「愛の天罰、落とさせて頂きます!」
概要
愛野美奈子がアルテミスにもらった変身ペンで変身したセーラー戦士。金星を守護星に持つ愛と美の戦士。
プリンセス・セレニティを守る内部太陽系戦士のリーダー格。イメージカラーはオレンジ、金。
登場自体は内部太陽系戦士で最後だが、セーラームーン覚醒の一年前から正義の使者・セーラーVに変装して活動した。原作版ではプリンセスの影武者として登場。
アンクルストラップのハイヒールと変身前と同じリボンの髪飾りを着用。
変身呪文は「ヴィーナスパワー・メイクアップ」→「ヴィーナススターパワー・メイクアップ」(スターパワースティック使用後)。
旧作アニメ版を除き、腰に「ラブのチェーンベルト」を巻いて攻撃に使用。スーパー形態からは「愛のムチ」にパワーアップした。
技
- クレッセント・ビーム
- 敵を光線で攻撃する必殺技。原作版ではセーラーV時代に「クレッセントコンパクト」の真実を映す鏡から発射。旧作アニメでは指先から発射する。
- クレッセント・シャワー
- クレッセントビームの強化版。原作版で登場。
- クレッセント・ビーム・シャワー
- 旧作アニメRで登場。クレッセントビームの強化版。
- クレッセント・ブーメラン
- クレッセントコンパクトを敵を切り裂く手裏剣カッターにして投げる。
- ローリング・ハート・バイブレーション
- 原作第一部に登場。震えるハートを発射する。
- ヴィーナス・ラブ・ミーチェーン(ラヴ表記の場合もあり)
- エナジーを纏わせたラブのチェーンベルトをムチにして攻撃する。旧作アニメ版では光のムチを生成して使用。
- ヴィーナス・ウインク・チェーンソード
- 原作第三部に登場。ラブのチェーンベルトを伝説の聖剣に変えて攻撃する。
- ヴィーナス・ラブアンド・ビューティ・ショック
- スーパー形態から使用。ヴィーナスラブミーチェーンの強化版。愛のムチを使用する。
原作漫画
決め台詞は「美の星!金星を守護にもつ愛の戦士! セーラーヴィーナス参上!」。
赤いピアスと「ラブのチェーンベルト」を着用する。
怪盗Aによって前世の記憶を甦らせた後、宿敵ダークキングダムの目を欺くために月のプリンセスの影武者として初登場。これは実写ドラマ、『Crystal』も同じ。
幻の銀水晶の刀身を持つ「伝説の聖剣」の使い手で、クイン・ベリルを倒してセーラームーンに命のパワーを捧げた。ただし第二部以降は使わない。
前世はシルバー・ミレニアムに連なる金星のお姫さま。アルテミスによると愛と美の女神アフロディーテの化身。セレニティとは『月も金星も同じように満ち欠けするでしょ』ということで何らかのリンクがあるらしい。
現在の金星は月と同様に死の星と化したが、王城『マゼラン・キャッスル』は健在で、ヴィーナスの分身である『セーラーパワーガーディアン(守護力精霊)』のガーディアン・ヴィーナスが管理している。
旧作アニメ
黄色いピアスを着用。影武者の設定はない。上記の決め台詞はあまり使われないが、Crystalではそこそこ使われる。作中作のアニメの主人公にもなったが、プリンセス登場回の前話で登場。
内部組の司令塔として仲間に指示を送る場面が何度もあり、『スターズ』ではセーラープルートに「こういう時に皆をまとめられるリーダーはあなたしかいない」とも言われた。
能力的にはバランス型だが、攻撃特化型のマーズやジュピターに比べて攻撃力では一歩劣り、単独では苦戦することが多く、経験を生かしたサポートがメイン。
セーラームーンと合流前はイギリスでインターポール捜査官のカタリナとタッグを組み、もう一人の協力者のアランに恋をしながらダーク・キングダムと戦っていた。妖魔の自爆に巻き込まれてなんとか帰還したが、アランとカタリナの交際を知ってそのまま帰国した。
Rまでは失恋を引きずっていたようだが、Sの天王はるかとの出会いで吹っ切ったらしく、バレー部時代に好きだった浅井努への恋を再燃させたり、夜天光にはしゃいだりしている。
余談
原作者・武内直子監修によるSFCゲーム「Another Story」では、セーラー戦士同士がリンクして合体技を発動するシステム。
リンクさせる戦士同士の攻撃力に大きな差があると失敗したり、技の相性が悪ければリンクしても威力に欠けるが、何とヴィーナスには外部組もできないセーラーサターンとのリンク技がある。
サターンとリンクできるのは、ヴィーナスを除けばムーンとちびムーンのみ。攻略本でうさぎに「あたしとちびムーンしかサターンとリンクできないと思ってたのに、ヴィーナスって侮れない」とコメントされた。
関連イラスト
関連動画
劇場版『セーラームーン』セーラー6戦士の変身ムービー「愛野美奈子/スーパーセーラーヴィーナス」篇 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」≪前編≫
※オリコン運営 公式YouTubeチャンネル『oricon』より転載