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創造神デミウルゴスの世界の編集履歴

2023-05-06 16:39:16 バージョン

創造神デミウルゴスの世界

とんすきそうぞうしんでみうるごすのせかい

『とんでもスキルで異世界放浪メシ』に登場する世界観、国家、設定などを紹介する記事の事である。 左図の地図は人族大陸のものである。

とんスキの世界観(創造神デミウルゴスの世界)

【分析】とんスキ世界地図(仮)

ムコーダ曰く「中世ヨーロッパみたいな世界」。よくある剣と魔法の世界である。

ファンタジーに例外なく異種族や魔物が存在する魔法文明である。空気中には魔素という特殊な原子が存在する。

異世界(地球)の方がはるかに文明が進んでおり、物資も共通する言葉はあるが個々によって名称は違う。

創造神デミウルゴスが創った世界であるが、地球の神が創った地球のように召喚された異世界に正式名称があるわけでもない。創造神がこの異世界を作ってから少なくても4万3000年以上経過している。


種族

異世界だけあって、弱者に優しくない世界なので神から子供まで食い意地の張った乞食体質である。乞食体質でも恩を感じた者は恩を返す事もある。

この世界で最も人口を占める種族。能力は平均的。

国によっては信仰上の都合で異種族を迫害している。貴族の8割以上が害悪か無能で占められているが、残りのハゲに悩まされる有能な貴族達と有能組織の冒険者ギルドのお蔭で魔物や他種族に絶滅させられずにしぶとく生き残っている。


耳長で美しい容姿の種族。性格の特性は自由奔放。魔力も高めでアイテムボックス持ちが多く、全種族の中で最も長寿であり寿命は500年程。30歳で成人を迎え、300歳以降になると老いていく。酒は苦手だが、舌が肥えているので食い意地の張ったエルフが多く「美味いものが食いたければエルフに聞け」という諺が存在する。ゲーマーズ特典によると手料理のうまいエルフカップルは仲が長く続き、料理の下手なエルフカップルは破局する事も多い。

エルランドも料理の腕は下手なので妻が逃げたのはドラゴン狂いだけではなかったかもしれない。

ハイエルフだと1000~1500年と寿命も長い。ちなみにハイエルフはweb584話にて初登場した。ハイエルフほど格上な種族が徒党を組むとゴン爺やフェルでも苦戦するので手加減なしで全滅させる必要がある相手でもある。ハイエルフは人間を嫌っているがゴン爺とフェルが従魔契約を結んだ理由であるムコーダの飯を食べてからは村を案内する程度には美味しかった。


種族魔法は『草木魔法』だが、エルフ達の登場が多い割にダンジョンとは相性が悪い為、『いまだにまともに使われた事がない』。食い意地が張ったエルフが多いので収納魔法『アイテムボックス』がエルフ専用魔法と勘違いする事だろう。


低身長に筋肉質といった体格を持つ種族。性格の特性は頑固で、無類の酒好きでもある。血気盛んな性質と手先の器用さから冒険者や鍛冶職に就いている者が多い。エルフよりは劣るが長命種で寿命は2、300年程。全種族の中では魔力は低め。


獣の特徴を持つ人型の種族。身体能力が高い。俊敏性の高さについては実は魔力を利用している。

ドラマCD版によると獣型の魔物と種類が同じだと本能的な上下関係が存在する。


魔族領及び別大陸(魔族大陸)に住む種族。人間やエルフ、獣人に似て非なる容姿を持ち中にはオークやゴブリンに似たオーク族やゴブリン族なる種族もいる。寿命は2~300年程。全種族の中でも最も魔力に長けている。排他的な種族だが、侵略的な種族ではないので手を出さなければ何もしてこない。

種族魔法は『黒魔法』。魔人の登場事態が少ないので黒魔法の登場回数も過去編位である。

ムコーダがフェルに見つからないように魔族大陸に行く魔道具をアイテムボックスに隠したのでweb版500話で越えてもムコーダ一行の前に魔人は姿を現していない。


巨人族の島に住む種族。その名の通り長身の種族で魔族と国交を持つ。

人族大陸にもそれなりに存在したり、まれに人族の中から先祖返りする者がいる。


地球や異世界とも異なる世界である『神界』にすむ超人種族。創造神が少なくても4万3000年以上生きているが、永遠に生きていられる存在であるかは不明である。女神が美容に気をつかう場面がある為、神界にいる神は身体の年を取る模様。

いくつか制約があるのか、地球や創造神が作り上げた世界などへの直接干渉は基本的には出来ない。主に神が出来る事は神託を与えたり、信用できる者に加護を与えたり、眷属に命令する事位である。しかし、火の女神や戦神の台詞から推察すると神界から下界に降りる方法がある模様。

神には鑑定や心の声を聞く能力もあるので基本的に悪人に騙される事はない。



貨幣価値

人族大陸またはレイセヘル王国では1か月4人家族で金貨6枚(6万円)あれば最低限暮らしていける。

屋台の串焼きが1本鉄貨5枚(人族大陸web2話)。

宿(レイセヘル王国)は1泊食事付で銀貨4枚(web2話)。

石鹸1個で銀貨3枚(人族大陸web3話)。

地図が銀貨1枚(人族大陸の冒険者ギルド・商人ギルド販売)

初級ポーションが銀貨5枚、中級ポーションが金貨1枚、上級ポーションが金貨10枚。

特級ポーションは金貨50枚。


鉄貨1枚⇒10円 銅貨1枚⇒100円 銀貨1枚⇒千円

金貨1枚⇒1万円 大金貨1枚⇒10万円 白金貨1枚⇒100万円


人族大陸国家

※人族大陸の国家の説明。

マルベール王国

レイセヘル王国と国境に接している国。人種差別もない平等国家であるが北に魔族領、南にガイスラー帝国、東にレイセヘル王国、ルバノフ神聖王国があり隣国に恵まれない。

しかし、資源には恵まれミスリル鉱山を1つ所有している。

マルベール王国国宝は魔剣ベリサルダ。300年前当時のマルベール王国出身のSランク冒険者がどこかのダンジョンから持ち帰ったと言われているものを買い取った。その価値は国家予算に相当した。(web155話)


王宮は亡命した勇者達であるカイト一行(実力はスイやドラちゃん並に匹敵)を察知してるが、その時点では強者揃いの王国兵達と強さがあまり変わらず(冒険者Cランク以上の達人が騎士団に沢山いる)、政治問題にもなるなどメリットが少ないとして諸々の事情で放置している。魔族と組んでレイセヘル王国を滅ぼし、接収した領地を治める事になる。

本編ではカイト一行が拠点に冒険者として活動中。


クラーセン皇国

レイセヘル王国の東隣にある国。歴史ある国家であるが皇族による内輪もめにより治安が荒れている(web27話)。

エルランド情報によるとムコーダ召喚から130年前の当時クラーセン皇国にあったラッカムという中規模の街がジャイアントコックローチ(ようするにG)の大群に襲われて一夜にして滅んだ”ラッカムの悲劇”が長寿種の中では有名な話になっている(web254話)。


クワイン共和国

海側の小国が併合して誕生した平等主義国家だが、早くも分裂状態(web27話)。

カイト一行のカイト情報によるとマリベール王国、エルマン王国、レオンハルト王国に次いで神々の信仰の自由が認められている小国。


エルマン王国

大陸の東にある国。レオンハルト王国とは協力体制にある。強力な軍事力を持つ差別のない平等主義国家。上層部は一度ムコーダ一行を取り込もうとしたが、レオンハルト国王の警告書簡でそれを諦めてレオンハルト王国と同じ方針を取った。

