概要
真木が自身の左肩に乗せており、外出する時にも肌身離さず持っている。
他人とのコミュニケーションを取ることが極端に苦手な真木は、この人形に話し掛ける形でないと他者と会話することができない(ただ車を運転している時は外して専用の席に座らせている)。
場面によってポーズが違っていたり、顔の前にあった蝋燭が何故か消えたり、アンクに燃やされて慌てた真木に海に投げ込まれた際は悲鳴の様な声を出す等、只の人形とは思えない描写が何度もある。…九十九神か何かが憑いているのだろうか。
彼にとってはとても大切な物であり、汚れたり自分から離れたりすると錯乱してしまう。入手の経緯は真木清人の項を参照。
補足
キヨちゃんという名前は真木を演じた神尾佑がつけたもので(『オフィシャルキャラクターブック』のインタビューより)、製作スタッフの間でもそう呼ばれるようになり、東映のオーズ公式サイトなどを通してファンからも呼ばれるようになった。そのため、pixiv内でもこの愛称が広く使われており、仮面ライダー図鑑でもそれに倣って登録されている。
既製品から作られていることは登場早くから2chのスレやブログ等で指摘されていて、それを元に自分だけのキヨちゃんを作る人は出てきている。
第47話にて、アンクに火を点けられたキヨちゃんを錯乱した真木が海に投げ込むシーンがあるが、このシーンの撮影時に胴体部分が紛失。かろうじてスタッフが見つけて事無きを得た。
東映のオーズ公式サイトでは、キャストのオールアップの番外編としてキヨちゃんのオールアップが紹介されている。
最終決戦の直前、真木は人間としての自分を完全に捨ててグリードとして生きるべく、キヨちゃんを白石知世子の元へと託している。
この際、キヨちゃんは自分と似せた外見にした状態となっており、もしかすると真木は自分が敗れて死ぬ事も予期していて、誰か1人にでも自分の存在を覚えていて欲しいという感情があったのかもしれない。
余談
真木を演じた神尾佑氏は、次作「仮面ライダーフォーゼ」の第43、44話で城島ユウキの父親役で出演した他、同時期に放映された「非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛」の第1話にも特撮ショップ店員役で出演しているが、いずれの作品においても、神尾氏と共にキヨちゃんもカメオ出演を果たしている。
第47話で紛失した際のセリフは、仮面ライダー図鑑の怪人図鑑とアイテム・その他図鑑で検索して何も出なかった場合に表示される。
因みに前者は
「メガネモナイヨ? ア、ア、ボクオヨゲタヨ!? オヨゲタヨ!?」
後者は
「ダメダカラ! ナゲチャダメダカラ! ナイヨ? ナイヨ?」
関連タグ
仮面ライダージオウ - 第9・10話にて、檀黎斗王/アナザーオーズがいるオフィスの場面をよく見るとキヨちゃんが数カットいる。……なぜ彼が所持しているのだろうか?(彼が以前共演したライダーの前世の上司は神尾佑氏だったが)
外部リンク
ドクター真木のキヨちゃん人形:完成度から参照されるブログ
仮面ライダーオーズ/000 左腕のキヨちゃん:とうとう財団Bから発売されてしまった。まさに公式が病気。