ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

※以下、漫画『僕のヒーローアカデミア』第324話及び、アニメ第137話の重大なネタバレを含みます。

大丈夫

飯田くんたちが紡いだ」

爆豪くん紡いだ

「私たちはもうを離さない 離されない」

ヒーローが辛い時

誰がヒーローを守ってあげられるだろう

概要

漫画『僕のヒーローアカデミア』第324話(コミックス33巻)及び、アニメ第137話のサブタイトルにして同話でヒロイン・麗日お茶子の主張(たたかい)。

彼女の美麗な勇姿で、混沌した世界を救済へ更に〝あと一歩〟を導く一幕。

また、お茶子が出久のことを「デクくん」ではなく、「緑谷出久」と呼び捨てで呼ぶ貴重な回となっている。

未成年(うららかさん)の主張(ねがい)

周囲の人間を傷つけたくないと、たったひとりで戦う中で焦燥し疲弊していたデクは、A組クラスメイトたちの必死な言葉と気持ちを受けて、閉じていた想いをようやく開く。

しかし、デクたちが雄英高校に足を踏み入れると、大勢の避難民たちが「デクが雄英に戻ることで自分たちに危険が及ぶ」と厳しい反発の主張(きょうふ)をぶつける。すると、お茶子が拡声器を手に取り、避難民へと訴える。

「デ……緑谷出久は特別な力を持っています」

「違う!迷惑かけないようここ(雄英)を出て行ったんです!!」

「連れ戻したのは私たちです!」

「彼のは…!あの…特別で!オール・フォー・ワンに勝つ為の力です!」

「だから狙われる!だから行かなきゃいけない!!そうやって出て行った彼が今どんな姿か見えていますか!!」

「この現状を一番どうにかしたいと願って、いつ襲われるかも分からない道を進む人間の姿を…見てくれませんか!!?」

「特別な力があっても!!特別な人なんていません!!」

デクが雄英を離れた理由、独りで戦い続けていたこと、傷つき疲弊していること…。

そして、お茶子は叫ぶ

「ここをっ!!」

「彼の!!」

「「「ヒーローアカデミアでいさせて下さい!!!」」」

お茶子やA組メンバーたちの主張(ねがい)は群衆に届き、

辛い時へ苛まれるヒーローを守る〝一歩〟を導く主張(ひかり)となった。

関連動画

「ヒーローが辛い時… ヒーローを守るのは…!」

アニメ第137話次回予告

あの時の僕に言ってあげたい

お前は特別なんかじゃない

自分の信じる道を一歩一歩、歩いてるだけだ

その足跡を見てくれている人たちがいる

次回「未成年の主張」

道を残せ 緑谷出久!

更に向こうへ!プルスウルトラ!!

この回からプルスウルトラが復活した。

ヒロアカMVP第137話「未成年の主張」“MVヒーロー”:麗日お茶子

余談

「未成年の主張」というタイトルについては、1990年代から2000年代にかけて放送されていたバラエティ番組『学校へ行こう!』の人気コーナーのひとつ「未成年の主張」が元ネタになっている。

コーナーの内容は、番組のメインキャストであるV6のメンバーが様々な学校を訪れ、そこに通う学生が学校の屋上から思い思いの本音を叫ぶといったもの。

このタイトルは番組へのパロディであるのと同時に、作中の世界に生きるお茶子や雄英生徒達が抱く大人達の社会への主張という意味も込められていると言える。

作中ではお茶子が屋上に飛び乗って人々に訴えかける姿が、日ごろの鬱憤や秘めた恋心を吹き飛ばすように叫ぶ学生達の姿になぞらえられており、当時を知る視聴者は思わずニヤリとしたかもしれない。