本編ではweb版389話(書籍10巻)で入国し、エルマン王国2番目の規模であるダンジョン都市ブリクストのダンジョン攻略後、455話(書籍12巻)にて出国した。


ムコーダがブリスクトダンジョン攻略後にトリスタンとバルトロメオ達と献上品の相談をした甲斐もあり、トリスタンらによってエルマン王国王都に届けられた【サファイアで統一した指輪とネックレスとイヤリングの組み合わせ】が王妃の心を射止め、好印象を与えた。国王も【黄金に輝くズラトロクの角】を寝室に飾るほど気に入った。王妃が『ムコーダが国家存亡に関わる無理難題や理不尽な要求をしなければ』彼の要望する一般の冒険者と同じ自由に暮らしを叶える為に直接干渉しない事にした。

同時にルバノフ教は国外追放する方針に決まった。

レオンハルト王国に説得されたとはいえ、エルマン王国はレオンハルト王国以上にムコーダ一行との距離感を一番理解した国だった。


書籍4巻のifでは3人の勇者カイト一行とムコーダがこの国を拠点にしている。


レオンハルト王国

大陸の東にある国。北に位置するエルマン王国や国を超えた組織である冒険者ギルドとは協力体制にある。

レオンハルト王国の国宝は魔剣アロンダイト。この国の初代国王がこの国にあるダンジョン(ドランダンジョンではない所)から持ち帰ったものである。(web155話)

ちなみにムコーダの魔剣(当時)を合わせると国内で二本も所蔵しているが、エルランドの反応を見た後は報告も献上もされなかったが、海竜リヴァイアサンの成体を解体する為に必要になった為、エルランドとフェルによって魔剣4本所持がレオンハルト王国や冒険者ギルドに知れ渡る。

レオンハルト王国には貴重なミスリル鉱山を1つ所有していたが、ムコーダ一行によってパスクアル山が新たなミスリル鉱山である事が判明し、人族大陸でミスリル鉱山を2つ抱える唯一の国となった。


表の支配者である国王は書籍2巻時点の噂では「確実に実を採るタイプ」で『王族や貴族はムコーダ一行(正確にはフェル様の怒りで国を滅ぼさない為)を干渉しない代わりに緊急時にはお願いします』という条件で制約していた。

冒険者ギルドでもギルドマスターヴィレムが認める数少ない有能貴族エドワード・ラングリッジ伯爵の政治力のお蔭で強い影響力を与えており、ムコーダはダンジョン初踏破時に普段から平穏な生活を送れているお礼として国王にエルランド経由で『解毒のネックレス』を献上した。

ラングリッチ伯爵がムコーダと会ったと知った国王はムコーダに会いたがっていたが、従魔リスクによる亡国回避の為、断念した。


近年ではムコーダ一行の活躍によりレオンハルト王国内のダンジョンが3つ踏破され、異世界の食文化や物資が広がりつつある。


ムコーダ一行謁見で発覚したレオンハルト王国の実態

実際は謁見に参加した貴族の多くは王の言う事を聞かない身勝手で無能な莫迦貴族が多くムコーダ一行が王都にやってきた時にムコーダが従魔達の勝手な行動を目にした事で制御できていない事を理由に無礼な態度をとられた。ちなみに謁見に貴族の良心といえるラングリッチは謁見の場にいなかったのでムコーダ一行と莫迦貴族らの衝突を察知して主に【フェルと古竜の怒り】を回避する為に欠席したと思われる。

書籍2巻時点の情報で「個性豊かな有能な国王」と思いきや実際に会ってみると「ムコーダの貢物で只者でないと見抜いた女王の尻に敷かれる残念な凡王」であり、恐らく創造神の神託辺りの隠れフォローがなければムコーダ一行に対する対応を誤り返り討ちにされていた程度の存在と思われる。レオンハルト国王はムコーダ一行に興味を持ちすぎて彼等との距離感を間違えたのである。


それ以前に話の分かる有能貴族『ラングリッジ家』がいなかったらフェンリルが直接手を下すまでもなく、国を超えた組織である冒険者ギルドに国防だけでなく領土運営まで管理されるか、戦国体質な小国群に侵略され全く別の国として存在していた可能性が高い。

つまり有能貴族家の実質真の支配者であるラングリッチ家と有能な冒険者ギルドのお蔭で冒険者Cランクの達人が王国兵や騎士団に一人もいなくてもそこそこ強力な軍事力を持つ平等主義国家になる事ができた。レオンハルト王国は弱国だからこそ国を越えた組織である冒険者ギルドに支配される事を選び、治安や国防をほぼ丸投げしている状況である。


地方都市カレーリナ

カレーリナの街はレオンハルト王国でも5番目に大きな街でラングリッチ伯爵領でもある。

書籍2巻時点では冒険者の狩場となっている西の草原にはブラッディホーンブルの群れが発生して立ち入り禁止区域になっており、ムコーダ一行に討伐依頼され58頭の半分の29頭の肉は依頼通り冒険者ギルドに卸された。

書籍2巻中盤でワイバーン襲来があったが、ムコーダ一行によって13匹のワイバーンは倒された。緊急依頼のワイバーン討伐報酬が金貨840枚。13匹分の牙、毒袋、毒針で金貨481枚、5匹分の皮は金貨1000枚、魔石は金貨1650枚で合計3971枚となった。スイのワイバーンの血抜きのお蔭で状態が良かったので買い取り金額が上がったと言う。

ワイバーン襲来時にムコーダ一行がいなかった場合、良くても冒険者と騎士団が半壊、最悪全滅してカレーリナが滅んでいたという(ブラッディホーンブルが討伐されてなければワイバーンは偵察情報でそちらに行ったので街は滅ばなかっただろうが…)。

ランベルト商会にワイバーンの皮でマントと鞘付きベルトと靴を作ってもらう予約をし、冒険者ギルドによってから旅立った。半年後のマント一式完成までにカレーリナに戻る事になった。

後に書籍7巻時点でムコーダが家(ムコーダ邸)を買い、ムコーダ一行の拠点となる。スイの大冒険の舞台にもなった。

カレーリナには他の街と違って得に資源や名物はなかったが、パスクアル山がミスリル鉱山だった事で「ミスリル鉱石」という資源に恵まれる事になった。

ムコーダに触発されて成り上がろうとする冒険者が増え武器防具の素材の需要が急上昇している。

エルマン王国から帰省しある程度落ち着いた後はムコーダ邸から近い順番に土の女神、水の女神、風の女神、火の女神、戦神と各教会のお布施&寄付行脚を行った。


パスクアル山

書籍2巻にてメタルリザード討伐の為にムコーダ一行が向かった山。しかし、いたのはミスリル鉱石を食べて変異したミスリルリザードだった。ミスリルは魔法の威力を半減以下に抑える性質があるが、フェルの雷魔法一発で即死した。

ちなみに書籍2巻ではムコーダとスイが軽トラ一台分のミスリル鉱石を拾い集めてアイテムボックスに放りこんでいる。

ラングリッチ伯爵領に含まれる為、ヴィレムがラングリッチ伯爵に報告する事になった。

ムコーダがフェンリル連れと知り、ラングリッチ伯爵は書籍2巻時点ではムコーダとの接触を諦め引き下がった。

ミスリルリザード討伐と買取、ミスリル鉱山の発見を含め金貨5800枚の報酬となった。


天空の森ウラノス

“人が立ち入ってはいけない場所、人知の及ばぬ地がウラノスだ”

