月家の家紋を見せられ、自分達が暗に敵同士の関係であるのを理解する。
赤鞘の侍達の奇襲の後、ビッグ・マムが放った“威国”の斬撃で神木が倒れ、部下達に解放されるが、親友の裏切りに「おれを裏切った罪は重い」と怒りを露わにしていた。
その後はキングの「『モモの助』を殺し、首を持って来る」命令に従い、装甲部隊を率いてモモの助を連れて逃走していたしのぶを襲撃するが、そこに駆け付けたヤマトの妨害を受けた挙句、フランキー将軍を追いかけていたナンバーズの八茶が、フランキー将軍を狙って振り下ろした金棒で床を破壊してしまったせいで床に大きな穴が開き、ヤマト達に逃げられてしまう。
ヤマト達に逃げられた後、残ったフランキー将軍を相手取るべく獣形態に変身。装甲部隊と共にフランキー将軍に襲い掛かるが、そこに狛ちよに乗ったお玉・ナミ・ウソップの3人と、お玉のきびだんごで家来になったギフターズ達に乱入され、ウソップが繰り出した”きびだん星”によって装甲部隊までもが離反してしまう。
その後は人獣形態になって応戦を開始し、武器と組み合わせた強力かつトリッキーな攻撃を行い、自身が率いる部下達も巻き添えにしながらフランキーを追い込み、最終的には自爆覚悟で繰り出した「マグナムケラトプス」でフランキー将軍を破壊してみせたが、フランキー将軍に中身が有る事を知らなかった(ドレスローザ編で新しく更新されたフランキーの手配書の写真がフランキー将軍になっていた事から、ササキ自身はフランキー将軍の姿≒フランキーの現在の姿と先入観で思い込んでいた)為、フランキー将軍をデコイにして脱出された事で隙を作ってしまった上、装甲で覆われていない腹部の傷を発見されてしまい、そこを「フランキーラディカルビーム」で狙撃されて倒された。
余談
名前のモデルはトランプゲームの「44A(ササキ)」からと思われる。
初期案での名前は「ファロ」で現在より若々しいデザインをしていた。
関連タグ
うるティ ページワン フーズ・フー ブラックマリア X・ドレーク