データ
競馬場・コース | 東京競馬場・芝2000m |
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条件 | 3歳牝馬 |
開催時期 | 4月下旬 |
斥量 | 馬齢 |
優先出走権
優駿牝馬(オークス)のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は優駿牝馬(オークス)の出走候補馬(3頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められているほか、JRAで行われる芝の3歳重賞競走優勝馬にも出走資格が与えられている。
JRA所属馬は、優先出走権の付与が2着までとなっている
概要
1966年に「4歳牝馬特別(4さいひんばとくべつ)」の名称で創設。4歳(現3歳)牝馬限定の重賞競走で、優駿牝馬のトライアルレースの一つである。しばしば阪神競馬場の4歳牝馬特別(現・フィリーズレビュー)と区別するため、『オークストライアル』・『東京4歳牝馬特別』・『4歳牝馬特別・東』と呼ばれた。
創設時より、産経新聞発行のスポーツ紙・サンケイスポーツより寄贈賞が提供されており、長らく正式名称は『サンケイスポーツ賞 4歳牝馬特別』と呼ばれていた。
2001年の馬齢改正を受けて同時期に行われていた牝馬限定競走・フローラステークスを統合する形でレース名を改称。現在の正式名称は『サンケイスポーツ賞 フローラステークス』である。
創設時は芝1800mで行われていたが、優駿牝馬トライアルレースとしての位置付けをより明確にするため、1987年から芝2000mに変更されて現在に至っている。
歴代勝ち馬では、過去関西・関東の輸送状況が発達していなかった事情もあったが、なんと桜花賞馬が参戦することもあった。桜花賞馬でこのレースを勝った馬としてはナスノカオリ、リーゼングロス、メジロラモーヌ、マックスビューティ、アラホウトクといるが、このレースを勝利して優駿牝馬を制したのはメジロラモーヌとマックスビューティの2頭だけであった。
その後、輸送状況が改善され、桜花賞から優駿牝馬直行のローテーションが行われるようになると、本レースは桜花賞に間に合わなかった上がり馬のトライアルレースのひとつとなっているが、前述のメジロラモーヌ・マックスビューティ以後同レースを制して優駿牝馬を制したのはサンテミリオン1頭のみである。また、優駿牝馬以後のGⅠレースを勝った馬もいるが、キョウエイタップはエリザベス女王杯(牝馬三冠戦時代)を、モズカッチャンも3歳時にエリザベス女王杯(古馬開放後)を制している程度で、その後のGⅠ馬が少ない。
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関連項目
優駿牝馬トライアルレース
スイートピーステークス - 東京競馬場で行われる芝1800mのリステッド競走(オープン特別)
忘れな草賞 - 阪神競馬場芝2000mのリステッド競走。このレースを制して優駿牝馬を優勝した馬もいる。
中央における産経新聞・その系列紙の提供重賞
阪神牝馬ステークス - サンケイスポーツ
オールカマー セントウルステークス - 産経新聞