カレーリナからバレンスエラの街方面にゴン爺に連れ去られた先にあった秘境。

絶壁なので普通の冒険者では入れない場所であり、ウラノスにしかいない変異種モンスターが生息し、野生のベヒモスといったダンジョン都市ドランのラスボスがうろついている危険地帯。

ムコーダが召喚される100年位前に五十数名の高ランクの冒険者が挑んだが戻ってきたのはたったの一人で生き残って冒険者引退した者が【ウラノスの本】を書き残した。

野生のベヒモスと言えどもムコーダにかけられたフェル&ゴン爺の二重結界を破る事は出来ず無傷だったが、ムコーダの魔導コンロ(金貨800枚)を破壊された。従魔達に夕飯の肉団子代用に出されたのはネットスーパーの総菜(バフ効果有)でなく、甘いパン類(バフ効果無)だった。翌日報復に向かったが、ベヒモスが親子連れだったのでムコーダは大量のひき肉料理を創る事で従魔達に見逃してもらう事にした。親子連れの魔物を見逃した事は普通の冒険者が行ける場所でない人が住んでいない場所だった事で冒険者ギルドの厳重注意で済んだが、ブラックドラゴンで勝手に飛び回った事に関して『必ず事前に冒険者ギルドに連絡をくれ』と長い説教を喰らう事になり、ムコーダはゴン爺とフェルが謝るまでほぼ野菜飯の刑を与える事にした。


ダンジョン都市ドラン

ダンジョン都市なのでカレーリナよりも大きい街。王都以外でドラゴンの解体が可能な施設がある。地上で倒された地竜や赤竜はここで解体された。

漫画版では冒険者ギルドに支給されていた唯一の『ミスリルナイフ』が地竜の皮を貫けずに折れ解体が中断するアクシデントが発生した。漫画版ではエルランドがムコーダの『ミスリルナイフ+』を借り受けてドラゴンは無事解体された。

魔導コンロ販売店や武具を取り扱う鍛冶屋も存在する。

【魔導コンロ】はコンロが4つ、コンロ下のオーブンが付いたもので横に長く2m弱で幅は80㎝位の大きさが金貨860枚で販売されており、カセットコンロの火力では心もとないムコーダが購入した(漫画版では地竜の肉に火が通るか不安だったムコーダが購入した)。一度に大量の料理が作れる為、購入して大正解だった。


竜好き変態エルフが住んでいる為、ドラちゃんやゴン爺の精神安定の為にもクール期間が必要と考え目的地を変えてこの場所に来ることを避ける事もあり、王都行きを決める事でドランでの海竜リヴァイアサン解体を見送った。


国境の街ロイカイネン

クワイン共和国や小国群の国境に近い場所にある街である為、治安が悪いが、予め国から通達された為、フェルやゴン爺連れのムコーダには全く問題なく、北門を預かる第四兵団の兵士に連れられて冒険者ギルドに行く事で街がパニックになるのは免れた。レオンハルト王国内ではドランと王都以外で魔導コンロを取り扱っている。3件目の【アルファーロ魔道具店】で目的の大きさ以上の魔導コンロを発見し金貨1200枚で店の在庫と化していた高性能魔導コンロを購入した。


レオンハルト王国王都

ムコーダが国や貴族の柵に関わりたくない為、意図的に行くのを避け、かわりにダンジョン攻略の度に王族に貢物を送っていた(盗賊王の宝とブリクストダンジョンの報酬)。しかし、ルバノフ教潰しによるルバノフ神聖王国の抗議と小国群ダンジョン攻略による傭兵ギルドの問題といった外交問題発生の可能性とムコーダの従魔ズの海竜リヴァイアサン解体の為にドラゴンストーカー問題を起こしたばかりのエルランドに頼れない為、ムコーダは王都行きを決意したまではよかったが…。ムコーダは王都謁見で緊張した上、従魔達が勝手な行動始めた事によりパニックになりレイセヘル王国との交渉ではやらかさなかった大失敗をし、莫迦貴族達に舐められる羽目になった。

ムコーダは流されて頭を使うのを辞めて見栄を張らずにヴィレムに「王都謁見を無礼を働くので参加しません」とはっきり断るか、「非公式の場でこっそり王族とだけ会う」と発言すべきだった。

さらに冒険者ギルドが海竜リヴァイアサン解体の為にドラゴンに詳しいエルランドを監視付き召喚した為ドラン行きを避けた意味がなくなり、ムコーダ一行にとっては余計なトラブルに巻き込まれただけの無駄足になった。

ラングリッチ家は王都に滞在しているが、王都謁見には参加しておらずムコーダ一行と莫迦貴族達による【フェルと古竜の怒り】トラブルを予見して欠席したと思われる。

王都冒険者ギルドには特級ポーションが保管されているが、【スイ特性劣化エリクサー】が作れるのでスルー。王都一のレストランがあるが、ムコーダの料理に比べると劣るとエルフ達や冒険者達は語るだけあってスルーされたが、【王都の屋台料理人達】はムコーダより悪い材料でムコーダ一行を満足させる料理を提供できる一流の料理人が多く、ムコーダより料理の腕は上である。

海竜解体見学に薬師も多く集まっている事から薬神の教会も存在する可能性があるが、王都の教会の数が多すぎたので風の教会イベント(駄女神物語内で初めて真面目に仕事する)を中心に進められ風の女神によって風の教会関係者がムコーダ一行がエリクサーを持っていると思われる(実際持っているのは劣化エリクサー)以外のイベントはなかった。

海竜リヴァイアサンの血が薬になり金額的にも手を出しやすいという事でムコーダの魔剣を没収しようとした莫迦貴族らに続いて、押し寄せた薬師や商人がムコーダ一行に海竜素材を売らせようと圧力をかけそうだったが王都と冒険者ギルドが仕事したのかトラブルはなかった。また、一攫千金狙いの盗賊も発生しており、空の警備をしていたゴン爺やドラちゃんに捕獲された賊も多い。

なお王都での買い物はムコーダもネットスーパーよりも美味しくて高い果物や小麦を大量に購入できて満足した模様。


小国群

小さい国の集まりである為、纏めて小国群と呼ばれている。紛争が多く危険な地域であり、魔族領並に謎に満ちている。その為ムコーダのネットスーパーの品物の大半はこの国から手に入れたという事にしている。

小国群では冒険者ギルドの代わりに【傭兵ギルド】が仕切っており、ダンジョン関連にも関わっている。

ルバノフ神聖王国に侵入する為に小国群の森で待機し、ルバノフ神聖王国で『デミウルゴス劇場』を実行した。

【レオンハルト王国・ロイカイネン】に寄って冒険者ギルドの3つの魔物討伐依頼を片付け、新魔導コンロを手に入れつつ、森での特殊な薬草採取依頼(書籍14巻)次いでに小国郡の森での狩りと小国郡四番目に大きな街ラドバーンで屋台巡りも行った。

ロイカイネン滞在3日後にムコーダ一行は屋台巡り中に【箱舟(アーク)】と再会。成り行きで亡国フォンデル王国の手つかずのダンジョンに行き踏破した。

ムコーダ一行帰省後、カレーリナのヴィレム曰く黒竜に乗ったムコーダ一行を目撃した者が多く方々の街でパニックになっていたとの事。


人族大陸の人間至上主義国家・ルバノフ国教国家

※人族大陸の人間至上主義国家の説明。

レイセヘル王国

ルバノフ教を国教とする人間至上主義国家。エルフ、ドワーフ、獣人を奴隷とし、隷属の腕輪で拘束していた。領地拡大を目論み魔族領とマルベール王国に勝つべく禁忌の術である勇者召喚で向田剛志斉藤櫂斗、大野花音、吉田莉緒らを召喚し、鏡型の鑑定の魔道具により四人の能力を確認された。鏡型の鑑定魔道具の出来だけは魔道士達が自慢するだけあり高性能だった。

勇者育成はレイセヘル騎士団の中でも最も能力が高い騎士3人によって行われた。

勇者召喚に巻き込まれたムコーダは王と交渉して王城から金貨20枚の選別を貰ってさっさと脱出。残った勇者達が全て逃亡した後も再び勇者召喚を行ったが、その愚行に神に見放され勇者召喚は失敗し、結局は書籍9巻で神やムコーダ一行が直接手を下すまでもなく魔族領とマルベール王国双方の総攻撃と奴隷の内乱で崩壊し、王族や王派貴族は全て処刑されマルベール王国に併合され滅亡した。

レオンハルト王国と謁見した時のまるで駄目なムコーダ状態だと『従魔契約』の件がなくても王城の脱出すら不可能だっただろう。


フェーネン王国

レイセヘル王国の南東に位置する国。人間至上主義国家。奴隷の扱いは安賃金をもらえる上に最低限の生活の保障はされているので他の人間至上主義国家よりはマシである。

フェンリルを従魔にしたムコーダに取り入ろうとするが、フェルの脅迫により失敗している。

当時後ろ盾のなかったムコーダは冒険者ギルドの解体屋から噂で聞いたフェンリル説とAランクの魔物グレートウルフ説を聞き、勧誘トラブルを避ける為、レオンハルト王国に入国するまでの各地で偽情報を流した。

web9話で『鉄の意思(アイアンウィル)』と共に入国し、web17話で国境の街ファリエールを出た後、web23話でレーデン村、web25話で図書館のあるラウテルの街に立ち寄り、ムコーダが同業者によって地図のぼったくりにあった後は人里に寄らずにさっさと隣国を目指した。

ムコーダ一行がこの場所に来る事は恐らく二度とないだろう。


魔の森

フェーネン王国とレオンハルト王国の国境の間に魔の森があり、オルトロスやグリフォンなどの凶悪な魔物が集団で住みついており、フェルに乗った状態でも通過するのに6週間以上かかった(ちなみにフェルのみなら3週間で通過できる)。

ムコーダが初めてダンジョンに挑戦した場所でもあるが、生まれたてのダンジョンは冒険者ギルドに報告されていない。

地味にスイの生まれ故郷でもあり、グリフォンやスライムなどの魔物の特殊個体も生まれている。エリクサーの材料の1つであるヒーリングマッシュルームも魔の森で手に入る。

漫画版では【ヒーリングマッシュルーム温泉】も存在した。

スイの大冒険では特殊個体のグリフォンが悩み相談の為にムコーダ一行に会いに来ることがある。


ガイスラー帝国

ルバノフ教を国教とする人間至上主義の独裁軍事国家。奴隷の獣人やエルフ、ドワーフなどは家畜扱いされている(web27話)。創造神から公に「」として認定された国家(web481話)。

ガイスラー帝国国宝は魔剣ブルトガング。400年ほど前にガイスラー帝国のダンジョンから出たもので、この魔剣を手に入れるために3万人の兵士をダンジョンに送り込んだ(web155話)。

数少ないミスリル鉱山を1つ所有しているが、ミスリル鉱石を取りつくしたと噂されている(書籍2巻)。フェルとドラちゃんの話を纏めると西の山の麓にも温泉があるようだが、危険な国である為ムコーダに温泉探しを却下された(書籍8巻番外編)。


ルバノフ教が売り込む奴隷を戦闘訓練の的にする他、「死んでもなお口にするのもおぞましい運命」「帝国人は、帝国人以外は人間として見ておらんな」と創造神が神託で各教会関係者に伝えるほどの怖すぎる「何か」を行っている模様。


創造神デミウルゴスはルバノフ神聖王国のお仕置きと共にガイスラー帝国には悪事を辞めるよう警告するに留める事で、ムコーダ一行とガイスラー帝国を不用意に接触させない狙いがあったのかもしれない。


ルバノフ神聖王国

ルバノフ教を国教とする人間至上主義の宗教国家。エルフ、ドワーフ、獣人を邪教徒としている(web27話)。数多の悪業から創造神デミウルゴスによって「ルバノフという神が存在しない」と数多の悪業を公にされ、彼の命を受けたムコーダ一行に制裁させられる(web481話・書籍版14巻)。

ルバノフ神聖王国国宝は魔剣ジュワイユーズ。700年前に神に選ばれた勇者がダンジョンから持ち帰ったと言われている(web155話)。その為過去に勇者召喚を行った疑いがある。

聖騎士(パラディン)隊がいるが、フェルやゴン爺のいるムコーダ一行の相手にならなかった。

ムコーダと戦った聖騎士が所持した魔剣は祖先によって100、200年前に密かに売りに出されて偽物にすり替わっていた為、偽魔剣はムコーダに破壊された。

ルバノフ教総本山の大きい城のような教会もムコーダ一行によって破壊され瓦礫と化した。


web版では621話を越えてもその後の没落は全く描かれていかったが、書籍版14巻ゲーマーズ限定版小冊子「ある革命家の誕生」にてルバノフ教に親族を連れていかれた人々がルバノフ総本山に押し掛けるという騒動が起きており、ガイスラー帝国に奴隷として売られた可能性を知った弟は兄の無念を晴らす為、ルバノフ教をこの世から消す道を選ぶ。


ソレフ王国

ルバノフ神聖王国に属国扱いされている。内情はルバノフ神聖王国と大差ない(web27話)。


魔族領

人族大陸の魔族が住む国で隣接した国と国交はないらしく、謎が多い。

賢者の自叙伝によると元は魔族と巨人族が住む別大陸に住んでいた魔族達が水難事故に遭い、飛行魔法で辿り着いたこの人族大陸で根を下ろし、そのまま魔族領となった。

その末裔達が国を作り、ムコーダが召喚された時代の600年前時点ではアンドラス、キマリス、ラウムの三カ国が存在した。600年前は国自体の面積は狭く、人口も少なかったが、ムコーダが召喚された600年後は国の面積は明らかに増えたが、一般的な交流は途絶えている為、人口がどの位なのかは不明。

魔王が存在するようだが、マリベール王国と協力してレイセヘル王国を返り討ちにしてからは大人しい。


別大陸

人族大陸以外の大陸や島。移動手段は主に飛行機の代用となるゴン爺便である。

魔族大陸

魔族が住む1つ目の別大陸。ムコーダ達がいる大陸とは別で、魔族領に住む魔族達は元はこの土地に住んでいた。巨人族と交流を持つが魔族領の魔族達の存在は知らないと思われる。

賢者カズの日記で存在が明らかになるが、ムコーダが魔族大陸ダンジョンの寿命を伸ばすエリクサーを必要とする日が来るか、フェルに魔族大陸に転移する魔道具が見つからない限りは魔族大陸に行く事はないだろう。


巨人族の島

魔族が住む大陸側にある巨人族が住む島。魔族と交流を持つ。2つ目の別大陸。賢者カズの日記で存在が明らかになる。


緑竜が隠れ住む島

3つ目の別大陸。緑竜が隠れ住んでいる島でゴン爺がムコーダ一行をドラゴン肉獲得の為に連れてきた(web版584話)。ムコーダ一行がハイエルフ一行と衝突しかけるが、フェンリルと古竜が従魔契約を結んだきっかけになったムコーダの飯を食べた事により衝突を回避。

ハイエルフがこの島に来た当時は50人のハイエルフの一団だったが、ムコーダ一行が訪れた時には6人しかこの島に住んでいなかった。

フェルとゴン爺が【ドラゴンを解体できるハイエルフ】に目をつけハイエルフ一行の6人をスカウトした為、緑竜が住んでいた島にはハイエルフも緑竜もいなくなった。


過去に存在した国

※ムコーダが異世界召喚された後に滅んだ国は除く

  • アスタフィエフ王国

600年前に勇者召喚を行い、二人の勇者と賢者を召喚する。

後の賢者カズの自叙伝によるとレイセヘル王国と同じく私腹を肥やした愚王と記されている。使えない異世界人の脅威を取り除く為の暗殺を間接的に目論む悪知恵はあったが、勇者召喚情報は他国にも流れており、松本和希を直接処刑して他国の外聞を悪くするリスクは避けた為、森に放置してMPKする暗殺に失敗。現在はレイセヘル王国と同じく亡国となっている。


  • スレザーク王国

アスタフィエフ王国の隣国で賢者カズが冒険者登録をした国。現在は魔族領と違ってこの国の名が地図から消えたので何らかの理由で滅んだと思われる。


  • フォンデル王国

小国群の小競り合いによって亡国になり今は紛争地帯になった(web452話)。ブリクストの戦神の教会(信仰集団)に寄付に来たムコーダ一行はダンジョンの会話がきっかけで戦神の施設師範から亡国となったフェンデル王国のダンジョンの情報を得た。


とんスキ異世界用語

魔素

創造神デミウルゴスの創った世界に存在する魔力の元になるもの。その魔素を取り入れて魔力に変えて魔法を使う。

高ランク魔石持ちモンスターの亡骸や魔素が溜まりやすい地形だと稀にダンジョンが生まれると言われている。

ムコーダのネットスーパーによって召喚されるアイテムは異世界ゴミでさえ魔石を越える魔素が含まれているのでまさに魔素の塊とも言える。


ダンジョン・ダンジョンコア

この作品のダンジョンは生物である為、とんスキモンスターズに移動。


加護

天上の世界に住む神々が「世界をより良くする」と見込んだ者(魔物も含む)に授ける能力。

『状態異常無効化』、『魔力削減強化』に授けた神の属性スキルが特化する効力を持つ。

稀な形ではあるが神の加護(小)だと通常の加護より劣るが、三つだと同効果。

魔法適性が無いとその属性の魔法は使えず加護が二つ以上あっても意味がない。

ちなみに加護を連発し過ぎると創造神に怒られる。

与える加護は本来10年に一回ではなく、50年から100年に一回が鉄則らしい。

不老不死を得られる加護も存在するが、実際は人なら1500年に寿命が伸びて、致命傷を負えばその怪我が元で死ぬ事もあるので必ずしも不死身というわけでもない(正確には不老長寿)。


聖刻印

聖印を超えた強化版「聖刻印」は男神鍛冶神と戦神らの協力により創られ、ムコーダが個人的に所有している。

神以外でムコーダ一行が所有していると知っているのはエルランドのみである。


ムコーダ一行と敵対した組織

※国を超えた組織である冒険者ギルドやラングリッチ家が有能でいい仕事をするのでムコーダ一行が手を下す前に第三者によって滅ぼされる事も多い。


盗賊団”黒犬”(ブラックドック)

書籍版1巻終盤で闘った盗賊団の事。書籍版2巻で盗賊団と頭の名が判明した。漫画版では盗賊と表現されておりすぐ倒される敵にすぎない為、組織名は出てないが、黒忍者風の姿をしていた。ランベルト商会の馬車を襲って冒険者達と戦闘中だった。

冒険者パーティの【不死鳥(フェニックス)】と互角に戦えるほどの実力で総合して冒険者Dランククラスの強さを持つ盗賊団だったが、ムコーダ一行の敵ではなかった。

フェルとスイによって倒された黒犬の頭の斧男はザハールという悪党で金貨30枚の賞金が付いていた。彼の組織ごと壊滅した事で合計金貨45枚の討伐報酬がカレーリナ騎士団から感謝されつつムコーダ一行に支払われた。異世界では盗賊は魔物と変わらないのである。


従魔ズに直接始末された敵の人族はこの盗賊組織が初であり、ムコーダの性格上人族の殺生をなるべく避けている為、従魔ズが主の心情に気をつかって(従魔ズの飯の出来に直接影響する為)従魔ズがムコーダの目の前で敵の人族を直接始末するシーンはなくなっている。その一方で従魔ズがムコーダに敵対する者をムコーダに知られずに敵の人族を始末する事に一切躊躇はない。(※ブリクスト実力派パーティはフェルの策略でムコーダに一切知られずに自滅に追い込む事に成功し、ルバノフ教への制裁は総本山の城を破壊するだけに留めた(逃げ遅れて亡くなった人がいたかどうかは不明)。)


クルベツ男爵&スタース商会

書籍7巻にてランベルトの口から出たムコーダの石鹸やシャンプーの出所と利権を奪おうとランベルト商会の周りを探っていた商会。後ろ盾の下級貴族クルベツ男爵の狡猾さにより証拠を掴めず商人ギルドは手を出せなかった。

ランベルトと相談したムコーダは従業員として雇った奴隷達を守る為に冒険者ギルドマスターのヴィレム経由からラングリッチ伯爵と繋ぎを持つ決断をした。

書籍8巻にてムコーダ一行とラングリッチ伯爵との交渉は多少のトラブルはあったが、無事に成立し、ラングリッチ家とレオンハルト王宮貴族によってクルベツ男爵とスタース商会はお家取り潰しに犯罪奴隷として鉱山送りにされた。


ルバノフ教

人族大陸で根付いている人間至上主義の宗教。他の種族を邪教徒とし、各地で国教として根付いている。

実は人間であるルバノフという男が金集めの為に作り出した宗教で、神々によるとルバノフ神という神は存在しない。神聖な力を謳い文句に各教会ではアンデッド対策として武器に聖印を付与できるが、それは数百年前にマルベール王国ダンジョンで入手した魔道具効果によるもので本体はルバノフ教総本山に保管されており、各教会にあるレプリカは中途半端な効力しか持たず武器も傷む。自由平等国家では「付与」以外に相手にされていない。


ムコーダは戦神、鍛冶神、トリスタンによって教団の悪行を知り彼らに関わらない用にしていたが、web453話(書籍12巻)でルバノフ教徒達がエルマン王国ブリクストにてムコーダ一行のいる借家に押しかけ寄付(金銭)を強要してきたが、ガン付け(威圧)攻撃で用心棒もろとも撃退された。

レオンハルト王国のムコーダ邸でもルバノフ教徒が押しかけて襲い掛かったが、従魔達の放つ威圧と殺気で戦意喪失した(一部失禁して気絶した者もいる)。そして冒険者ギルドとラングリッジ伯爵領第三騎士団に連行された。

フェルや古竜の実力を見極められる冒険者Cランク以上の実力者は今の所この組織で登場せず、魔剣を任された聖騎士ですらフェルや古竜の実力を見抜けずムコーダと互角の実力なので強くてもDランク程度の実力者までしかいない。

信者の大半は厄介な狂信者やテロリストというよりは愚かで欲深い詐欺師と小悪党の集団なので世界の敵国を動かす為の丁度いい舞台装置でもあった。

小悪党でも十数人の集団で襲い掛かると元Bランク冒険者の命の1つ位は奪える程度の脅威はあったのでムコーダ一行はロイカイネンに行くついでにルバノフ神聖王国へ行き信仰破壊工作『デミウルゴス劇場』を実行した。

ちなみに書籍版14巻には『邪教の終焉』と出ているのでルバノフ教の出番はもうないだろう。


勇者(異世界召喚者)

異世界(地球)から召喚された人間の呼称。

作品内で召喚された勇者はムコーダが召喚される600年前に2人の勇者と賢者、過去に神の加護を2つ得た勇者、ガーリケという異世界食材をニンニク呼びして根付かせた勇者、古竜に戦いを挑んだ無謀で傲慢な勇者、暴食の魔物カリブディスを討伐した光の勇者、そしてムコーダと3人の勇者で作中では11人異世界召喚者が確認されている。

大抵、職業欄は『勇者』になるが稀に『賢者』や『巻き込まれた異世界人』という例も存在する。さらに称号にも『勇者』があり職業とは別に能力補正がつく。

勇者は高ランクの豊富な攻撃・魔法スキルに加え、高いステータスを持ち、別職業の召喚者は勇者より弱いかわりに特殊な固有スキルが備わっている(それでも異世界一般人よりは強い)。

歴史では勇者と思われる冒険者や英雄の逸話が後世に伝わっているが、神か、または他の何者かが隠蔽したのか何故か勇者の名前は語られていない

勇者召喚のメリット

召喚された者には勇者であるなしに関係なく時間停止と容量無限大の『アイテムボックス』と『鑑定』スキルが与えられる。

地球言語を異世界言語に翻訳したり、異世界語の読み書きが出来る特典もついている。

勇者召喚のデメリット

召喚された者は今の所例外なく、地球の家族・知人・会社などの勤め先の事を思い出しても何故かその人たちの事を心配する事がないよう思考誘導の術式がかかっており、ムコーダ、カイト一行、カズにも同様の現象が起きており、賢者カズでさえその違和感に一切気づく事なく生涯を終えた。

しかし、異世界召喚者を利用したい者や悪用したい者にとってはメリットそのものである。

召喚された者にとってもアイテムボックスと鑑定と異世界翻訳を得る代償としては安い方である。


異世界生物の能力値

※冒険者Cランククラスの実力でフェルや古竜の気配を察知できる達人である。

※書籍版鑑定は連載長期化に伴い鑑定でわざわざ全能力を表記する演出を避けるようになった。

※赤岸K漫画版でも連載が進むにつれて必要最低限の能力を部分的に表記する演出に変更。

名前体力/魔力/攻/防/俊敏性主な能力・他記述
ムコーダL1100/100/78/80/75ネットスーパー
一般異世界人70/70/70/70/70※大人の平均値
勇者カイトL1800/769/772/759/746聖剣術、火水土風光雷氷魔法
Cランク冒険者リタL18135/64/119/107/138短剣術、聞き耳、忍び足
フェルL9069843/9481/9036/9765/9684火水土氷雷神聖結界魔法,他略
フェルL906(バフ5割増)14961/14031/13554/14159/14235※国産黒毛和牛(モモ肉)ステーキバフ5割増
ベビースライムL12/1/1/2/2※魔物の中では雑魚中の雑魚
スライム(特個)L7157/151/149/152/153酸弾(※特殊個体)
ビッグスライム(特個)L2684/679/668/674/682増殖(※特殊個体)
ビッグスライム(スイ)L6855/848/834/842/852フェル曰くカレーリナ冒険者が束になっても敵わない上、Sランク魔物ワイバーン討伐可能。
ピクシードラゴンL126895/2879/2652/865/3269火水風土氷雷回復魔法,砲撃
ムコーダL13229/223/206/205/200※ミスリルショートソード装備でミミックやドラン22階層トロール撃破可。完全防御有で25階層ミノタウロス撃破可。赤岸K漫画版では戦闘回数が少ない為書籍本編よりLVが低いと思われる
ムコーダL20280/273/254/252/232※ドランダンジョン踏破直後、魔剣カラドボルグ使用不可。
ヒュージスライム(特個)L11582/1556/1548/1553/1581超巨大化(※特殊個体)
エルランドL251924/1098/913/882/904※元Sランク冒険者。魔剣カラドボルグ使用可。
異世界の学生松本和希L196/88/88/88/88※体力以外改竄値
古竜(小型)L133410096/14987/9987/10364/5459ムコーダ一行同行時の姿
古竜(通常)L133414423/21281/14267/14806/3895※古竜通常の巨大姿

勇者召喚

創造神曰く『勇者召喚は次元を超える禁忌の術』で、行えば地球と異世界双方の世界が滅ぶ危険性がある為に元の世界(地球)に戻ることはほぼ不可能とされている。

ちなみに召喚した国の二つは後に滅亡している。

次元の穴が広がると「天上の世界である神界」に住む創造神含む神々では「地球」と「異世界」双方の崩壊を阻止できない為、創造神デミウルゴスは勇者召喚された地球人に対しては地球に帰せないかわりに多少の融通処置を取っている。

勇者召喚で呼ばれた勇者は地球に帰ろうと考える者もいるが、家族や知人や職場のなどの事を考える事が意図的に少なくなり帰還抑制力となる効力がある模様。ムコーダ、カイト一行、賢者カズはその思考誘導の違和感に全く気づいていない。

なお、神界は勇者召喚による地球と異世界の崩壊には巻き込まれない。


スキル

素質さえあれば体得できる技術能力の総称。

勇者や聖女など職業によって得られる専用スキルもある。


固有スキル

一般の魔法や技術スキルとは違い、既に備わっている個人特有の限定スキル。勇者とは違う意味で極めて特殊かつ異質な能力。作中ではムコーダの『ネットスーパー』と賢者の『魔法の深遠』が該当し、召喚者の中で勇者以外の職業欄を持つ人間が得ている模様。


アイテムボックス・マジックバッグ

スキルの一つで召喚された世界では千人に一人の割合で持っている(web版3話)。

一番小さい容量でも商人の使用する背負い子の3倍入る(ベッド1台運べる)ので一人旅に十分すぎるほどの容量があり商人にとってはあこがれのスキルといえる。しかし、ある程度の大きさのアイテムボックスを持っていないと貴族や大商会に雇われることはないとの事。

自由に物資や武器を異空間に収納ができ、容量は個人の魔力に依存する。通常は時間経過アリだが、異世界人の場合は時間経過無しで容量は無限大。種族の中でも特に魔力の高いエルフが多く体得している。

ムコーダはアイテムボックスの大きさを誤魔化しているが、だんだん通用しなくなってきている。少なくても冒険者ギルドには既に嘘を見抜かれ黙認されている。ムコーダの他にアイテムボックス持ちの人物はそれなりに登場するが、その報告した人物全てがムコーダ同様正直にアイテムボックスの大きさを語っているとは限らないのである。


入れたアイテムは順番にリスト化されるが、数量は確認できないので独自でメモなどを取ってアイテムボックスの中身の数量を把握する必要がある。

アイテムボックスを取得してる子供は使い道があるので孤児院に流れてくる事はない。


アイテムボックスの能力をもったマジックバッグも存在しており、大きさが異なったり、時間経過が通常のもの、10分の1の時間経過ですむもの、時間停止効果のあるものなどが存在する。

書籍版(web版)のドラン17階宝箱のマジックバッグ(小)だと麻袋(大)(1m位の大きさ)が5個入る大きさ。

書籍版(web版)のドラン29階宝箱のマジックバッグ(中)だと麻袋(大)が20個入る大きさ。


鑑定・鑑定魔道具・改竄・隠蔽

スキルの一つ。文字通り個人のステータスやアイテムを確認できる。

今の所、勇者召喚された異世界人と伝説級の魔獣であるフェンリルやエンシェントドラゴン位しか持たず、鑑定情報内容はスキル所有者の生涯とレベルに依存し、鑑定者の性格を反映した説明になる。

最もフェルの威圧気配察知、スイの分裂、古竜の身体変化による縮小、冒険者の危険察知など『鑑定スキルが認識しない隠しスキル』もあるので「古竜が小さくなれる」という情報はムコーダが古竜を従魔にするまで表に出る事はなかった事例もある。


通常は古の遺跡から発掘された魔道具を使う為、国家やギルド支部や神殿といった大きい組織でないと所有できず他者の『鑑定の魔導具』で鑑定スキルを知られ勇者の正体を暴かれる危険は少ない。レイセヘル王国の鑑定魔道具は鏡の形をしていた。鑑定スキルと大差ない正確な情報を知る事ができたのでかなり高度な魔道具だったと思われる。


エイヴリングの冒険者ギルドで初めて『簡易鑑定』のマジックアイテムがあるとの情報がエルランドから語られている(web271話)。

レオンハルト王国の王都ギルドに高性能な鑑定魔道具があれば王都ギルドの頂点達がムコーダの実力を見ている時に使用しているはずなので持っていない可能性があった(レイセヘル王国の鑑定魔道具がレオンハルト王国冒険者ギルド本部まで回されなかった可能性有)が、ムコーダ一行が持ちこんだ恐竜モンスターに使われた。さらにムコーダ一行に気づかれないようにこっそり使用済の可能性もある(ムコーダの『恐竜を絶滅させた』という発言を冒険者ギルドが流した事から)。

鑑定は勇者というよりは商人向けのスキルと言われており、商人にとっては夢のスキル。


ちなみに神の鑑定レベルになると《加護の適正》や《種族の各運勢》や《各分野の適正》も見る事ができる。

ちなみに鑑定妨害する賢者の【改竄スキル】や創造神の【隠蔽スキル】(書籍版で登場)も存在する。前者は改竄されたステータスを表示する。隠蔽は説明の一部を隠蔽する。

鑑定レベルによっては改竄や隠蔽も見破れるのかもしれない。

ムコーダの『巻き込まれた異世界人』も実は神々に改竄隠蔽されている可能性がある考察もある。


結界魔法

スキルの一つ。自分の認識した者に結界を張り防御する。持続時間は個人の魔力によるので分類的には魔法の一種。

大昔に使える者はいたが、ムコーダ召喚された時代の異世界の人族大陸で使用できるのはフェンリルとエンシェントドラゴンのみ。現在の魔族領の魔族で使用者がいるかは不明だが、魔族大陸ではいまだに使える者は多く健在していると思われる。

魔物でもエイヴリングダンジョンボスのエンペラーリッチ(265話登場)が結界を使用した位である(フェルの爪斬撃に2回耐える結界)。

フェルの魔力だと5日間持ち、並のドラゴンブレスまでなら防ぐことができる。フェルとゴン爺の二重結界も可能でダンジョンボスとなった野生のベヒモスの攻撃すらびくともしない。


職業

鑑定で見れるステータスのひとつ。主に『冒険者』や『勇者』や『料理人』や『冒険者ギルドギルドマスター』や『賢者』などがつくとその職業に応じた補正効果が出る。恐らくだが、『副冒険者ギルドマスター』という職業もあると思われる。ムコーダの『冒険者?』の効果は都合の悪い事は後回しにするムコーダの悪癖の為に未だに不明。

賢者が隠蔽スキルで『異世界の学生』という即席偽装職業を再現した事もあった。


称号

鑑定で見れるステータスのひとつ(web版468話で初登場)。職業と同じく補正効果が出る。全てのステータスに補正がかかる『勇者』と料理調理速度が上がる『孤独の料理人』などがある。


テイマー

魔物を従える冒険者の職呼称。従魔契約が珍しいスキルである為、テイマーの数は少ないが、ダンジョン都市ドランでモブ冒険者が魔物を従える場面が見られ、エルマン王国ブリクストダンジョンでムコーダ一行に関わる魔物使いが登場した。

通常の従魔契約

冒険者が魔物を屈服させ、従魔契約を結ぶことで使役できる。主だけでなく従魔の経験値も獲得でき、テイマーはレベルが上がりやすいといわれている。

ムコーダの従魔契約

一般的には一定のレベルと特殊な才能が必要とされるが、実はフェル曰く『魔物が主と認めれば従魔契約は完了する』らしい。

ムコーダの場合は魔物に食事を与える事で戦わずして従魔契約を可能としている。

主と従魔は念波で会話する事ができるが、使用できるのは後者のテイマーであるムコーダのみである。なお、主に内緒で従魔同士の念話も可能である。

普通の従魔契約と違う為、従魔の獲得した経験値を主が得る事ができない。

※ムコーダのステータスには従魔契約の表示が出るが、従魔達にはムコーダとの契約ステータスは一切表記されない。実は「ムコーダが従魔の契約に従う」という意味の従魔契約かもしれない。

最も借金奴隷や犯罪奴隷や洗脳奴隷などの奴隷契約と違って「契約された側」の行動が制限されるデメリットもないが、どのみち気に入られた従魔達から逃げる事はほぼ不可能であるのでムコーダは護衛と財産などの対価を得る代わりに美味しい食材を求めて異世界放浪料理人を余儀なくされるのである。


ポーション系

初級ポーションが銀貨5枚、中級ポーションが金貨1枚、上級ポーションが金貨10枚。

特級ポーションは金貨50枚で切断された手足も時間が経っていなければ繋げられる。

冒険者が通常所持するのは中級までで、高ランク冒険者になると上級を所持する者もいる。

【毒消しポーション】も存在するが、ムコーダ一行には必要ない物なので未だに価格は不明。しかしAランク冒険者団体であれば中級ポーション並にそろえる事が可能な金額で売られているようだ。【スイ特性ポーション】は通常のポーションよりも効力が上で【スイ特性上級ポーション】は猛毒も消すので毒消しポーションいらずである。

なお【スイ特性中級ポーション】は麻痺毒を消す効果がある。

冒険者ギルドでは上級ポーションを保管しているが、特級ポーションは各国王都の冒険者ギルドにいかないと保管していない(web100話)。ムコーダ一行が材料を揃えれば劣化エリクサーがいつでも作れる以上、このアイテムの入手は必要ない。


エリクサー系

エリクサーには【エリクサー】より効果の劣る【劣化エリクサー】も存在しており、傷や切断された手足も再生できるが、エリクサーと違って種族の寿命を伸ばす事はできない。

【スイ特性エリクサー】は通常の劣化エリクサーと効果は変わらない。

なおエリクサーの値段はダンジョンで発見される希少性から少なくてもムコーダの従業員用の奴隷14人の金貨3470枚(3470万円)よりも高額な値段が付く。その額は人が一生を遊んで暮らせるほどの金額である。

エリクサーの材料

エリクサーを創ろうとした賢者カズ一行やエリクサーを創ろうとした某国の動向も長寿種の噂や書籍の記録などで残されている。

エリクサー作成に【ヒーリングマッシュルーム】と【ドラゴンの血と肝】が必要とされている。ムコーダ一行はヒーリングマッシュルームを取り込んだ回復薬を作れるようになったスイが【地竜の血1瓶】と【肝8分の1】でスイ特性劣化エリクサー作成に成功した。


エリクサーや特級ポーションはweb500話を越えた時点でもムコーダの手に渡っていないアイテムである。最もムコーダ一行はスイ上級ポーションと劣化エリクサーが作れる為、今更半端なポーションを手に入れる必要が無い。


魔石

上級魔物を倒すと手に入る物。魔道具を稼働させる電池のように使われる。魔物が魔石を食べるとステータスがアップするが、ムコーダの食事になれた従魔達にとっては不味い物なので無理に食べずにムコーダに食費として換金してもらう事を選んでいる。

スイは『魔素』の塊である異世界ゴミを吸収する事でレベルアップできるので魔石より効率がよく味もいい異世界ゴミがあるのでなおさら魔石を吸収する必要がない。

魔石の大きさは「極小」「小」「中」「大」「特大」「超特大」がドロップされる。


パール

創造神デミウルゴスの世界では金属よりもパールの方が貴重品であり、【箱舟(アーク)】のシーグヴァルドによるとパールは奪い合いの「戦の原因」となる。パールが採れるジャイアントパールオイスターという貝の魔物が大昔の乱獲で生息数が激減した為である。しかも、ある程度の年数を生きた貝からでないとパールは採取できない。

ムコーダが転移した時代では年に数個見つかるのみの非常に貴重な物となった。

ムコーダがカリブディスの宝箱から入手したパールは冒険者ギルドでは買い取れず、【箱舟(アーク)】に見なかった事にしてもらった。


賢者の石

錬金術師たちが追い求める至高かつ伝説の石。この石を媒介にして鉄に魔力を流すと、その魔力量により《鉄》が《ミスリル》(流通している金属)⇒《オリハルコン》(希少金属)⇒《ヒヒイロカネ》(希少金属)の順に変化する。

web517話(書籍版15巻収録予定)にてムコーダ一行がスケルトンキングを倒したドロップ品(ルバノフ教潰しによる創造神デミウルゴスからの報酬)として入手したが、【箱舟(アーク)】のシーグヴァルドにオリハルコンとヒヒイロカネが流通した時に起こり得る人族大陸戦争の可能性回避の為に賢者の石を存在しない事にすると共に【箱舟(アーク)】には秘密にしてもらう事にした。

なお魔剣に使われている金属【アダマンタイト】を創れるかどうかは不明。


異世界の金属

装備品に使用される物として鉄、魔鉄、ミスリル、オリハルコン、ヒヒイロカネ、アダマンタイトが確認されている。硬貨製造には鉄、銅、銀、金、白銀が使われている。

鉄からミスリルまでは市場で流通している。ミスリル鉱山は国家が管理している。

ムコーダはミスリル鉱山を発見した時にアイテムボックスにミスリル鉱石を軽トラ一台分の量を回収している。

ムコーダが召喚された時代ではオリハルコンやヒヒイロカネやアダマンタイトを作り出す技術は失われている。アダマンタイトは一番強力な金属だが、とても重くSランク冒険者並の実力者でないと扱えない。

なお、創造神デミウルゴスがジェラシックパークを参考にして創造したドラゴン族に含まれる恐竜達はとんスキ異世界最強金属アダマンタイトさえ砕く魔物であるが、天空の森ウラヌスのように隔離した場所に生息している為、人族大陸は地獄絵図にならずにすんでいる。


魔剣

高難度ダンジョンの最下層ボスを倒すと入手できる剣。

人類がフェンリルや古竜と戦闘するなら魔剣の1本はないとお話にならないらしい。

実際にリヴァイアサン解体に魔剣がないと話にならなかった。

魔力が付与された武器でもあり、各国の力の象徴とし、厳重に保管されている。


この世に存在していた魔剣はマルベール王国所有のベリサルダ、ルバノフ神聖王国が過去に所有していたジュワイユーズ(100ー200年前に金に換えられ現在は行方不明)、ガイスラー帝国所有のブルトガング、レオンハルト王国所有のアロンダイトの四本であったがムコーダが五本目である魔剣カラドボルグを入手(ブリクスト踏破次点で更に3本(エッケザックス、グラム、フルンティング)追加)。

web147話で手に入れた魔剣カラドボルグをweb155話で試しにエルランドに見せた時に国家予算相当の魔剣は買取れず、ムコーダ自身は剣が重くて扱えず他勢力に干渉され異世界人とばれるのも嫌な為、公表せずに処遇が決まるまでアイテムボックスの中に塩漬けしていたが、web版での海竜リヴァイアサン(成体)の解体でエルランドとフェルによって公表に至った。


ムコーダ所持の魔剣・魔槍

魔剣所持を知っているのはエルランドのみだったが、海竜リヴァイアサン解体に必要な為、エルランドとフェルによって魔剣4本所持をレオンハルト王国と冒険者ギルドにばらされた。

今のところ海竜リヴァイアサン成体解体には魔剣カラドボルグしか使われておらず、フェルによって他の魔剣所持を知られたのは莫迦貴族による余計なトラブルの元にしかなっていない。

それでも【人族大陸戦争の火種】となる『賢者の石』所有をばらされるよりは遥かにマシだったと言える。


魔槍はweb525話(書籍15巻収録予定)の小国群の亡国フォンデルダンジョンにて初入手。


魔剣カラドボルグ

雷魔法が付与された魔剣。アダマンタイト製。アダマンタイト製の金属はとても重いのでムコーダには使いこなせないが、Sランク冒険者のエルランドには使いこなせる。ムコーダがこの魔剣を使いこなすにはエルランド並のステータスに達しないと不可能と思われる。海竜リヴァイアサン解体にエルランドに貸し出した後はムコーダはゴン爺やドラちゃんに気をつかって魔剣を囮にエルランドに会わずにカレーリナに帰宅した。ゴン爺とドラちゃんにストーカー行為するついでにエルランドによって返却された。

赤岸K漫画版ではエルランドの【ミミックの宝石箱】に興味津々な反応を見て魔剣を見せるのは不味いと判断して相談せずにアイテムボックスに封印している。


魔剣フルンティング

切るより突き刺すに特化した感じの魔剣。重くはない。


魔剣グラム

刃の部分が長い魔剣。魔剣の中では軽い。web477話で木を切り倒す作業に使われた事がきっかけでムコーダ専用の魔剣となった。ロイカイネンのエレメイ川の魔物に止めを刺したり、ルバノフ教魔剣使いの聖騎士相手に使用している。


魔剣エッケザックス

宝石がいっぱい付いてる派手な魔剣。魔剣の特徴や能力による記載はないが、ムコーダが持てるので重くはない。


魔槍バイデント

魔力を込めることで一撃必殺となる。ヒヒイロカネ製。この魔槍所収を知るのは【箱舟(アーク)】のみ。


関連タグ

小説家になろう 異世界召喚 剣と魔法の世界 とんスキモンスターズ

(web版)とんでもスキルで異世界放浪メシ

とんでもスキルで異世界放浪メシ|株式会社オーバーラップ(ボイスドラマ)

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